オカヒジキの育て方

野菜

日本に自生し古くから食用として利用されてきたオカヒジキの育て方をまとめているページです。

オカヒジキはミルナとも呼ばれ、シャキシャキとした食感を活かした調理法が向く野菜です。サラダやお浸しに最適です。

このページではオカヒジキを育てるポイントについて解説していきます。

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オカヒジキの特徴

オカヒジキはヒユ科オカヒジキ属の一年草で、見た目の形が海藻のひじきに似ており、陸地に生えている事から名前がついたといわれています。

やや多肉質な葉をつけ、高さは20cm~30cm程度に成長します。日本に自生しており、北海道から本州・四国・九州及び南西諸島(種子島~与那国島)にかけて、そして他の国では朝鮮半島や東アジアにも分布しています。

海岸地域での海岸等で見かける事が多いオカヒジキですが、ここ最近の海岸の開発により自生地自体が減りつつあります。レッドデータブックでは、特に秋田県と鳥取県で準絶滅危惧種、沖縄県では絶滅危惧II類として掲載されています。

自生の他、栽培も江戸時代から行われており、スーパー等で見かけるオカヒジキは山形県産のものが多いです。海藻同様、ミネラル成分も多く、栄養価が高い点にも注目したいですね。

プランターでも栽培しやすいので、家庭菜園としてもおすすめします。

基本データ

難易度 易しい
流通名 オカヒジキ、ミルナ
成長速度 種まきしてから40日程度で収穫できる様になります
花・種 ほとんど雄しべしか目立たない程度の花を咲かせ、茶色い種がつきます
日照量 日なたを好む
温度 20℃~25℃
湿度 多湿を嫌う
花言葉 忍耐強い愛情

オカヒジキが好む環境

日当たりと植えるのに適した場所

オカヒジキは日当たりが良い海岸に自生している植物なので、日当たりが良い場所を選んで植えます。

水はけがよい土を好みますので、粘土質な土の場所での栽培は適しません。成長が遅れがちになります。

連作障害がありますので、同じ場所での栽培は1年は避けます。

同じアカザ科のほうれん草やフダンソウ、とんぶりを植えた後の場所も同様に1年程度避けた方が良いでしょう。他の種類のレタス等のキク科の野菜やブロッコリー、大根等アブラナ科の野菜を植えた後の連作を避ける目的での栽培にもおすすめです。

ベランダを利用したプランター栽培を行う時も、風通りがよく日当たりが良い場所に置いてあげてください。ベランダではエアコンの室外機の風が当たらない場所を選んで育てましょう。

温度・湿度

オカヒジキの生育に適した温度は20℃~25℃です。夏時期の収穫は7月ぐらいまでとなります。

暑さには若干耐えられる傾向もありますが、種の発芽に適した温度は15℃~20℃と若干低めです。夏場の暑い時期は発芽率も悪くなります。種まきは遅くとも5月いっぱいまでには完了した方が育てやすいです。

湿度に関しては水はけのよい土壌を好みます。多湿環境だと病気の原因にもなりますので、風通しが良い生育環境になる様に意識してください。

用土

オカヒジキは酸性質の土壌が苦手なので、地植えをする場合は植える予定の2週間前には土に石灰を混ぜ込みよく耕しておきます。1週間前に元肥と化成肥料を施し、耕しておき土をなじませておきましょう。

家庭菜園としてプランターで栽培する場合は、市販されている野菜用の培養土を利用すると便利です。

自分で土を合わせる場合は小粒の赤玉土7:腐葉土3の割合に石灰を15g程度混ぜて2種間ほど馴染ませておいてから使用すると良いでしょう。

プランター栽培の場合、オカヒジキはあまり深く根を張らないという特徴があります。20cm程度の深さで、60cmぐらいのサイズのプランターあたりがおすすめです。水はけがよくなる様、底に鉢底石を敷いてあげましょう。

