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見つけたらラッキー!斑入りの観葉植物レア品種まとめ

園芸

もし見つけたらラッキーな斑入りの観葉植物レア品種まとめです。

観葉植物は同じ種類でもまれに斑入りの株を見かけることがあります。 斑入りの観葉植物とは、通常の花や葉とは色とは違った色が混ざっている状態です。

見た目にも珍しいですし、通常の株よりも斑入りはやや値段が高い傾向があります。 そんな珍しい斑入りの植物が出来る理由と、どのような斑入りの植物植物があるかをご紹介していきます。

斑入りの葉が出る理由

斑入りの葉や花が出来る理由としてまだはっきりとしたことはわかっていませんが、遺伝学的・生理学的・発生学的の3つの理由が考えられています。

遺伝学的

一つの例としてトランスポゾンと呼ばれる動く遺伝子の作用によって引き起こされる場合があります。

花や葉の色を合成する遺伝子のどれかにトランスポゾンが転移してきた時に遺伝子の働きに影響が出てきてトランスポゾンの影響を受けた部分は違う色になり斑入りになると考えられています。

生理学的

植物は光合成による葉緑体の発達により色が出てきますが、葉緑体の発達に関係している遺伝子に欠損が起きた際に、葉緑体が発達して緑になる部分があったり、葉緑体が発達せずに白っぽい色になる斑入りが起きると考えられています。

発生学的

周緑キメラと呼ばれる斑入りもあります。葉を作る組織の特定の細胞層で、色素形成や葉緑体の分化に問題が起きた際に、葉の周縁部が白い斑となる現象があります。

上記は一例となり、他にも縞が入るといった発生学的な理由で斑入りになる場合もあると考えられています。

珍しい斑入り観葉植物の一覧

斑入りモンステラ

モンステラは斑の色や入り方の違いがあります。

白斑(アルボ)

葉の葉脈に沿った方向に白いペンキでかすったような白い斑が入ります。

アルボとも呼ばれ、斑の入り方はかすれたように入る場合もありますし、はっきりと一部に入る場合もあります。環境や切り戻しの状況によってまだらの入り方に違いが出てくるようです。

ハーフムーン

葉の半分近くがはっきりと白くなって茎の部分にも斑が入る株もある状態です。白と緑の中間部分は薄い緑色になる場合もあります。

ホワイトタイガー

白斑の中でもはっきりと斑模様が入っているものはホワイトタイガーと呼ばれています。

ホワイトタイガーの定義ははっきりしていませんし、斑の出方は環境や個体によっても違いが出てくるので、出荷元や販売元の方で判断している場合が多いように思えます。ハーフムーンが入っている場合もありますが、ハーフムーンの割合が強いと価値がなくなる傾向があるようです。

黄斑

ボルシギアナ種の中で黄色の斑のものもあり、価値が上がりつつある種類。最初は黄色の斑でも成長するにつれて白斑に変化する場合もあります。

斑入りモンステラの染みについて

白い斑入りモンステラはとても綺麗なのですが、斑の部分に染みが入りやすくデリケートな一面があります。

株にストレスがかかったり葉焼けで染みが出来る事もある他、特に問題がなくても染みが出来てしまう場合もありこれは斑入りモンステラを育てる上で避けられない問題とも言えるでしょう。

斑入りマドカズラ

モンステラの仲間ですが小さめの穴あきの葉が可愛らしいマドカズラにも斑入りがあり、オークション等で取引されています。

マドカズラの斑入りはぼんやりやかすれて入るというよりもはっきりとした斑が入る場合がほとんどです。斑が入りすぎていると枯れやすくなるので、適度に緑入りの部分も含まれている葉の株が理想的です。

ただ、適度に緑と斑のバランスが良い株は高く取引されている傾向があります。

斑入りマドカズラの購入の際に注意したいのが「葉焼け」と「茎の色の変化だけ」の株です。葉焼けしたものを斑入りとして販売していたり、茎の部分が一部白いというだけで斑入りとして販売している場合があります。

この例だと成長に伴って斑入りの葉が出てくるのはあまり期待できないので念のためご注意ください。

パキラ・ミルキーウェイ

丈夫で育てやすく、観葉植物としても優秀なパキラも斑入りの株があり、希少性が高いです。

斑の入り方は、白ペンキを吹きかけたように多めに入っている場合が多く、ミルキーウェイ(天の川)と呼ばれるほど。パキラ・バリエガータもこのミルキーウェイの別の呼び方なので同じです。

斑入りのパキラを育てる際の注意点は日当たりです。

通常のパキラに比べて葉焼けを起こしやすい傾向があります。直射日光の当たりすぎにはご注意ください。

ポトス・エクセレント

ポトスの斑入りといえばポトス・エンジョイがあると思いますが、エンジョイから生まれた品種でポトス・エクセレントがあります。

エクセレントは浅岡園芸さんのオリジナル種で、エンジョイ種よりも葉がシャープな形状なので見た目にもスタイリッシュです。エンジョイよりも斑の入り方は多く、若干、耐寒性が弱い傾向がある種類。エクセレント種はすでに生産停止中の激レア品種としても知られています。

入手しようとするとオークションで苗を購入する方法になり、高値で取引されています。

なお、ポトスの中でもエクセレントは特に小さいです。

成長も遅く中々増えにくいのでポトスにしては難しい品種です。

ポトス・グローバル

エクセレント同様に浅岡園芸さんが作り出したオリジナル種として有名なのがポトス・グローバル。グローバルもエンジョイから作り出された種類です。

エンジョイと葉の形は似ているのですが、斑の入り方が緑、ライム、白の3色になり、コントラストがとてもきれいな種類です。グローバルは登場した時も流通量がすくなかったのですが、現在は生産終了しており、入手したい場合はオークション等になります。

グローバルの苗は高値で取引されている激レア品種です。

フィロデンドロン・フォレストオブホワイト

見た目や斑の入り方はポトス・エンジョイと似ているのですが、フィロデンドロン・フォレストオブホワイトはフィロデンドロン属というポトスとはまた別の品種。

斑の入り方もポトス・エンジョイと似ているので、幼苗の状態だとエンジョイとほとんど判別しにくい状態ですが、成長していくと茎も太くなりエンジョイよりも葉がやや大きめです。成長によっては葉が20㎝~30㎝ほどに大きくなります。

流通量もとても少ないので、出品者も激レア、希少、珍品という言葉を使うほどです。

ムサ・アエアエバナナ

バナナはバショウ科バショウ属の植物。大きな葉が特徴的ですが、斑入りの希少種、ムサ・アエアエバナナがあります。

ハワイで見つかったムサ・アエアエバナナはハワイ王朝の王族のみが独占して所有していたといわれています。アエアエはハワイ語で「髪が早く白くなる」という意味です。

斑の入り方は葉脈に沿ってはっきりと色がわかれて入ります。葉の形状は普通のバナナと同じですが、葉の色は濃い緑・緑・薄い緑・白と4色のコントラストを楽しめる見た目です。

また、熟したバナナの実は黄色ですが、熟す前の緑色のバナナの実は細長く縞状に白い斑が入るのも特徴の一つ。

味も良いとされていますがもし機会があれば食べてみたいバナナですね。

根詰まりしやすく斑部分は葉焼けしやすい等、気を付ける点もいくつかあり、大きくなる品種なので手軽に育てられるわけではありませんが、観賞価値は非常に高い植物です。

発見されたハワイでも珍しい種類で、日本国内でも大きく成長した株は数株しかないのでは?といわれています。

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