アプテニア(ベビーサンローズ)の育て方

多肉植物

色鮮やかな花と肉厚の明るい葉が綺麗なアプテニア(ベビーサンローズ、ハナツルソウ)の育て方を解説しているページです。

多肉植物のアプテニアを上手に育てるポイントをご紹介します。

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アプテニアの特徴

アプテニアは南アフリカ東部を原産とするツルナ科(ハマミズナ科)アプテニア属に分類される多肉植物です。英名のベビーサンローズ、和名のハナツルソウとも呼ばれます。

明るく鮮やかな緑色をした肉厚の葉が対につくのが特徴で、独特の光沢があります。地面を這うように伸びるので、グランドカバーやハンギングとして利用したり、段差のある花壇や棚の上に飾られたりします。

初夏から秋にかけてピンク黄色の花を咲かせますが、大きさは1.5~2cm程度であまり目立ちません。葉に白い斑の入る品種も流通しており、秋になると葉の縁がほんのり紅葉します。

暑さに強く、霜に当たらない限りは寒さにも耐える丈夫な植物なので、園芸初心者にも育てやすく人気があります。

基本データ

難易度 易しい
流通名 アプテニア、ベビーサンローズ、花蔓草
成長速度 速い
花・種 初夏から秋にかけてピンクや黄色の花が咲きます
日照量 日光を好みますが真夏は半日陰で管理します
温度 暑さに強く霜が当たらない限り寒さにも耐えます
湿度 多湿に弱いため水はけのよい土を使用します
花言葉 愛、淡い恋心

アプテニアが好む環境

ベビーサンローズとも呼ばれる多肉植物のアプテニア

日当たりと置き場所

アプテニアは日陰で管理すると花付きが悪くなるため日光によく当ててください。

屋内で育てる場合

アプテニアは屋内で育てることもできますが、日によく当てると花が咲きやすくなるため明るい場所に置いて管理します。花付きが悪い場合はときどき戸外に出してあげるとよいでしょう。

ただし、真夏に強い日差しを浴びると葉焼けを起こす可能性があります。基本的には直射日光を当てても問題ありませんが、夏場の日中は窓際など日光が直接当たる場所は避けたほうが無難です。

屋外で育てる場合

アプテニアは日当たりと風通しのよい場所を好みます。きれいに花を咲かせるためにも春・秋~冬の期間は日光がよく当たる場所で管理してください。

夏は強い日差しが当たると葉焼けを起こす可能性があるので直射日光は避けましょう。斑入りの品種は特に注意が必要です。

寒さにも耐性がありますが、強い霜に当たる場合は霜よけを設置するか、暖かい室内に取り込みます。

アプテニアは乾燥に強いですが多湿には弱いため、地植えにする場合は長雨に注意します。

温度・湿度

アプテニアは暑さに強く、耐寒性もやや強い植物です。

高温になる夏の時期は風通しを重視し、株が蒸れるのを防ぎます。多湿を苦手とするため真夏の水やりは夕方以降の涼しい時間帯にしてください。

冬の寒さにも比較的強いので、霜が当たらない地域であれば戸外で冬を越すこともできます。氷点下が続くような寒冷地では室内へ取り込むほうがよいでしょう。

アプテニアは乾燥に強いため、地植えにする場合は水やりをほとんど必要としません。

用土

アプテニアは多肉質の葉を持つ植物なので、湿気が多い環境を苦手とします。土が常に湿っていると根腐れを起こしてしまうため、用土には水はけの良い土を使用してください。

自分でブレンドする場合は赤玉土7:腐葉土3などの割合で配合した土がおすすめです。初心者であれば、市販されている観葉植物用の土や草花用の土を使うのが最も簡単です。

いずれの場合も、パーライトを1~2割ほど土に混ぜておくと水はけがよくなります。

アプテニアを上手に育てるコツ

ピンク色の花が非常に綺麗な多肉植物のアプテニア(ベビーサンローズ)

水やり

アプテニアは乾燥に強く多湿な環境を嫌うため、年間を通してやや乾燥気味に管理してください。地植えの場合、雨が降るので水やりはほとんど不要です。

鉢植えであれば、春から秋の生育期には土が乾いたらたっぷりと水を与えます。鉢の底から水が流れ出るくらいの量が目安です。

夏場は水分が多いと高温で蒸れてしまうことがあるので、夕方以降の涼しい時間帯を選んで水やりをしましょう。

冬はアプテニアの生育が緩慢になるので水やりの回数を控えます。2週間~1か月に1回、土の表面を濡らす程度の量で十分です。

葉水

アプテニアは肉厚の葉に水分を蓄えているため葉水は基本的に必要ありません。ただし、雨の当たらない室内で管理する際、水やりを控える冬場の休眠期には暖房の風などで葉が乾燥することがあります。

