観葉植物を購入する時に自宅用であれば特に気にはなりませんが、贈り物としてあげる際にちょっと意識しておきたいのが花言葉。
中には意味深な花言葉を持つ植物もあるので、「そんなつもりはなかったのに…」と、後悔する前にチェックしておきましょう。
このページでは意味深な花言葉の植物をご紹介していきます。
アンスリウムの花言葉は「煩悩、恋にもだえる心」
アンスリウムの花言葉は妄念・欲望を意味する「煩悩、恋にもだえる心」です。
アンスリウムは仏炎苞が特徴的な観葉植物で、地植えにすると根腐れを起こしやすい傾向があるので鉢植えに適しています。見た目の華やかさもあり贈り物としても選ばれる植物です。
仏炎苞を長く楽しめるだけでなく葉の形がハートの様な見た目なので恋愛運に関するイメージが強いのでしょうか。花ではないものの、仏炎苞には様々な色があり、赤色のイメージが強いですが他にもピンク、白、緑のカラーがあるのでチェックしてみてください。
仏炎苞の色によって花言葉があります。
印象深い 赤は「情熱」、白は「熱心」、ピンクは「飾らない美しさ」、緑は「無垢な心」とそれぞれ違う意味合いを持っています。
ディフェンバキアの花言葉は「危険な恋」
ディフェンバキアの花言葉は「危険な恋」です。
初夏になると目立ちにくいですが白い花を咲かせることがあります。風水では人間関係や金運アップに良いと言われていますが、花言葉の意味合いで考えると、贈り物としてはあまり適していないかもしれません。
大きな斑入りの葉が印象的で耐陰性もある程度あることから室内向けの観葉植物として選ばれる事が多いディフェンバキア。大きめの葉の植物はインテリアにも映えますし、エキゾチックな印象もあります。
直射日光が当たらない明るい場所に置いてあげましょう。水はけのよい土に植え、葉を乾燥させないように葉水をしておくと管理しやすい植物です。
クロトンの花言葉は「妖艶、艶っぽい」
クロトンの花言葉は「妖艶、艶っぽい」があります。
変容木(ヘンヨウボク)と呼ばれるだけに、葉に赤や黄色、白、紫の色が入っていてカラフルです。葉の形も細長いものから幅広いものと多種多様にあります。
マレー半島や太平洋諸島にかかての熱帯地域原産の植物なので、トロピカルな雰囲気がとても印象的。様々な葉色の種類を揃えて楽しむのもいいですね。
夏になると白や黄色の花を咲かせるのですが、あまり華やかな見た目の花ではありません。どちらかというと小さいので目立ちにくい印象です。低温には弱いので鉢植えで楽しむ傾向がみられますが、沖縄の温かい地域では庭木として育てられている光景もよく見られます。
シンゴニウムの花言葉は「心変わり」
シンゴニウムの花言葉は「心変わり、平和の祈り、喜び」です。
シンゴニウムは白い仏炎苞に赤みがかった小さな花を咲かせます。肉穂花序(にくすいかじょ)と呼ばれるサトイモ科特有の花の咲き方です。
空気浄化効果が高く、風水上ではトイレや気の流れが滞りやすい場所に置く植物として紹介されていることがありますが、意外に意味深な花言葉を持っています。「心変わり」という花言葉に関してですが、元々観葉植物として植えられている段階では小さい葉です。
ところが成長していくにつれて葉に切れ込みが入って大きくなっていく特徴があり、葉の変化具合から「心変わり」とついたのではないかと考えられています。
赤いシクラメンの花言葉は「嫉妬」
赤いシクラメンの花言葉は「嫉妬」です。
寒くなってクリスマスの時期になると園芸店で見かける赤いシクラメン。窓辺に置いておくだけでインテリア的にも映えますし、葉も模様が入ったハート形で見た目にも楽しませてくれます。
夏に休眠させておくと10月〜3月の気温が下がった時に花を咲かせます。花が少ない冬の時期に華やかさを与えてくれる観葉植物といえるでしょう。
