サラセニアの育て方

食虫植物

花のような筒状の捕虫器を付けるサラセニアは和名でヘイシソウ(瓶子草)とも呼ばれる食虫植物の一種です。

このページではサラセニアの育て方や増やし方等を解説しています。

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サラセニアの特徴

セラセニアは、北アメリカ原産の植物で、セラセニア科セラセニア属(ヘイシソウ属)の多年草の食虫植物です。

和名はヘイシソウといい、瓶子とはお酒を入れる酒瓶のようなものですが、セラセニアの捕虫器は筒状で、瓶子の形に見えることからその名が付けられたといいます。

捕虫器の表面には密線があり、虫をおびき寄せることができます。捕虫器の中は水分と消化液が入っており、おびき寄せられた虫は滑って捕虫器の中に落ちるようにできていて、一度落ちると這い上がることはできません。

セラセニアの種類は多く、色も緑のものや緑に赤茶色が入ったもの、ヘビ柄のものなどもあります。

春から初夏にかけて花をつけ、冬には地上部分は枯れてしまいます。ただし、多年草なので、翌年春になるとまた新たな芽を出します。

育てるのが難しい食虫植物も多い中、セラセニアは比較的寒さに強く、日本でも育てやすい種類になります。ただし、中には高地原産の暑さに弱い種類がありますので、育てるときには注意しましょう。

観葉植物として育てる場合には、虫を人の手で与えてはいけません。消化しきれない虫が捕虫器の中で腐ってしまい、病気などの原因にもなります。

基本データ

難易度 やや簡単
価格 1,000円~3,000円
成長速度 早い
花・種 緑、赤、ピンク
日照量 日光を好む
温度 高温に強い
湿度 多湿を好む
花言葉 憩い、風変わり、変り者、恋の憩い

サラセニアが好む環境

食虫植物のサラセニア

日当たりと置き場所

日当たりのいい場所を好む植物です。中には日にあてなければきれいに発色しない種類もあります。

ただし、夏の日差しが強い時には直射日光で葉焼けする場合があるので、真夏には寒冷紗や遮光ネットなどをかけるようにして、日光をさえぎるようにしましょう。

冬には地上部分は枯れてしまうため、その状態で越冬をします。余程寒さが厳しくない限り、春には新芽を出します。

屋内で育てる場合

屋内で育てる場合には、なるべく日当たりのいい場所に置きましょう。日の光にしっかり当たらないと元気が出ないし、色も悪くなります。

春と秋は直射日光に当てて問題ありませんが、真夏の日差しだけはかなりきつくなるようならレースカーテンなどで遮るようにしてください。

一年をとして日当たり良く、風通しのいい場所を選ぶようにしましょう。温度管理は特に必要はなく、冬でも多少霜が降りるくらいの寒さまでであれば、問題なく春に新芽を出すことができます。

屋外で育てる場合

屋外で育てることもできます。

その場合は日当たりのいい場所に置くようにしましょう。春と秋は直射日光も問題ありませんので、できるだけ日にあてましょう。

夏は遮光ネットや寒冷紗を使い遮るか、明るい日陰に移動するようにしてください。とはいえ、耐暑性があるのでよほど日差しがきつくならない限りは大丈夫です。

冬には地上部分は枯れてしまい、休眠状態で越冬するため、雪でも降らない限りとくに室内へ移動する必要はありません。ただし、気温が低くなり心配であれば室内へ取り込むといいでしょう。

温度・湿度

高温に強く、耐寒性もあります。

多湿を好み、土も過湿気味に育てるといいでしょう。

用土

用土は土か水苔のどちらかで育てるようにしましょう。水苔で育てる場合は、水の管理がしやすくなります。

水苔の場合は、しっかり水につけた後軽く絞ってから使うようにしてください。

土を用意する場合は、水はけと水持ちの良い土を用意しましょう。赤玉土にピートモスや腐葉土を混ぜておくといいでしょう。

サラセニアを上手に育てるコツ

上から覗いたサラセニアの捕虫器

水やり

いつでも湿った状態に過湿気味に育てる方が良い植物です。土や水苔が乾ききる前に水やりをしましょう。鉢底の水受け皿にたまった水は捨てないようにしてください。

特に夏場は気温が高く乾燥気味になるので、多い時は朝と夕方に水をあげてください。ただし、日中の気温が高い時に水をあげてしまうと、水苔や土の中で水が煮えてしまうので、日中は水はあげないようにしてください。

冬には休眠気になり、地上部分の葉は枯れてしまいますが、根は生きているので水はしっかりあげるといいでしょう。ただし、地上部分がないため、春~秋にかけての水やりよりは頻度を少なくして、乾燥しきらないようにだけ、注意しましょう。

葉水

空気中の水分がある方が好みですから、葉水は株全体にかけるようにsましょう。

特に夏場は乾燥しがちなので、忘れずにかけるといいでしょう。

肥料の与え方

セラセニアには肥料を与える必要はありません。下手に肥料を与えてしまうと肥料焼けをしてしまうので気を付けましょう。

また、肥料の代わりに虫をあげる必要もありません。こちらも下手に虫をあげると、中で未消化のまま腐ってしまうことがあるので気を付けましょう。

サラセニアの選び方

セラセニアは、捕虫器の底や葉の先端が黒く変色していないかを確認しましょう。

その他、過湿気味に管理する植物ですが、水を与えすぎると根腐れを起してしまいます。

買う時には根腐れを起していないか、株の根元が変色していないかを見てから買うようにしてください。

サラセニアの増やし方

密集して捕虫器を付けるサラセニア

増やし方は種を蒔くか株分けが一般的です。

株分けをする場合には休眠気にしましょう。植え替えの時に大きくなりすぎた株を分けるといいでしょう。

種を蒔く場合には、12月~4月にするといいでしょう。

低温の方が発芽しやすい性質があるので、寒い時期に種まきをします。種は収穫したら水にぬらして、布にくるんで冷蔵庫で保管しておくといいでしょう。

日当たり良く、風の通しのいいところにおいて、こまめに水をあげましょう。

サラセニアの植え替え

セラセニアは、休眠している冬の間に植え替えをするといいでしょう。具体的には12月~2月がおすすめです。

成長が比較的早い植物ですので、1年~2年に1度植え替えをするといいでしょう。植え替えをしないままで放っておくと根詰まりを起すので気を付けてください。

今までよりも一回り大きな鉢と、新しい水苔か土を用意し、植え替えます。

植え替えをするときに根をよく見て、古くなって傷んできた根や、黒ずんで変色してきた根は切り取るようにしましょう。

病気・害虫

病気はウィルス病に注意してください。

葉がねじれたり、形が変形しているようならウィルス病の可能性があります。ウィルス病であれば治すことはできませんし、他の植物にも感染する危険があるので速やかに処分しましょう。

害虫では、アブラムシ、ハダニなどがつく可能性があります。

風通しが悪く、乾燥してくるとアブラムシやハダニがつくことがあるので気を付けましょう。風通しの良い場所で、葉水をこまめにあげると予防することができます。

サラセニアの毒性や危険性について

特に毒性があるわけではありませんが、捕虫器の中には消化液が入っていますので、子どもが指を入れたりしないように気を付けましょう。

また、ペットがいる場合には、ペットや子供が誤って捕虫器を口にしないように気を付けましょう。

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