オジギソウの育て方

園芸植物

触ると動く摩訶不思議な植物、オジギソウの育て方をまとめたページです。

刺激を与えると葉が閉じるという非常にユニークな植物で、その面白い特徴から子供に非常に人気があります。

下記ではオジギソウを育てる時のポイントや注意点を解説しています。

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オジギソウの特徴

オジギソウは南アメリカを原産とするマメ科オジギソウ属に分類される草花です。本来は多年草ですが、寒さに弱いため日本では一年草として扱われます。

草丈は30~50cmほどになり、種がサヤ状につくマメ科の植物です。

葉に触れると順々に閉じて、お辞儀したように下を向くユニークな植物です。葉に触れる以外にも、振動や熱などの刺激が加わっても垂れ下がります。

しかし、葉を閉じるのにエネルギーを消費するので、触りすぎるとオジギソウの成長の妨げになると言われています。面白いからといって頻繁に触るのは避けましょう。

ふわふわした鞠のようなピンク色の花もかわいらしく、魅力です。寒さに弱いため冬になると枯れますが、暖かい沖縄では自生しています。

触れるとお辞儀をするという不思議な性質から世界中の人々に親しまれ、広く栽培されています。センシチブ・プラント(敏感な植物)と呼ばれることもあります。

基本データ

難易度 易しい
流通名 オジギソウ、ネムリグサ
成長速度 やや速い
花・種 7月から9月にかけてピンク色の花が咲きます
日照量 日当たりのよい場所が適しています
温度 寒さに弱いため冬になると枯れます
湿度 乾燥に弱くやや多湿になる環境を好みます
花言葉 繊細な感情、感受性、敏感

オジギソウが好む環境

オジギソウの花
オジギソウの花

日当たりと植えるのに適した場所

オジギソウの栽培には日当たりと水はけのよい場所が適しています。日照不足になると徒長するためなるべく日によく当ててください。

もとはブラジルを原産とするため暑さに強く、高温になる日本の夏にもよく耐えます。ただし、強い日差しが当たると葉焼けを起こす可能性があるため夏の直射日光は避けるのが無難です。

本来は多年草の植物ですが、日本の冬の寒さには耐えないため一年草として扱います。そのため基本的には冬越しできませんが、暖地では冬前に刈り込んでおくと翌年に再び開花することがあります。

乾燥に弱く、やや湿り気のある環境を好むので、水切れには注意しましょう。水はけと水もちのバランスに優れた用土を使用します。

地植えのオジギソウには腐葉土を混ぜ込み、水はけをよくしてください。苗を植え付ける場合は20~25cmほどの株間をとります。

温度・湿度

オジギソウはもともと多年草ですが、寒さに弱いため日本の冬は越せません。一年草として扱いますが、沖縄などの暖地では自生しています。

高温多湿には強く、夏越しの対策は特に不要です。ただし、強い日差しが当たると葉焼けを起こす可能性があるため夏場も直射日光には当てない方がよいでしょう。

乾燥を苦手とするので、水切れには注意が必要です。用土には水はけと水もちのバランスに優れた土を使用するのがおすすめです。

用土

オジギソウは乾燥を嫌いますが、土が常に湿った状態でも根腐れを起こしてしまいます。植え付ける用土には保水性と通気性のバランスのとれた土を使用してください。

自作する場合は、赤玉土(小粒)7:腐葉土3などの割合でブレンドした土がおすすめです。市販の草花用培養土を使う場合は、1割ほどパーライトを加えると水はけがよくなります。

地植えにする場合はあまり土質を選びませんが、水はけが悪い場合は腐葉土をすき込むと改良します。

オジギソウを上手に育てるコツ

オジギソウの葉に触れてみると…
オジギソウの葉に触れてみると…

水やり

オジギソウは乾燥にあまり強くない植物です。鉢植えの場合、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。鉢底から水が流れ出るくらいの量が目安ですが、受け皿に溜まった水は根腐れの原因となるのですぐに捨てます。

