アスプレニウム・エメラルドウェーブの育て方

シダ植物

アスプレニウム・エメラルドウェーブは細かく波打つ葉が綺麗なシダ植物の仲間です。

このページではアスプレニウム・エメラルドウェーブを育てるポイントをご紹介しています。

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アスプレニウム・エメラルドウェーブの特徴

アスプレニウム・エメラルドウェーブはアスプレニウム属の代表種として親しまれています。アスプレニウムは品種名ではなく、アスプレニウム属に分類されるシダ植物の総称です。

エメラルドウェーブは、福岡県みずま市の名門・杉本神龍園が生み出したオリジナル品種です。特徴的なのは、鮮やかなエメラルド色と波打つようにウェーブした葉状です。

切り花にしても2か月持つ丈夫さや、曲げても折れない柔軟さから、フラワーアレンジメントに重宝されています。

寒さや日陰に強く、コンパクトに育てられるので、室内での栽培に適しています。適度な湿度を好むため霧吹きなどで水やりしてください。手入れが楽なのも人気の秘訣です。

ヨーロッパやアメリカではクリスピーウェーブと呼ばれています。ドイツで開かれた世界最大の国際園芸見本市で最優秀賞を受賞し、一躍有名になりました。

基本データ

難易度 中級者向け
価格 1500円程度(4号サイズ)
成長速度 普通
花・種 シダ植物なので花は咲かず胞子で増えます
日照量 耐陰性に優れ室内で十分育ちますが、直射日光は避けましょう
温度 暑さに強く、寒さに弱いです
湿度 多湿を好みます
花言葉 進歩

アスプレニウム・エメラルドウェーブが好む環境

日当たりと置き場所

耐陰性に優れ、高温多湿に強いため、日光の当たる室内に置くことができます。直射日光を避け、エアコンやヒーターなどの風が当たらないようにしましょう。

また、浴室内に置くこともできますが、熱いシャワーやカビに注意が必要です。

屋内で育てる場合

エメラルドウェーブは耐陰性に優れているので、屋内で十分に育ちます。丈夫な株に育てるために、なるべく日が当たるようにしてください。

しかし日光が強く当たると葉焼けを起こし、株が弱ります。直射日光を避け、半日陰で育てましょう。木漏れ日がそそぐイメージで、レースカーテン越しに日が当たるようにします。

屋外で育てる場合

春から秋にかけて気温が15度以上ある環境では、屋外で育てられます。寒さに弱いため、冬は屋内で育てることをオススメします。暖房器具を使用する場合は、火事に気をつけてください。

葉焼けを防ぐために、直射日光は避け、明るい日陰に置きましょう。遮光ネットや寒冷紗を使用することで、簡単に遮光できます。遮光ネットや寒冷紗は、ホームセンターや園芸店、100円ショップで入手できます。環境に応じて遮光率は調整しましょう。

夏は40度を超える場合は、日陰や屋内に移動させましょう。あまり暑いときに水やりすると煮立ってしまうので、朝晩の涼しいときに与えます。

温度・湿度

アスプレニウム属は熱帯原産のシダ植物なので、その一種であるエメラルドウェーブも高温多湿の環境に適しています。

寒さには弱いので、気温(室温)は常に15度以上を保ち、10度以下にならないようにしましょう。

適度な湿気を好みますので、土の表面が乾いたらたっぷり水やります。霧吹きなどで葉に水分をいきわたらせるといいです(葉水)。あまり水をやりすぎると根腐れを起こす危険性もあるので注意してください。

