パイナップルの育て方

フルーツ

トロピカルフルーツとして有名なパイナップルの育て方を解説しているページです。

パイナップルは輸入品が安価でスーパー等に売られていますが、実は自宅でも比較的簡単に育てられるフルーツなのです。実を付けるようになるには時間がかかりますが、パイナップルは鉢植えでも育てられるのでフルーツの中ではお手軽な部類です。

このページでは家庭でパイナップルを育てる場合のポイントをご紹介しています。

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パイナップルの特徴

パイナップルは熱帯アメリカ原産でパイナップル科アナナス属の植物です。

松ぼっくりみたいな見た目でリンゴに近い香りがする事から「パイン+アップル」という意味合いで呼ばれる様になりました。熱帯地域やフィリピン、タイ等でも育てられていますが、日本でも沖縄や奄美エリアでは屋外栽培が可能です。

基本的にフィリピンからの輸入でスーパーでは1年中購入可能な果物ですが、旬は5月から8月あたりです。ビタミンB1やビタミンC・食物繊維・ミネラルをはじめとしてブロメラインと呼ばれるたんぱく質分解酵素も摂取することが出来ます。

とがった葉を広げて成長していき、パイナップルの実が出来るまでに数年かかりますが、鉢植えでも育てることが出来るので、初心者でも比較的育てやすい果物となります。

基本データ

難易度 温度管理さえすれば初心者でも育てやすい
流通名 パイナップル、パインアップル
成長速度 やや遅い、挿し木をしてから3年程度で収穫
花・種 紫色の花を咲かせ、茶色い種を実の中につけます
日照量 屋外の日なたを好む
温度 生育適温が20℃~30℃
湿度 ある程度の湿度がある状況でも育ちます
花言葉 完全無欠、あなたは完璧

パイナップルが好む環境

日当たりと植えるのに適した場所

パイナップルを植える際に、お住まいの地域の温度を考えて植える場所を検討してください。

沖縄や奄美エリアでの栽培の場合は地植えでも育ちます。日なたを好みますので、日当たりの良い場所を選んで植えましょう。

冬場に20℃以下になる地域での栽培では地植えをする際にはビニールハウスで栽培するのがおすすめです。こちらも日当たりが良い場所を選んで植えます。

それ以外の栽培では鉢植えを利用した栽培がおすすめです。冬に気温が下がってきた時に室内に移動して冬超しをする事が出来るからです。

ベランダで栽培する際にはある程度のスペースを確保する事をおすすめします。

パイナップルは成長していくにしたがって葉が広がっていきます。パイナップルの葉は先がとがっているだけでなく、縁にトゲもついている状態です。

葉は長さもあり、花が咲き実がつく頃には60枚ほど葉が周囲につくので、周囲1m程度は他の植物を置かない方が良いでしょう。人がよく通りかかる場所もトゲがついている点を考えると危ないので、葉の広がりを考慮した置き場所を考えてください。

ある程度の湿度も好む植物なので、エアコンの室外機の風が直接当たる場所は避けましょう。

温度・湿度

パイナップルは20℃~30℃程度の温度での栽培が適しています。20℃以上の生育環境であれば、耐暑性は強い方なので、日当たりの良い場所で管理してあげてください。

一方、耐寒性はない植物なので、夜間に10℃を下回る時期になったら窓際の室内に取り入れて屋内管理をする事をおすすめします。10℃以下にならない温度管理を心がけてください。

湿度に関しては、元々パイナップルは熱帯地域の植物なので、ある程度の湿度がある状態でも問題なく育ちます。

ただ、成長に伴って下の方の葉が枯れたままの状態でついているとカビが発生する元となり、病気の原因となる場合があります。枯れた葉がついたままにならない様に取り除く管理をしましょう。

用土

パイナップルは酸性の土壌を好みます。そのため、地植えをする場合は鹿沼土に植える様にします。植える予定の場所に穴を掘り、鹿沼土を入れておき植えると良いでしょう。

鉢植えの場合も鹿沼土を利用する事をおすすめします。差し木をする際も鹿沼土に挿しておきましょう。

準備する鉢ですが、大きく成長する事を考えて鉢は4号、5号あたりを選んで置くと良いです。

もし、沖縄で収穫されているスナックパインを植え付ける場合はもうちょっと小さくても良いです。スナックパインの場合は3.5号~4号あたりの鉢を選びましょう。

パイナップルを上手に育てるコツ

水やり

パイナップルはある程度の多湿環境の空気は好みますが、水のやりすぎによる多湿は根腐れを起こす原因となってしまいます。水やり管理に関しては、土が乾いたのを確認してから水やりをする様にしてください。

