シノブゴケの育て方

葉を広げる姿が綺麗なシノブゴケの育て方を解説しているページです。

シノブゴケはハイゴケのように成長する苔ですが、ハイゴケよりも日陰を好みより繊細な葉が特徴です。このページではシノブゴケを綺麗に育てるポイントについてご紹介しています。

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シノブゴケの特徴

シノブゴケは漢字で書くと忍苔となり、シノブゴケ科のシノブゴケ属の総称です。

シノブゴケはハイゴケ目でありハイゴケの仲間でもあるため、ハイゴケのように横に伸びていきます。その種類は多く、東アジア~東南アジア全域にで約150種類、日本だけでも全国各地にトヤマシノブゴケやヒメシノブゴケ、ホンシノブゴケなど、約15種類はあるといわれています。

種類によって大きさはまちまちですが、葉は大きな三角形をしており、全体的に繊細な印象を受ける苔です。自生しているものは岩の植えや腐った木の上に群生しているものが多く、日陰~半日陰で湿った環境を好みます。

横に這う苔で、苔庭や盆栽、テラリウムや苔玉、などによく利用され、葉の形が特異なのでインテリアとしてもいいです。特にテラリウムの場合にはそこまで手間がかかることもなく、日陰や半日陰であれば場所を選ばないため、家のどこに置いても楽しめます。

陸上植物ではありますが、湿潤な環境を好むためパルダリウム等にも利用できる用途の広い苔です。シノブゴケは用途の広い苔ではありますが、苔にしてはボリューム感が少ないため、壁一面にディスプレイを、などという場合には不向きと言えます。

乾燥には強い苔ですが、できるだけ湿った状態を維持することで美しい緑色が楽しめます。

日陰や半日陰などの薄暗い場所を好むシノブゴケではありますが、苦手な日向に出しても、乾燥しても特に縮れることなく、枯れたりもせず育つ丈夫な植物ですので、初心者にも育てやすくなっています。

雌雄異株の苔ですが、まき苔法やはり苔法で簡単に増やすことができます。

基本データ

難易度 簡単
価格 500円~2,000円
成長速度 ゆっくり
花・種 花や種の代わりに胞子を作ります
日照量 半日陰を好む
温度 暑さには強い
湿度 湿潤を好む、乾燥にも強い
花言葉 母性愛(苔全般)

シノブゴケが好む環境

半日陰の環境に群生するシノブゴケ

日当たりと置き場所

基本的には日陰か半日陰で育てるのがおすすめです。また、ビンに入れてテラリウムにすることもできます。

その他にも岩や流木に活着させることもできるので、インテリアとしていろいろな楽しみ方ができます。

ただし、陸生植物であるので、アクアリウムでもできないことはないですが、かなりの工夫とならすまでの時間が必要になります。日向でも育たないことはないですが、日陰を好む植物であるため直射日光が一日中当たる場所は避けましょう。

空中湿度の高い場所を好むため、冬場などは乾燥に気を付けるといいでしょう。

もともと日本各地に自生しているため、夏越しや冬越しも特別な準備は必要なく、問題ありません。

屋内で育てる場合

屋内で育てる場合には、窓辺などの良く日の当たる場所は避けましょう。玄関や寝室などの薄暗い場所がおすすめです。

空中湿度を好むため、なるべく湿度を保つように心がけましょう。屋内の場合はテラリウムで楽しんだり、苔玉にするといいでしょう。

乾燥と、梅雨の時期のカビには気を付けるようにしましょう。

屋外で育てる場合

屋外で育てる場合には苔庭や盆栽がおすすめです。

盆栽であれば、半日陰~日陰においておくといいでしょう。

苔庭として、庭植えうぇおしたいのであれば、大きな木の根元などに植え付けるといいでしょう。

日向や多少乾燥している場所でも育たないことはないですが、もともと日陰~半日陰に自生する植物ですので、できるだけ日陰になるような場所に植えると長く元気に育ってくれます。

温度・湿度

湿潤を好む植物ですが、乾燥に特別弱いわけではありません。熱には弱いですが、高温に特別弱いというわけでもありません。

もともと日本全国に自生しているため、真夏の暑さや冬の寒さも特別な準備は必要なく乗り切ることができます。

用土

赤玉土やパーライト、、ピートモス、川砂、畑土に樹皮培養土を混ぜるといいでしょう。

腐葉土でも問題はありませんが、苔類は根から養分を吸収するわけではないため、特に栄養豊富な土にする必要はありません。

用土はなるべく保水性に優れ、水たまりにならない程度の排水性と、通気性をそなえたものが理想です。

シノブゴケを上手に育てるコツ

水やり

水やりは、基本的には霧吹きなどで全体に水がかかるようにします。

葉から水分や養分を吸収するため、観葉植物のように根本だけに水をあげても意味がないので気を付けましょう。

常に湿った状態を維持すると活き活きと育つため、葉が乾いてきたら水を吹きかけるようにしましょう。

テラリウムの場合には、密閉した容器の中であれば、湿度が長く保たれるため、2週間に1度ほど、ふたを開けて霧吹きで全体に水をかける程度で問題ありません。

苔庭にする場合は、雨だけで十分な水分を吸収することができるため、よほど日照りが続かない限りは水やりの必要はありません。

葉水

苔類の場合は、そもそも水やり自体が葉水と同じです。

肥料の与え方

根から養分や水分を吸収するわけではなく、根は着生するためにある仮根なため、肥料は必要ありません。

シノブゴケの選び方

購入する場合は、カビは発生していないか、変色していないか、葉は縮れていないかを確認してからにしましょう。

なるべく鮮やかな緑色のものを選びます。

シノブゴケの増やし方

シノブゴケはまき苔法かはり苔法で増やすことができます。

はり苔法とは、シート状の苔を、準備した用土にしっかりと密着させ、固定する方法です。

用土にぐっと押し付けるだけというごくごくシンプルなやり方で、失敗の少ない方法ではあります。隙間なく植えられるので見栄えもいいです。ただし、しっかり押し付けて密着させないと、はがれてしまうことがあるので注意が必要です。

苔が土からはがれて隙間ができてしまうと、苔が定着できず、乾燥してしまうこともあるので、足などでぐっとふんでしっかり押し付け固定するようにしましょう。

苔はぐいぐい踏んでもすぐに元通りになる丈夫な植物のため、密着するまでしっかり踏むことが大事です。

まき苔法の場合は、苔をもみほぐしてばらばらにしてから用土や育苗箱にまきます。

広い面積に植えたいときに、種になる苔が少ない場合にはおすすめです。ただし、生えそろうまでには時間がかかり、それまではまばらに苔が生えるため、あまり見た目は良くありません。新芽が生えそろうと丈夫な苔になります。

シノブゴケは移植法は向きませんので、はり苔法かまき苔法で増やすようにしましょう。

シノブゴケの植え替え

苔類は特に植え替えの必要はありませんが、苔テラリウム等で枯れた部分が目立つようであれば除去してあげましょう。

病気・害虫

苔類に特別気を付けなければならない病気や害虫はありませんが、梅雨の高温多湿の時期になると、カビが発生することもあるので気を付けましょう。

カビの発生を防ぐには高温になりすぎないように注意することと、風通しを良くすることです。

特に密閉されたテラリウムの場合はカビが発生する確率も高くなるため、気を付けましょう。

その他、水のあげすぎで根腐れをおこすこともあるので、水たまりができるほどに水をあげないようにしましょう。

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