用土

市販されている観葉植物用の土(培養土)で育てることができます。また、赤玉土:腐葉土=7:3で配合した用土でも大丈夫です。

苔玉に植え込こんでも楽しめます。苔玉は、乾燥したミズゴケを使って手軽にできますが、市販されている苔玉もあるので試してみてください。

アスプレニウム・エメラルドウェーブを上手に育てるコツ

水やり

エメラルドウェーブは、水やりを失敗しなければ育てやすい観葉植物です。高い湿度を好みますので、土の表面が乾いたら、たっぷりと水やりします。

また乾燥することで樹液の濃度があがり耐寒性が高まるので、冬は土表面が乾燥してから2~3日おいて水を与えるといいでしょう。

屋内で育てると冷暖房で乾燥しやすいので、特に気をつけてください。乾燥すると葉先から徐々に黄色くなります。そして枯れると茶色くなります。

葉が枯れ始めると、新芽の育ちが悪くります。小さい株ほど水切れしやすいので注意が必要です。

葉水

乾燥を防ぐために、葉全体に霧吹きで水をまんべんなく与えます。葉水をすることによって、防虫効果もあります。

一年を通して葉水は行います。しかし冬は気温が低く、植物が生長を止めてしまいます。そのため、あまり水を必要としないので、水をやりすぎて根腐れしないようにしましょう。

肥料の与え方

成長期の春から秋にかけて肥料を与ると、より健康な株を育てることができます。緩慢性の置き肥は月に2、3度程度、液肥は10日に1度程度を目安に与えましょう。

また有機肥料より化学肥料を与えることで、鉢にコバエが寄ってくるのを防ぐことができます。

アスプレニウム・エメラルドウェーブの選び方

色つやがよく、無駄に伸びた葉や茎がない、イキイキとした株を選びます。

また、アブラムシやハダニなどの病害虫が付いていないものを選びましょう。病害虫は、エメラルドウェーブを弱らせ、最悪の場合は枯らせたり、他の植物に移ったりするので入念に観察して選びましょう。

アスプレニウム・エメラルドウェーブの増やし方

シダ植物なので胞子で増えます。葉の裏側についた胞子を刷毛やブラシで採取し、新聞紙に集めます。

苗床は、まず鉢に赤玉土を敷きます。そこにミズゴケやバーミキュライト、軽石を混ぜたものを被せます。

次に準備した苗床に、集めた胞子を撒きます。胞子を撒いたら、すぐに霧吹きで水をかけ、胞子が飛び散るのを防ぎます。

胞子は乾燥に非常に弱いので、苗床にビニール袋をかぶせます。この時、カビが生えないように注意しましょう。

腰水(鉢の受け皿に水をためる方法)で水分量を調整すると、カビの発生を予防できます。

十分な明るさの風通しが良いところに置くと2週間くらいで芽がでます。芽が出たら水と液肥を与えます。水は鉢からあふれるくらい与えることで、鉢内に発生したガスなどを除去します。

葉が、しっかりと大きく育ったら、親のエメラルドウェーブと同じような用土に移します。

アスプレニウム・エメラルドウェーブの植え替え

植え替えは5月~8月の高温多湿の時期を選んで行います。

鉢から株をだし、根の周りの古い土を半分から1/3ほど落とし、一回り大きな鉢に植え替えます。あえてコンパクトに育てたいときは、同じ大きさか、少し小さめの鉢で育てることもできます。

ポイントは、根が混んで、根詰まりを起こさないよう間引くことです。

病気・害虫

屋内で育てる場合に注意する害虫は、アブラムシやハダニ、カイガラムシです。0.5~4㎜ほどの小さな虫が、葉や蕾を吸汁します。吸われたところから弱って枯れたり、ウイルスの感染経路になったりします。

小まめな葉水を行い予防しましょう。もし害虫が付いてしまったら、歯ブラシでこすって落とすか、手でつぶすなどして取りのぞきます。

また木酢液を植物にかけることで、害虫の予防・退治ができます。木酢液は、植物をイキイキとさせる栄養分にもなるのでオススメです。

屋外で育てる場合は、ナメクジやバッタなどに気をつけます。生長点を食害されると枯れてしまうので、防虫ネットをかけて回避します。

トップ画像の出典元

出典 crocus.co.uk
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