元々、種類ではエアプランツの仲間になりますので、ある程度の乾燥状況にも耐える事が出来ます。夏場や実が出来ている時期には毎日水やりした方が良いのですが、冬場は1週間に1回程度でも大丈夫です。

水やりの時は葉からも水分を取りこむ性質があるので、上からたっぷりかけてあげましょう。

肥料の与え方

パイナップルは冬時期の肥料は必要ありません。気温環境が20℃以下の時は肥料を与えない様にします。春先も20℃を超えてから肥料を与える目安にすると良いでしょう。

春から秋にかけて2か月おき程度に(例として5月・7月・9月あたり)緩効性の化成肥料を与えます。

チッ素、リン酸、カリが同等に配合されているものか、リンが若干多めに配合されているものを選ぶと良いでしょう。

有機肥料を利用する場合は、骨粉入りの油かすを与えると良いです。

冬越し

パイナップルは耐寒性が低い植物なので、15℃以下になる温度環境では屋内へ移動させてください。

低温には弱く寒いとみるみる弱っていくので、温度管理はなるべく10℃以下にならない様に心がけましょう。もしくはビニールハウスでの管理や寒冷紗を利用して温度管理をするのもおすすめです。

15℃以下になると成長自体が止まりますので、水やりは基本的に1週間に一回程度で良いですが、その際に土が乾いていない状態だったら土が乾くまで待ってからの方が良いです。冬時期は乾かし気味に管理してあげましょう。

パイナップルの選び方

パイナップルの苗やスナックパインの苗を購入する際は葉が元気な苗を選びます。また、根がしっかり張っている苗を選びたいので、苗自体がぐらついていないものを選ぶと良いでしょう。

もし、通信販売で購入する場合は直接株を選ぶ事が出来ませんが、販売されているパイナップルの苗は沖縄産のスナックパインやピーチパインが多いです。

パイナップルの増やし方

スナックパインの挿し木
スナックパインの挿し木

パイナップルは手軽に増やすことが出来るのをご存じでしょうか?

スーパーで葉の部分がついているパイナップルを購入し、葉の部分を根元から切り落とし、クラウンを差し木にする事ができます。

果肉の部分が残っていない状態のギリギリで切って、下の葉を5、6枚程度剥き取ってから、数日間乾燥させます。

下の葉をとるのは、土に挿した時に安定しやすい様に、茎部分を数センチ出しておくというイメージ。見た目は大きなエアプランツという感じです。

数日乾燥させた差し穂を土に植え付けておくと根がつき、成長していくので、この方法が簡単に増やせます。

パイナップルを購入して食べた後、葉の部分を差し穂して育てるという楽しみが2つあります。差し穂は20℃以上の温かい時期に行ってください。

もう一つ、栽培してパイナップルの実が出来、収穫した後に株の根元にわき芽が出来ます。このわき芽を利用して新しく植え付ける方法でも増やせます。

稀ですが、完熟した生のパイナップルを買うと種が入っている事があります。種は果肉に埋もれるように入っていてごまのような非常に小さい種です。

これを取って蒔いても発芽するらしいので、もし買ったパイナップルに種が入っていたらチャレンジしてみてください。

パイナップルの植え替え

パイナップルの植え替えは温かい時期に行ってください。4月~6月あたりがおすすめです。パイナップルの植え替え目安は2年~3年のタイミング。一回り大きい鉢に植え替えをしてあげてください。

植え替えの際にも酸性の土壌の方がうまく育ちやすいので鹿沼土をメインにした土に植え替えます。

最初は葉が小さいのでこの程度であれば問題ないと思うのですが、成長していくにつれて葉が大きくなります。とがった長い葉は60cm~80cm程度になり、何枚もつくので、大きくなってきたら安定感のある大きめの鉢を準備して、充分な置き場所を確保してください。

病気・害虫

パイナップルは他の果物栽培と比較すると病虫害の心配も少ないです。

病気になるという事もほとんどありませんが、風通しが悪かったり、乾燥した室内環境ではカイガラムシがつく例もまれにあります。見つけ次第使わなくなった歯ブラシを使って駆除して、風通しが良い栽培環境にしてあげてください。

もし、下の葉が枯れてしまった場合はカビの原因になりやすいので早めに取り去ってあげましょう。それ以外は低温に注意して管理する程度で丈夫に育ちます。

毒性や危険性について

パイナップルに毒性はありませんが、パイナップルの葉は鋭く尖っているので触る時は注意しましょう。

葉にもギザギザの棘がついていたりと素手で触ると痛いです。先端の尖った部分はハサミでカットしておくと管理がしやすいです。

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