土中の蒸れを防ぐため、水やりは涼しい午前中または夕方以降におこなうのがおすすめです。花に水がかかると傷んでしまうので、株元に注ぐようにします。

地植えのオジギソウには特に水やりの必要はありません。晴天が続くなど極度に乾燥している時のみ水を与えてください。

肥料の与え方

オジギソウは基本的に肥料がなくてもよく育ちます。

苗の植え付け時に元肥として緩効性化成肥料を土に混ぜておけば、追肥は特に不要です。

生育初期の苗の段階で、規定の濃度に薄めた液体肥料を水やりの代わりに1~2回施すだけで十分です。肥料を多く与えると花付きが悪くなり、葉ばかり茂るので注意します。

極端に痩せた土壌で育てる場合は、緩効性化成肥料を与えてもかまいません。

冬越し

オジギソウはもともと温暖な地域に生息するため耐暑性には優れていますが、寒さには弱い植物です。

もとは多年草の植物ですが、日本の冬の寒さには耐えないため一年草として扱います。冬越しはできず枯れてしまうため、防寒対策は特に不要です。

ただし、沖縄などの暖地では戸外での冬越しが可能です。冬を越すためには、寒くなる前にばっさりと剪定するのがポイントです。

暖かい室内へ取り込んで冬越しさせる方法もありますが、一般的ではありません。

オジギソウの選び方

葉を閉じた状態のオジギソウ
葉を閉じた状態のオジギソウ

オジギソウの苗を購入する際は、葉の緑色が濃いものを選びます。葉の間隔が空いているものは徒長している可能性があるため避けます。

害虫がついていると後になって株が弱ってしまうので、葉の裏まで確認してから買うようにしてください。

種も販売されているのでこちらを使うのもおすすめです。

オジギソウの増やし方

オジギソウは種まきによって数を増やすことができます。

種の採取は、花が咲き終わった後に実る枝豆のようなサヤが乾いた時におこないます。茶色くなったサヤから種を取り出して封筒などに入れ、乾燥剤と一緒に冷暗所で保管します。

5~6月中旬頃が種まきの適期です。オジギソウの種は表皮が硬いので、土にまく前に1晩~2晩ほど水につけて吸水させます。

オジギソウは直根性の植物なので、根にダメージを受けやすい移植を嫌います。種は鉢や庭などに直まきするのがおすすめです。

種をまいた後は水を切らさないようにして日陰で管理します。1週間ほどで発芽するので、本葉が3~4枚出てきたら適度に間引きます。オジギソウの発芽適温は25~30℃です。

発芽後は、日当たりのよい暖かい場所で通常通り育てます。

オジギソウの植え替え

オジギソウは太い根を地中にまっすぐ伸ばす直根性の植物です。根にダメージを受けると株が弱ってしまい、うまく根付かないため移植には向きません。

根を掘り起こす植え替えの作業によって傷つく可能性が高いので、種や苗を植え付ける時には、初めから栽培に適した場所を選んで直まきするのが理想です。

育苗ポットに種をまいて苗を育てる場合は、苗が小さいうちに鉢や庭に植え付けましょう。その際は根を傷つけないよう慎重に作業してください。

病気・害虫

オジギソウには目立った病気の心配はほとんどありません。

ただし、栽培環境や管理方法によっては根腐れを起こしたり間延びしたりします。

多湿を好みますが水を与えすぎると根が腐り、葉が変色したり茎が柔らかくなったりします。水はけが悪い土壌にはパーライトや川砂を加えて改良しましょう。

日照不足になると株が間延びするので十分な日当たりを確保してください。

オジギソウには害虫もあまり見られませんが、時々ハダニがつきます。

ハダニは0.3~0.5mm程度の小さな虫で、茎や葉に棲みついて養分を吸い取り、株を弱らせます。見つけたらすぐに粘着テープや霧吹きを使って取り除きましょう。被害が多い時は薬剤を吹きかけて駆除します。

オジギソウの毒性や危険性について

オジギソウは、全草にもミシンというアルカロイド系の有毒成分を含んでいます。

あまり強い毒ではありませんが、一度に大量のオジギソウを食べてしまうと呼吸困難や昏睡状態、痙攣などの中毒症状を引き起こします。

小さな子どもやペットなどが誤食しないよう、手の届かない場所で管理してください。

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