コウヤノマンネングサの育て方

苔とは思えない独特の姿で人気のコウヤノマンネングサの育て方を解説しているページです。

苔テラリウムのアクセントに良く使われるコウヤノマンネングサを上手に管理するポイントをご紹介します。

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コウヤノマンネングサの特徴

コウヤノマンネングサは、コウヤノマンネングサ科、コウヤノマンネングサ属の苔類で、山地の湿った土壌などに自生しています。

大型の苔類で、日本に自生している苔の中では最も大きなものになります。一本一本が独立し、普通の草のようにも見えるコウヤノマンネングサですが、実は地下茎ですべてがつながっています。

苔には根がなく、水や栄養は葉や茎から直接取り込むようになっています。地下茎のため、茎がしっかり伸ばせるようなフカフカな腐葉土を好み、さらには湿気の多いところを好みます。

コウヤノマンネングサは湿度と日陰を好むために、一般的には苔テラリウムに利用されることの多い苔です。多湿を好むためコウヤノマンネングサは、ビバリウムや苔テラリウムに利用されます。

世界中に分布しているコウヤノマンネングサは、もちろん日本にも自生しています。しかし、近年天然のコウヤノマンネングサは乱獲され、その個体数を減少させています。

暗い山林に自生しているため、暗くじめじめした環境を好む苔ですので、直射日光には当てないようにして育てるといいでしょう。とはいえ、まったく日に光をあてない完全な日陰で育つわけではなく、木漏れ日のような弱い光が長く当たる環境を好む植物です。

苔ですので、育って混み入ってくると通気性が悪くなり、枯れることもあるため、程よく刈りこむことが必要になってきます。

ただし刈り込みすぎるとそれはそれで枯れる原因になってしまうため、刈る時には注意をしましょう。

基本データ

難易度 普通
価格 800円~2,000円
成長速度 普通
花・種 花や種の代わりに胞子を作ります
日照量 日陰を好む
温度 高温に弱い
湿度 高湿度を好む
花言葉 母性愛

コウヤノマンネングサが好む環境

日当たりと置き場所

置く場所としては、弱い光が当たり続けるような場所が良いでしょう。日陰でも育ちますので、日陰か半日陰に置くようにしましょう。

完全に日陰で育ててしまうと、日照時間が足りなくなってしまうため、一日のうち数時間は日の光が当たる場所に置きましょう。

とはいえ、日光は強い日差しは枯れてしまうため、木漏れ日のような柔らかい光の当たる場所が望ましいです。

コウヤノマンネングサは育てるときにはテラリウムがおすすめです。水やりの回数は少なくて済み、肥料も必要なく、日陰でも育てることができるからです。

屋内で育てる場合

室内に置く場合には乾燥と日光に気を付けましょう。特にテラリウムの場合には真夏の直射日光は危険です。

容器内の水分が熱せられて蒸れてしまい、コウヤノマンネングサが枯れてしまうことがあります。

窓辺に置くことはあまりおすすめできませんが、もしも窓辺置く場合にはレースのカーテンなどで日光を遮るようにしましょう。

屋外で育てる場合

コウヤノマンネングサは、暑さに弱く、乾燥にも弱いため庭植えは向きません。

屋外向きの苔ではないですが、どうしても外に出しておきたい場合には、直射日光の当たらない日陰に置くようにしましょう。

真夏で気温が上がる時には、できるだけ涼しい場所過湿内に移動しましょう。気温が上がりすぎると蒸れて枯れてしまいます。

温度・湿度

高温に弱く、乾燥には非常に弱いです。

湿潤を好みますが、植物であるため、水分が多すぎると根腐れをおこすため気を付けましょう。

用土

自生しているコウヤノマンネングサは、腐葉土などに地下茎を張っていますが、育てる場合に使う用土は赤玉土がおすすめです。市販の腐葉土は自然にできる腐葉土とは違い通気性が悪く、重たくなるためです。

赤玉土に黒土、ピートモス、川砂などを混ぜ合わせます。苔には養分や水分を吸い取るための根がなく、土などに貼りつくための仮根があるだけなので、養分の豊富な土は必要なく、必要なのは保湿性とある程度の排水性、通気性です。

ハイドロコーンやミズゴケを使ったり、水中で育てる方法もあるので、自分に合った用土を選ぶようにしましょう。

コウヤノマンネングサを上手に育てるコツ

水やり

苔テラリウムにするときには、容器の蓋が閉まっている場合には2~3週間に1回、霧吹きで水をやる程度で問題ありません。

ただし苔は水を根からではなく葉から吸収するため、苔自体にまんべんなく全体に水を吹きかけるようにします。

容器の中や土に水が溜まっていると、カビや病気が発生する原因になるため、もしも水が溜まってしまったなら、スポイトなどで水を吸い取り、余分な水を取り除くようにしましょう。

コウヤノマンネングサは乾燥に弱く、湿度や水分が足りない場合には葉があまり開かず、褐色に変化して、やがて枯れてしまうこともあります。

ただし、乾燥に弱いからと言って水をやりすぎれば根腐れを起してしまうため、気を付けましょう。

葉水

基本的にはコウヤノマンネングサは普通に水やりをするわけではなく、葉水と同じで霧吹きで水を吹きかけます。

ただし密閉された容器に入れて育てるようなテラリウムの場合は、そうそう水分が蒸発するようなことはありませんので、乾燥にだけ注意すれば、水やりの回数は少なくても問題はありません。

肥料の与え方

テラリウムにする場合には肥料は必要ありません。

コウヤノマンネングサの選び方

褐色に変色したものや、カビのあるものは避けましょう。

青々とした、元気のいい株を選びましょう。

コウヤノマンネングサの増やし方

一般的に苔類はまき苔法で増やすことができます。

まき苔法は茎を細かくちぎり、用土の上にまくというものです。コウヤノマンネングサも、通常の苔の増やし方であるまき苔法でも増やすことはできます。

ただしコウヤノマンネングサは大型のため、芽を出し、地下茎までしっかりと育つまでには時間がかかり、管理も大変です。

コウヤノマンネングサのような大型の地下茎から新芽を出すタイプの苔類は、まき苔法よりも、親株をたね苔にして、そこから新芽を育てる移植法と呼ばれる方法が向いています。

5月~10月頃までであればいつでも植え付けは可能です。

親株が変色することはありますが、移植法は新芽を出してそれを育てるというところにあるので、親株が変色してもそこまで気にする必要はありません。親株を植え付けると、1ケ月~2ヶ月で新芽が出てきます。2年~3年もすれば、しっかりしたコロニーに育ちます。

コウヤノマンネングサの植え替え

コウヤノマンネングサ自体の植え替えは特には必要ありません。

株が枯れてしまう前に、移植法で新芽を出し、新しいコロニーを育てるといいでしょう。

病気・害虫

コウヤノマンネングサにはカビが生えることがあります。

特にテラリウムにしている場合や、苔が弱っている場合にはカビがつきやすいため、気を付けましょう。もしカビがついてしまった場合には綿棒などを使ってこまめに取り除きましょう。

苔がちぢれたり褐色になる場合には、乾燥している場合がほとんどです。こういった症状の時にはまずは水をあげてみましょう。

ただし、慌てて日中に水やりをしてしまうと、日光や高温で水分が蒸れて、逆に枯れてしまいます。

水やりをする場合には、夕方まで待ってからにしましょう。

稀に犬や猫の尿が原因で枯れてしまうことがあるので、ペットを飼っている場合にはコウヤノマンネングサに糞尿をかけられないように気を付けましょう。

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