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小石川植物園は都内の隠れたお花見スポット!温室やシダ植物園等の見どころもご紹介

植物園

小石川植物園の概要

小石川植物園は東京大学の附属施設の一つで、正式名称は「東京大学大学院理学系研究科附属植物園本園」です。小石川は旧東京市の区名だそうです。

小石川植物園はの敷地面積はかなり広く48,880坪もの面積を持っている施設です。桜や藤の木が沢山植えられているのでお花見にも最適で、飲食はOKですがアルコールが禁止されているため大騒ぎする花見客も居ません。休日でもそれほど混んでいませんし、ファミリー向けにおすすめな隠れたお花見スポットです。

また、シダ植物を集めたシダ園や公開温室、様々な樹木も植えられているので植物が好きな人にはおすすめのスポットです。

おすすめポイント 桜、メタセコイヤの林、シダ園
桜・花見 お花見ができる広場がありファミリー向けにおすすめ、アルコール類は禁止
散策に必要な所要時間 1時間~2時間程度
混雑具合 休日でもそれほど混雑していない
車椅子・ベビーカー 坂や舗装されていない道が多いので厳しい
飲食 飲食可。自販機と軽食や弁当、お菓子類の売店あり
ペット NG
好ましい服装 園内は広いので必ず歩きやすい靴で
住所 東京都文京区白山3丁目7番1号
アクセス 都営地下鉄三田線、白山より徒歩10分、東京メトロ丸ノ内線、茗荷谷駅より徒歩15分
開園日 午前9時~午後4時30分(最終入園時間は午後4時まで)
休園日 年末年始12月29日~1月3日
公式サイト 小石川植物園のホームページ
園内マップ 案内図はこちら

小石川植物園の桜

小石川植物園の満開の桜

小石川植物園は入り口と坂を登った辺りにある広場に桜や藤が植えられていて、訪れた時はちょうどソメイヨシノが満開で見頃を迎えていました。

この時期は花見客が多いようですが、小石川植物園は有料でアルコールは禁止のため騒ぐような人もおらず、ファミリー向けに安心して花見ができる隠れスポットです。

近くに売店、水道、トイレもあるのも嬉しいですね。園内は広いのでゆっくりと花見ができそうです。

小石川植物園で見られる植物

小石川植物園のトウダイグサと謎の白い花

シダ園

小石川植物園のシダ園

小石川植物園に来た目的はこのシダ園を見るためです。このスペースはあまり広くないのですが130種類ほどのシダ植物が集められているという事で、シダ植物を一度に見られる施設としては非常に珍しいと思います。

時期が早かった為かまだゼンマイ状態のシダ植物が多かったのですが一部を写真付きでご紹介します。

小石川植物園のゼンマイ

こちらはゼンマイです。

小石川植物園のタニヘゴ

こちらはタニヘゴです。

小石川植物園のイワデンダ

こちらはイワデンダ。ライトグリーン色の葉が綺麗です。

小石川植物園のコンテリクラマゴケ、通称レインボーファンの新芽

こちらはコンテリクラマゴケ別名レインボーファンです。芽吹いている最中のは初めて見ました。

小石川植物園のヒトツバ

こちらはヒトツバという名前のシダ植物です。

小石川植物園のユキノシタ

シダ園は遮光ネットがかけられ半日陰という環境のためユキノシタも元気に育っていました。

小石川植物園のホウライシダ

こちらはシダ園ではないですが、小石川植物園の水辺に自生していたホウライシダが非常に綺麗でした。

これらはほんの一部ですが、同定が難しいシダ植物が一挙に見られるスポットなので、シダ植物が好きな方にはおすすめです。

公開温室

小石川植物園の公開温室の外観

もう一つの目的にこの公開温室を見に小石川植物園を訪れたのですがあいにく工事中でした。

新しい温室を作っているようでしたので完成した辺りに再訪したいと思っています。

水性植物

園内には湿地エリアがあり少しですが水生植物も植えられています。

小石川植物園のミズバショウ

こちらはミズバショウです。ちょうど花が咲いていました。

小石川植物園のザゼンソウ

こちらはザゼンソウです。ミズバショウが白い仏炎苞の花を咲かせるのと対象的にこちらは赤黒い花を咲かせます。

開花時期が違うので今回は見られませんでしたがザゼンソウは1月下旬から3月中旬と寒い時期に花を咲かせるそうです。

樹木

小石川植物園は樹木が多いです。イチョウやカリン、椿等をはじめヤシや杉等も複数植えられています。

こちらはその中でも変わった樹形をしている日本ではあまり見かけない樹木をご紹介します。

小石川植物園のスズカケノキ

スズカケノキは丸みのある変わった樹形をしている

なめらかで表面がスベスベしているこの木はスズカケノキと言うそうです。根本は塊根植物のような形をしているのが印象的でした。

小石川植物園のメタセコイアの林

メタセコイアの根本

こちらはヒノキ科のメタセコイアの林です。

まっすぐ伸びるスマートな木で生きている化石とも呼ばれているそうです。小石川植物園の樹木はどれも大きいのですがメタセコイアはその中でも目立つほど大きいです。

園内の様子

園内には日本庭園もあります。こちらは都内にあるとは思えないような風景なので自然を求める方にはピッタリですね。

歴史的発見のあったイチョウの木の記念碑です。他に園内のソテツでも同様の発見があったそうですが、学術的な事には詳しくないので興味がある方は下記リンクを参照してください。

日本植物学会 – イチョウの精子の発見

小石川植物園は柵とかが無いので色々な場所に近寄れますが、植物や水生生物の採取は禁止されているのでご注意を。

園内はほとんどが舗装されておらず、樹木が生えるエリアはアップダウンが多いです。園内は広いので歩きやすい靴と水分補給用の飲料は必須です。

小石川植物園の水溜りに群れるクロメダカ

園内には所々水場がありますが池には鯉や亀、湿地にはウシガエル、水溜りにはクロメダカが生息していました。

まとめ

小石川植物園はとても広く一部のみの紹介となりましたが、ファミリー向けにもおすすめで園内を歩くとちょっとした運動にもなる植物園でした。

今回は見られなかった温室や、万有引力の法則で有名なニュートンのリンゴの木等の歴史的なスポットもあり植物や自然が好きな方なら一度は訪れたい場所だと思います。

以上、小石川植物園のレポートでした!

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