オカヒジキを上手に育てるコツ

水やり

オカヒジキが自生している海岸を考えると乾燥に強いイメージがありますよね。食用目的でオカヒジキを栽培する場合は、極度な乾燥は避けた方が良いです。

乾燥した生育環境だと、葉茎が固くなってしまうので、目安としては土が乾いたらたっぷりと水やりをします。特に収穫時期は乾燥で葉が固くならない様に注意してください。

水やりをするタイミングは地植え、家庭菜園共に朝、もしくは夕方の気温が下がってきているタイミングを見て水やりをしましょう。

肥料の与え方

元々、オカヒジキは自生している位なので肥料が無くても育つには育つのですが、あまり肥料が足りない状態になると葉茎が固めになる傾向があります。オカヒジキが成長していき、本葉が3枚~4枚位出たあたりで化成肥料を追肥として与えてください。

間引きのタイミングで言うと、2回目の間引きを行ったあたりになります。

追肥のペースは2週間おき位で、化成肥料、もしくは液肥のいずれかで追肥を行うと、収穫した後からわき芽が出て引き続き収穫が楽しめます。

冬越し

オカヒジキは1年草で、冬時期になると枯れてしまいます。そのため、冬の栽培は向いておらず、特に冬超しをする対策も必要ありません。

地植え栽培をしてこぼれ種があるかもしれませんが、オカヒジキの種は発芽率が悪いのであまり発芽も期待できませんし、発芽したとしても、冬の気温環境は苦手なので充分に成長できない可能性も高いです。

また春になってから種まきをして手軽に栽培できるという手軽さもありますので、1年草と割り切って栽培しましょう。

オカヒジキの選び方

オカヒジキは根が弱く植え替えにも向いていませんので、苗の販売はあまり見かけません。種は販売されていますので、種からの購入がおすすめです。

野菜の種というと色々な種類があるのですが、オカヒジキの場合は特に多くの種類がありません。

ただ、オカヒジキの種自体は発芽率があまり良くないので、種がいくつかのメーカーで販売されている時には発芽率が良い方を選んでみてください。

オカヒジキの増やし方

オカヒジキは種から増やすことが出来ます。花が咲いてしまうと、食感も固くなりおいしくなくなるので、種とり用にそのまま花を咲かせておくと良いです。しばらくして種が出来るので種を採取します。

オカヒジキの種は殻が固いタイプなので、植える予定の1日~2日前から水に浸けた方が良いでしょう。

また、オカヒジキの種は保管したとしてもせいぜい1年以内に使い切った方が良いです。2年目になると発芽率がさらに落ちます。

市販の種でも発芽率は6割程度と低いので、種まきの時期になったら使い切るつもりで撒いてしまった方が良いでしょう。

オカヒジキの植え替え

オカヒジキは根が弱い植物なので、苗の販売自体もあまり見かけません。

種が販売していますので、植え替えで育てるよりは、種まきをして徐々に間引きをしていく方法で育てる事をおすすめします。

  • 種まきする前日から水に浸けておきましょう
  • 種まきの時はばらまき、もしくはすじまきをします
  • 1cm程度土をかぶせ、水やりをしてください

本葉が2枚程度出るまで成長したら1度目の間引きです。育ちが良くないものを抜き、株間を4cm程度にしましょう。

本葉が4枚程度になった時点で2度目の間引きを行い、10cmは株間があく様にして育てます。

病気・害虫

オカヒジキはあまり病虫害が少ないのですが、アブラムシがつくことがあります。もしついているのを見かけた場合は、早めに駆除してあげてください。

水はけが悪い場所での栽培では立ち枯れ病を起こす事もあります。土の中に含まれるカビの菌が原因です。

徐々に葉が黄色くなってきて全体的に枯れてしまったという場合、立ち枯れ病を疑いましょう。もし発生した場合は、株ごと抜き取って処分するしかないので、水はけのよい場所で育ててください。

他に育ちが悪い場合は連作による影響も考えます。連作は避けましょう。

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