クワズイモの育て方

観葉植物

まん丸の葉とシックでスマートな茎が印象的なクワズイモは、人に落ち着きとともに活力を与えてくれる観葉植物です。

このページではクワズイモの育て方についてご紹介しています。

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クワズイモの特徴

クワズイモはサトイモ科クワズイモ属の常緑性多年草で葉は年中ついて、大きなものだと直径60㎝ほどまで育つこともあります。

また、葉がハート型をしていることから「仲直り」や「復縁」の花言葉の由来になっています。

株が成熟してくると黄や緑の葉に包まれた白い棒状の花を咲かせます。

「食わず芋」の語源にあるように、イモ部分は毒性があり食べられず観賞用です。他には「出生芋」という別名もあり、開店祝いなどに贈呈するのもオススメです。

冬も比較的育てやすく、100円ショップでも手軽に購入できることから人気が高まっています。挿し木で簡単に増やすことができるのも魅力の一つです。

シンプルで和洋どんなインテリアにも合う風貌なので観葉植物として育ててみましょう。

基本データ

難易度 簡単
価格 1,000~5,000円程度(サイズによる)
成長速度 速い
花・種 株が成熟すると緑や黄の葉に包まれた白い棒状の花を咲かせ種をつける
日照量 耐陰性が強く明るい場所を好むが、直射日光で日焼けするので注意が必要です
温度 15度前後になると成長が緩慢になり、5度以下で枯れてきます
湿度 高温多湿を好み、根腐れに注意しながら霧吹きで適度な湿度を保ちます
花言葉 復縁、仲直り

