エバーフレッシュは昼は葉を広げ、夜は葉を閉じるという不思議な性質を持つ観葉植物です。
お部屋のインテリアにも最適なエバーフレッシュの育て方をこのページで解説しています。
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エバーフレッシュの特徴
エバーフレッシュはマメ科ヨコバ属で、和名をアカサヤネムノキというネムノキの仲間の一種です。
花が散った後に赤いさやができ、その中に種が入っているため「アカサヤ」という名前が付けられました。
原産地は中南米や東南アジアで、同じネムノキには九州や沖縄に自生する種類もあり、現地では30mを超すほどの常緑高木です。
同じマメ科のネムノキと同じように、夜になると葉を閉じて眠ってしまいます。
葉が夜に閉じるのは夜間の水分の蒸発を防ぐためだといわれており、もしもエバーフレッシュの葉が昼間でも閉じているようなら水不足の可能性がありますので、土が乾燥しすぎていないか確かめましょう。
基本データ
難易度 | 簡単 |
価格 | 2,500円~3,500円 |
成長速度 | 普通 |
花・種 | 黄緑色の綿状の花を咲かせます(あまり綺麗ではない) |
日照量 | 日光を好む |
温度 | 耐暑性があり耐寒性は弱い |
湿度 | 多湿を好む |
花言葉 | 歓喜、胸のときめき |
エバーフレッシュが好む環境
日当たりと置き場所
日光を好む植物ですので、日差しが柔らかな春や秋は直射日光にしっかり当てて日光浴をしてください。
高温にも強く、夏季の気温が高い時でも外で育てることができます。逆に日照不足になると枯れてしまうこともあるので気を付けましょう。
日光は好きですが、室内で育てているものをいきなり外へ出すと葉焼けをしてしまう可能性もあるので、少しずつ慣らしていきましょう。
高温には強いですが低温には弱く、気温が15度を下回る前に室内の暖かい部屋に移動しましょう。
屋内で育てる場合
屋内で育てる場合にはとにかく明るいところに置きましょう。
日が当たらない場所でも育ちますが、長期間になると日照不足で枯れてしまいます。
エバーフレッシュは急に移動すると驚いて枯れてしまうこともあります。
環境の変化に敏感な植物なので、日光の量が急激に増減するようなことはないように、移動するときは徐々に移動して、エバーグリーンの負担にならないようにしましょう。
屋外で育てる場合
屋外で育てる場合には、直射日光に当てても大丈夫なのでしっかり日にあててあげましょう。
耐寒性はほぼないので、気温が15度を下回るより前に屋内の温かい場所に移動してください。
霜に当たると枯れてしまうので、地植えや、年間を通して外で育てることはできません。
温度・湿度
高温多湿を好み、乾燥を嫌います。
水不足で乾燥すると下の方から黄色く枯れてきますので注意してください。
用土
栄養豊富で、腐葉土のような腐植質の土を使用します。
水はけのよい土にこだわるようにしてください。
観葉植物用の土で問題はありませんが、ブレンドする場合は腐葉土をベースに、赤玉土などを3分の1ほど混ぜるといいでしょう。
エバーフレッシュを上手に育てるコツ
水やり
水やりは一年を通して土の表面が乾いたらたっぷりと与えてください。
乾燥には弱く、水不足になると落葉してしまいます。
冬場は気温が低くなると休眠してしまいますので、もしも春と同じように水をやって水を吸い上げないようなら水やりの回数を少し減らしてみるなど調整しましょう。
葉水
葉水はハダニの防止の意味もあるので1日に1回霧吹きであげるといいでしょう。
肥料の与え方
春~秋にかけてゆっくり効く置き肥を2ヶ月に1度与えるといいでしょう。
エバーフレッシュの選び方
幹が太くしっかりしているもので葉が黄色く変色していないものを選びましょう。
害虫や病気がついていないかを確認してから購入しましょう。
エバーフレッシュの増やし方
増やし方は種まきか挿し木が一般的です。
エバーフレッシュは花が咲いた後に種ができるので、その種を収穫しておいて、5月~7月の暖かい日に種まきをします。
その時種の周りについているぬるぬるしたものはしっかり洗い流しましょう。
発芽には1~2か月かかりますのでゆっくり待ちましょう。挿し木で増やす場合は時期は種まきの時と変わりません。
伸びすぎて剪定した気を使うとちょうどいいです。
赤玉土に挿し木をした後は明るい日陰に置き、用土が乾かないように管理しましょう。2~3か月で根が伸びて定着します。
エバーフレッシュの植え替え
根が鉢一杯になったら植え替えの合図です。
元の鉢より一回り大きな鉢を用意しましょう。
植え替えは5月~7月が適当で、根についた土を完全には落とさず古い土を半分ほど残して新しい土に植え替えます。
病気・害虫
春~秋にかけて炭そ病が発生することがあります。
全体に広がると手遅れになってしまいますので、広がる前に病気の部分を見つけたらすぐに切除しましょう。
害虫はカイガラムシやハダニが発生することがあります。
肥料は化成肥料で、通気性のいい場所で葉水を与えて予防しましょう。
万が一発生してしまったらすぐに殺ダニ剤か濡れた布巾などでふき取って駆除するようにしましょう。