乾燥で葉がしわしわになっている時は、霧吹きなどで水を吹きかけてもかまいません。

葉水を与える際は葉の表面が薄く濡れる程度に止めましょう。真夏は水滴で葉が蒸れることがあるので、夕方以降の時間帯に与えます。

肥料の与え方

アプテニアは痩せ地でもよく育つ丈夫な植物なので、肥料はあまり必要としません。

生育をよくしたい場合は、春から秋の生育期に規定の濃度に薄めた液体肥料を1~2か月に1度のペースで与えるか、春と秋に緩効性の固形肥料を置き肥しましょう。

夏の暑い時期は、根を傷める可能性があるので肥料はストップしてください。肥料を与えすぎると葉はよく茂りますが、花付きが悪くなります。施肥する際はごく少量で十分です。

冬越し

アプテニアには耐寒性があるため、強い霜が当たらない地域であれば戸外で冬を越すことができます。

氷点下が続くような寒冷地の場合は、暖かい室内へ移してあげると安心です。もしくは霜よけなどの防寒対策をしましょう。霜や雪が当たり凍ってしまうと葉がぶよぶよになって枯れることがあります。

冬場はアプテニアの生育がゆるやかになるため水をあまり必要としません。2週間~1か月に1度、土の表面を濡らす程度の量を与えてください。乾燥気味の状態を保つことで耐寒性を高めることができます。

アプテニアの選び方

アプテニアを購入する際には害虫が付いていないか必ず確認してください。害虫が付着したものを買ってしまうと株が弱ったり他の植物に被害が及んだりする可能性があります。

株の根元まで葉がついており、茎が伸びすぎていないものを選びましょう。

アプテニアの増やし方

アプテニア挿し木によって簡単に増やすことができます。挿し木とは、株の一部を切り取って発根させ、数を増やす方法のことです。

挿し木の手順は、まず茎を先端から2~3節のところで切り取り、挿し穂にします。土に埋まる部分の葉を取り除き、3日ほど日陰に置いて切り口を乾燥させてください。

茎の切り口が乾いたら鉢へ入れた新しい用土に割り箸などで穴を開け、茎を挿し込んで植え付けます。植え付けた後はすぐに水やりをせず、数日開けてから水を与えましょう。

挿し木をした後は日がよく当たる場所に置き、土が乾いたら水やりをします。2週間ほどで発根をするので、その後は通常通りの管理に戻します。

アプテニアの挿し木は生育期である4~9月頃が適しています。

アプテニアの植え替え

アプテニアを同じ鉢で育てていると根が回って根詰まりを起こしてしまいます。根詰まりは根腐れの原因となるため、定期的に一回り大きい鉢に植え替えるか株分けをして仕立て直しましょう。

アプテニアの植え替えは以下の手順でおこないます。

  1. 植え替えの数日前から水を控えて土を乾燥させる
  2. 1回り大きな鉢に鉢底ネットと鉢底石を敷く
  3. 新しい土を鉢の1/3程度まで入れる
  4. 鉢から株を抜き出し、根についた土を揉み落とす
  5. 鉢の中央へ株を置いて土を追加し、馴染ませる
  6. 明るい場所に置いて乾燥気味に管理する

植え替えるタイミングで根を1cm以下に切り揃えるとより元気な株に育ちます。

アプテニアの植え替えは生育期に入る3月中旬~5月頃が適しています。地植えであれば植え替える必要はありません。

病気・害虫

アプテニアには特に目立った病気にかかる心配はありません。しかし、管理状態によっては花が咲きにくかったり、カビ類による根腐れを起こしたりする場合があります。

日照不足になると花付きが悪くなるため、室内管理でもときどきは外の日向へ出してあげましょう。風通しのよい環境に置き、水はけの良い土を使用することでカビ類の発生を防ぐことができます。

乾燥に強く多湿を嫌うため、年間を通して乾燥気味に管理することが乾燥させないためのポイントです。

アプテニアには害虫がつくこともほとんどありません。虫が苦手な人でも安心して育てることができます。

害虫の付着が心配であれば、予防ができる薬剤を吹きかけておきましょう。

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