クワズイモが好む環境

日当たりと置き場所

屋内で育てる場合

耐陰性があるので室内で育てることができます。

しかし、より健康な株に育てるためには、よく日光に当てる必要があります。

葉焼けに注意し直射日光を避けるために、レースカーテン越しに日光が射すようにしましょう。やわらかい木漏れ日が当たるようなイメージです。

また、葉が痛まないように、エアコンなどの風が直接当たらないような場所に置きましょう。

屋外で育てる場合

春から秋にかけて屋外で育てることができます。

しかし、夏の直射日光を当てると刺激が強すぎて葉焼けする危険性があるので、状況にあわせて日陰に移しましょう。

また、葉焼けは温度が高くなるにつれて起こりやすいので、遮光ネットや寒冷紗を使います。

遮光カーテンや寒冷紗は園芸店やホームセンター、100円ショップで購入することができます。

遮光率は環境によって調整することが必要ですが、だいたい30%~50%の遮光を選ぶといいでしょう。

温度・湿度

クワズイモは高温多湿を好みます。

気温が15度前後になると成長が緩やかになるので、ベランダなど屋外で育てている場合は、15度を目安に屋内に移動しましょう。

そして低温にそこまで強くないので、5度以下にならないように気を付けましょう。

土の表面が乾いてからたっぷりと水やりし、適度な湿度を維持しましょう。

しかし、とくに冬はあまり水を与えすぎると根腐れを起こす危険性があるので、水やりのし過ぎには注意が必要です。

霧吹きをして加減しながら水やりすることがオススメです。

用土

クワズイモは多湿を好みますが、棒状の根茎が育ち茎になる性質なので根腐れを起こしやすいです。

一本の棒が土に突き刺さっている様子をイメージしましょう。

根腐れを防ぐためにも、できるだけ水はけのよい土を使用します。

自分でブレンドする場合は、腐葉土(観葉植物の土):鹿沼土:赤玉土(小粒)=2:1:1でブレンドし、生育に合わせて調整してみましょう。

植え替えのときは、腐葉土(観葉植物の土):赤玉土(小粒)=2:3でも良さそうです。

また、土の表面を赤玉土や鹿沼土、化粧土など無機質な土で覆うと害虫が寄ってくるのを防ぐことができます。

クワズイモを上手に育てるコツ

水やり

クワズイモは15度以下で休眠する性質があるので、水やりも温度によって調整します。

15度以上の春から秋にかけて活発に成長する時期は、土の表面が乾いてからたっぷりと水を与えます。

15度以下の冬は成長が緩やかになるので、水をあまり必要としなくなります。そのため、土の表面が完全に乾いてから2~3日後に水やりをしてください。

水やりをしなさすぎて、葉が枯れて落ちてくることもあるので水やりの頻度に注意しましょう。

また、クワズイモは樹液の濃度をあげて耐寒性を強めることもできます。

葉水

毎日一度は葉水するようにしましょう。

やり方は、霧吹きで葉にまんべんなく水を吹きかけます。

クワズイモは葉にホコリがたまりやすいので、葉水の時に濡れたティッシュペーパーやハンディモップで拭くようにしてください。

小まめに葉水することで、乾燥を防ぐとともに、ハダニやアブラムシなどの害虫が付くのも防げます。

また、クワズイモはもともと熱帯・亜熱帯の植物なので葉からも水分を吸収します。

なので、葉水をすることでイキイキとしたみずみずしい葉を保つことができます。

肥料の与え方

肥料がなくても成長することがクワズイモの良さの一つです。

しかし、より成長を促進するために肥料を使います。

注意するポイントは、成長期である春~秋にかけて肥料を与えることです。

成長が緩やかになる冬に肥料を与えると肥料焼けする恐れがあります。

肥料のやり方は、適正な濃度にうすめた液肥を10日に1度与えるか、緩やかに効く置き肥をします。

有機肥料ではなく化学肥料を土の表面に使うことで、害虫が寄ってくることを防げます。

クワズイモの選び方

傷がないかよく確認し、棒状の根茎がずっしりと育っているものを選びます。

そして必ず注意して欲しいのは病害虫です。アブラムシやハダニが付着した株は徐々に弱ります。

他の植物に害虫が移ってしまうこともあるので十分に気をつけてください。

の増やし方

挿し木

時期は5~8月に行うのが理想です。茎を切断し、切り口を日陰で乾かすと根付きしやすいです。

明るい日陰で用土を乾かさないようにしながら挿します。 シマクワズイモは多少の日光なら当てたほうが挿しやすく、反対に斑入りのクワズイモは日光に当てないほうがよいです。

株分け

クワズイモは育てているうちに根元に子株ができます。子株を切り取って株分けして増やせます。

時期は植え替えと同じ5~6月に行います。子株は根をだすので、植え替えのときに親株から切り離して植え付けます。

植え付けのポイントは、根だけ用土にうめ乾燥を防ぎながら、切り口を日陰で乾燥させます。

切り口が乾いたら鉢に植えます。2年程度で根がイモ状になります。

クワズイモの植え替え

同じ鉢でそのまま育てていると根が鉢いっぱいになってしまい根詰まりを起こし、最悪、根腐れしてしまうこともあります。

成長がはやいクワズイモは、1~2年に1回ほど植え替えが必要です。

時期は5~6月の間に行うといいでしょう。植え替えの手順をご紹介します。

  1. 土を作る(用土参照、腐葉土(観葉植物の土):鹿沼土:赤玉土(小粒)=2:1:1)
  2. クワズイモを鉢から取りだし古い土を取りのぞく
  3. 鉢底石を入れる(鉢の底から土が流れることや、害虫の侵入を防ぐ)
  4. 先ほど1で作った土を入れクワズイモを配置し、さらに周りに土を入れる

ポイントは、植え替える前の鉢より一回り大きな鉢に植え替ます。

あまり大きな鉢にすると、根から水分を吸収しきれず鉢の中で水分が余ってしまい、根腐れを起こすからです。

今までと同じ大きさの鉢を使うときは、根を半分ほど切り葉の量も少なくします。

病気・害虫

軟腐病

伝染するたちの悪い病気で、根が腐り茎の根元まで侵食して軟らかくしてしまいます。

一度かかってしまうと治す手段はありませんが、クワズイモの場合は健康な部分を挿し木して立て直すことができます。

腐ったところから上を完全に切り離し、切り口を日陰でよく乾燥します。そして新たに準備した用土に挿し木します。

ハダニ

ハダニは0.5㎜程度の小さな害虫です。葉の裏面を吸って葉を弱らせます。

ハダニが吸った跡は白くなります。葉が乾燥しているとハダニが付きやすいので、葉水して防ぎましょう。

アブラムシ

アブラムシは2~4㎜程度の小さな害虫です。幼虫と成虫ともに葉や蕾を吸って、クワズイモを弱らせ枯らせます。

また、アブラムシはウイルスの媒介者でもあるので、葉を吸ったところから感染し斑が入ったりする恐れがあります。

群れをつくっていることが多いので、最悪の事態になる前に対処が必要です。

クワズイモの毒性や危険性について

「食わず芋」という名前のとおり、樹液にはシュウ酸カルシウムが含まれていて食べることができません。

誤って食べてしまうと吐き気や下痢などの中毒症状を引き起こします。

体質によっては樹液で皮膚がかぶれる事もあるので、なるべく樹液には触れないように注意してください。

過度に心配する必要はありませんが、もし樹液に触れてしまったら流水で洗い流してください。また、剪定や植え替えをするときはゴム手袋などをすると安心です。

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