ツルムラサキの育て方

野菜

ぐんぐん育ち何度も収穫出来る葉物野菜、ツルムラサキの育て方をまとめているページです。

古くから栽培されてきたツルムラサキは、丈夫で育てやすくどんどん成長するので何度も収穫でき、しかも美味しい野菜です。蔓が赤紫のものや緑の品種がありますが、緑色の方が美味しいとされています。

下記では家庭でツルムラサキを育てる際のポイントについて解説していきます。

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ツルムラサキの特徴

ツルムラサキは東南アジアが原産地で、ツルムラサキ科 ツルムラサキ属のつる性植物です。一年草で、つる部分が紫色の種類と、緑色の種類があります。

つるが紫色の種類は花もかわいいので、観賞用として栽培されている例もあります。

セイロンホウレンソウとも呼ばれ、ぬめりがあり、食感はモロヘイヤに近いです。

β-カロテンをはじめとしてビタミンC、カルシウム、鉄分が含まれており、栄養価が高い野菜としても重宝されています。葉物野菜が少ない暑い夏時期でも収穫できるので、夏場のビタミン、ミネラル減としてもおすすめです。

若い茎部分や芽を収穫して食べます。さっと湯がいて、おひたしやあえ物に利用されることが多いです。

栽培もしやすい野菜なので、初心者向けです。

基本データ

難易度 易しい
流通名 ツルムラサキ
成長速度 速い
花・種 白、ピンク、藤色の花を咲かせ、種は小さく黒っぽい
日照量 日なたで栽培
温度 25℃~35℃
湿度 ある程度の湿度にも対応できる
花言葉 頼りにします、頼りすぎ

ツルムラサキが好む環境

ツルムラサキの花
ツルムラサキの花

日当たりと植えるのに適した場所

ツルムラサキは暑さに強いため、日なたを好みます。屋外であれば日当たりが良い場所を選んで支柱を立てて植えます。

連作障害がありますので、同じ場所には1年~2年ほど間を空けた方が良いでしょう。

ベランダで家庭菜園として栽培する場合も、日当たりが良い場所を選んで置いてあげると良いです。

生命力が強いという特徴もあるので、半日陰の栽培でも育つ例や、エアコンの室外機のそばでも枯れる事はなかったという例もあります。

屋外、ベランダ栽培共に、日当たりが良い方が良く成長し、日陰だと成長スピードは劣り気味になります。

どんどんツルを伸ばして成長し、2mほどの高さになりますので、ベランダ栽培でラックを利用しての栽培はおすすめできません。ある程度、高さが確保できるスペースを選びましょう。

温度・湿度

ツルムラサキは熱帯アジア原産という事もあり、湿度もある状況を好んで成長します。35度ぐらいまでの温度環境では問題なく成長するため、夏場はぐんぐん成長します。

栽培環境に適している温度も25℃~となっていますので、20度以下の気温環境になると成長が遅れたり、低温時は枯れてしまう原因となります。

遅霜があると成長しないので、遅霜の可能性がある早めの時期の栽培は避け、遅霜の心配がない温度環境になってから栽培しましょう。

用土

ツルムラサキは生命力が強く、ある程度土壌を気にしなくてもどんどん成長する植物です。

土壌を整える場合は、植える予定の2週間前に石灰を混ぜて耕し、1週間前に堆肥と元肥を入れ耕した後、畝を作りなじませてから植えます。マルチシートを掛け、地温を上げておくのもおすすめです。

ベランダ栽培を利用する場合は、野菜用の培養土を利用すると便利です。

プランターを利用しても良いですが、成長すると、2mほどになり支柱を使う場合も出てきますので、支柱を立てやすい鉢を利用すると便利です。

ツルムラサキを上手に育てるコツ

水やり

ツルムラサキは乾燥した生育環境は苦手なので、乾燥しない様に水やりをするのがポイントです。

地植えの場合、ある程度地中で保水している状況ですが、数日雨が降らなかった時には水やりをした方が良いです。夏場は株の根元に敷藁を敷くと乾燥防止の対策になります。

プランター栽培の時は地植えよりも乾燥しやすいので、水やりの目安は土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。