他の色の花のシクラメンについては色ごとにそれぞれ違う花言葉がついています。白は「遠慮」「気後れ」「清純」、ピンクは「憧れ」「内気」といった花言葉です。
フィロデンドロン・セロームの花言葉は「用心深い人」「愛の木」
セロームは「用心深い人、愛の木」の花言葉があります。
クワズイモを思わせる根上がりが特徴的。サトイモ科の特徴の一つでもある仏炎苞の中に花を咲かせる形状です。そして葉は成長するとモンステラの様に深く切れ込みが入ってきます。この見た目がインテリアとマッチしやすくエキゾチックな印象もあるのでお部屋のワンポイントとしても最適です。
「愛の木」には二つの説があり、フィロが「愛する」という意味、そして デンドロンは木という意味を持っているからという説。もう一つは、他の木に寄り添う様に生えている見た目から愛の木と呼ばれているという説もあります。
モウセンゴケの花言葉は「詐欺、不誠実」
「不誠実、詐欺、物思い、セレナーデ」と多くの花言葉を持っているモウセンゴケ。
聞いた感じではネガティブよりな言葉が多くみられますが、虫を香りで誘って捕まえるといった特徴からも由来されているのではないでしょうか。
葉の表面に線毛を生やし、粘液を分泌させている見た目はキラキラ光っていてとてもキレイです。赤、ピンク、白、オレンジ、黄色とさまざまな色の花を咲かせるモウセンゴケですが、見た目には小さくて可憐な印象です。
実はモウセンゴケは花を咲かせると株自体が弱り枯れてしまうリスクがあります。観葉植物として育てている場合、花が咲く前に切り落とす人もいるので見かける機会は少ないかもしれません。
ムシトリスミレの花言葉は「欺きの香り」
ムシトリスミレは可憐な花を咲かせる食虫植物。見た目では捕虫器も見当たらないので食虫植物に見えません。食虫植物は虫を香りで誘って捕虫する特徴からプラスイメージの花言葉が少ない方です。
ムシトリスミレの花言葉は「欺きの香り」と言われ、習性や特徴そのままな感じなのですが、他にも「幸福を告げる」といった素敵な意味も持っています。
紫、白、赤、ピンク、オレンジ、黄色と種類によって様々な色の花を咲かせるのがムシトリスミレの魅力の一つ。種類が多い分、原産地によって温度の管理方法も変わってきますので、若干難しい植物ではあります。見た目の可憐さ、そして食虫植物というギャップもあり愛好家も多い植物です。
ハエトリソウの花言葉は「嘘、魔性の愛」
トゲトゲした2枚の葉で虫を挟みながら捕まえるハエトリソウの花言葉は「嘘、魔性の愛」です。食虫植物らしい花言葉ともいえますね。
ハエトリソウは食虫植物の中でも比較的育てやすく、あまり大きく成長しない種類が多いので小さめの鉢に植えられるので初心者にもおすすめです。
ある程度湿度があり日当たりの良い場所を好みます。5月から6月あたりになると蕾がたくさんできて次から次へと白い可憐な花を咲かせます。花が咲いた後は種が出来ますので、新たに種を植えて増やすといった楽しみかたもできる食虫植物です。
ウツボカズラの花言葉は「甘い罠、からみつく視線、油断」
ウツボカズラは「甘い罠、からみつく視線、油断」となんとも食虫植物らしい花言葉を持っています。
ピッチャーと呼ばれる捕虫袋がとても印象的な食虫植物で、日当たりの良さと湿度を好む植物。
温度環境、湿度環境に若干コツが要りますが、肥料は必要ありませんし病害虫の心配も少ないです。管理状況によってはたくさん捕虫袋をつけた姿に育つのでハンギングで育てるのもいいですね
つる植物の様に成長していきますが、飼育環境の条件が良いと花が咲くことがあります。ウツボカズラの花は小さく、色もあまり派手さはないのでこれが花?と思ってしまう位です。花は数日間楽しめます。