日本のあちこちに自生し雑草として扱われている、カラスノエンドウ(ヤハズエンドウ)の食べ方を紹介しているページです。
カラスノエンドウの基本データ(旬・食べ方や味)
味
クセがなく美味
可食部
新芽、花、若い鞘
認知レベル
雑草として扱われる
名称 | カラスノエンドウ(烏野豌豆) |
別名 | ヤハズエンドウ(矢筈豌豆)が正式な和名 |
分類 | マメ科ソラマメ属 |
学名 | Vicia sativa |
原産地 | 地中海沿岸 |
分布 | 本州、四国、九州、沖縄と広く分布 |
旬 | 春先~初夏、若芽、若い鞘を選ぶ。花は3月~5月頃に咲く |
食べ方 | 天ぷら、若芽をおひたし、鞘を味噌汁の具など |
自生場所 | 河原や空き地などの日当たりの良い場所 |
カラスノエンドウの旬
月 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
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旬 |
カラスノエンドウの採り方
カラスノエンドウは成長すると硬くなりやすいので、芽もサヤも若いものを選んで摘み取りましょう。
若い葉は茎の付け根から、サヤも手で簡単に摘めます。アブラムシが付きやすいので、苦手なら虫が付いていない綺麗な物を探して採集しましょう。
カラスノエンドウの味
若芽は豆苗に似るとされています。若い鞘は甘みがあり美味ですが固くなりやすいので、できるだけ若いものを選ぶと良いでしょう。
カラスノエンドウの下処理
筋が強い植物なので固そうな部分は予め取り除いておきます。おひたしにする場合は茹でて水にさらしてから調理しましょう。
カラスノエンドウの見分け方と特徴
特徴 | カラスノエンドウは越年草で、正式名称はヤハズエンドウと呼びます。河原や空き地等の草むらにごく一般的に自生しており、とても身近な植物です。古代では作物として栽培されていましたが現在は雑草化し、野草料理を好むごく一部に利用されるのみとなっています |
高さ | 60~150cm |
花の形と色 | ピンク、薄紫色 |
果実・種子 | 小さい絹さやのような豆を付けます |
葉 | 8~16個の小葉が対になっており、先端にツルが出来ます |
茎 | 黒っぽい花外蜜腺があり、蜜を分泌します |
似ている植物 | スズメノエンドウ、カスマグサ |
毒性 | 豆類にはレクチンが含まれているので十分に加熱調理する事 |