夏場はどんどん成長していきますので、朝晩と2回のペースで水やりすると良いです。

肥料の与え方

ツルムラサキは成長が早く、ぐんぐんわき芽を伸ばし、若い芽や茎部分を収穫できます。

特に肥料は与えなくても育ちますが、収穫期は肥料を与えると成長しやすくなるので、収穫期に追肥をしてもよいです。

追肥をするタイミングとしては、最初、本葉が3枚ぐらい出てきたあたりで化成肥料を追肥します。以降の肥料を与えるペースとしては月1回程度で充分です。同様に化成肥料を与えてください。

地植えでマルチシートを張っている場合は、マルチの片側を外して肥料を与えます。

冬越し

ツルムラサキは育成に適した温度が20度以上。寒さに弱く、気温が下がっていくと枯れてしまいます。

そのため、屋外での冬時期の栽培は向いていません。

もし越冬させたいと考えているのであれば、鉢に植え替えて20度以上を維持できる屋内に移して越冬させるという方法もありますが、春以降に差し芽や種からでも簡単に育つのでおすすめしません。

もし屋内で越冬管理に挑戦する場合は、日当たりの良い窓際に置いて管理しましょう。

ツルムラサキの選び方

ツルムラサキの苗を購入する場合、遅霜の心配がなくなる5月以降に購入する事をおすすめします。

苗を選ぶポイントとして、本葉が4~5枚程度出ているものを選び、茎も間延びしていない苗を選びます。

ポットを持った際にぐらつきが目立つ苗の場合、充分に根が張っていない可能性があります。ポットを持った時にぐらつかない根がしっかり張った苗を選びましょう。

ツルムラサキの増やし方

ツルムラサキは花が咲いた後の種を収穫しておき、5月すぎから種まきをして増やすことができます。

種まきのポイントは、発芽しにくいので、種をまく前日から水につけておくと良いです。

  1. 直まきの場合は25㎝感覚で
  2. 1㎝位の深さに3粒ほど種をまき、軽く土をかぶせます

他にも挿し木で増やす方法も可能です。

  1. 15㎝程度の長さに茎を切り、下は斜めにカットします
  2. 下の方の葉は取り除いたほうが良いでしょう
  3. 土に挿しておくと根が出てきて簡単に挿し木できます

ツルムラサキの植え替え

ポット苗で成長したツルムラサキは本葉が5枚以上になったらプランターや畑に植え替えます。

時期では遅霜の心配がなくなってくる5月下旬以降がおすすめです。

ポットが入るぐらいの穴を掘り、根鉢の土を崩さないでそのまま植え付けます。植え付けた後は、株の根元あたりを手で押さえ、安定させてから水をたっぷりやりましょう。

20㎝程の高さに成長したら支柱を立ててあげると、その後、つるが伸びて成長してからも管理しやすくなります。

病気・害虫

ツルムラサキの葉が虫に食べられている被害が出てきた場合、ヨトウムシによる食害の可能性があります。

葉の下や土から出ているヨトウムシを見つけ次第、駆除してください。

葉に模様が入った見た目の変化があった場合も、アブラムシによる被害でモザイク病を発生させている可能性があります。

アブラムシは見つけ次第、テープでつけて取りましょう。

基本的にツルムラサキは丈夫で病気はしにくいのですが、葉に白い汚れの異常が増えてきた場合、ウドンコ病の可能性があります。

うどん粉病はカビですが乾燥時に起こりますので、水切れをあまり起こさない様に管理してみましょう。

病変が合った箇所は切り取って処分し、風通しが良くなる様に摘芯や整枝もすると良いです。

ツルムラサキの味や食べ方

初夏になるとスーパーや八百屋などでもツルムラサキが並び始めます。

ツルムラサキには名前の通り蔓が赤紫になる品種と緑の品種がありますが、よく出回っているのは茎が緑色の品種です。

葉は厚みがあり茎も太いですが、火が通りやすいので茹ですぎないように注意です。ツルムラサキはおひたしがオススメで、クセも少なくヌメリのある食感が美味しいです。

かなり大きくなるので栽培スペースの問題はありますが、あちこちから新芽を出すので頻繁に収穫できるのもツルムラサキの良いところです。

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