茎ブロッコリーの育て方

野菜

ブロッコリーとアスパラガスを足したような新しい野菜、茎ブロッコリーの育て方をまとめているページです。

栽培が簡単で初心者向きの茎ブロッコリーは、植えておくと何度も収穫できるので結構便利な野菜です。アスパラガス等が好きな人にはおすすめですね。

下記では家庭で茎ブロッコリーを育てる場合のポイントについてご紹介しています。

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茎ブロッコリーの特徴

茎ブロッコリーはスティックセニョールという名前で株式会社サカタのタネが開発した種類です。

アブラナ科アブラナ属でブロッコリー×(ブロッコリー×カイランという中国野菜)の交配から作られました。ブロッコリーよりは育てやすいので、家庭菜園初心者の人でも育てやすい野菜です。

通常は大きくなったつぼみ部分のみを食用とし、茎部分は捨ててしまうという人もいると思いますが、茎ブロッコリーはつぼみ部分(頂花蕾 ちょうかいらい)がブロッコリーでいう1房程度の小ささで、茎部分がアスパラガスの様に伸びた状態で育っていきます。

茎を収穫して茎とつぼみ部分両方楽しむことが出来る野菜です。

ビタミンCやβカロチンを多く含むので、栄養価も高いです。ただ、ゆでる際にビタミンCが流れ出てしまうので短時間で茹でた方が良いでしょう。

基本データ

難易度 易しい
流通名 茎ブロッコリー、スティックセニョール、スティックブロッコリー
成長速度 種まきから育てた場合、収穫までに4か月程度かかります
花・種 黄色い小さな花を咲かせ、小さな丸く茶色い種をつけます
日照量 日なたを好みます
温度 18℃~20℃
湿度 水の与えすぎに注意してください
花言葉 小さな幸せ(ブロッコリーの花言葉)

茎ブロッコリーが好む環境

日当たりと植えるのに適した場所

茎ブロッコリーは地植えでもプランターでも育てやすい野菜です。日なたを好みますので、日当たりの場所を選んで植える様にしてください。

ただ、アブラナ科の連作障害はありますので、キャベツ・ブロッコリー、大根、カリフラワー・白菜・カブを育てていた場所への後作として植えるのには適していません。アブラナ科の野菜の連作障害を避けるためにも2年から3年は空けましょう。

また、アブラナ科の野菜は虫がつきやすいという点がありますので、コンパニオンプランツとしてキク科等のレタスや春菊の近くに植えるという方法もあります。

ベランダでプランター栽培を行う際は、風通しが良い場所を選び、エアコンの室外機の風が当たらない場所を選んで育ててあげてください。

温度・湿度

茎ブロッコリーは育成に適している温度は18℃~20℃ですが、ブロッコリーに比べるとやや暑さに強い野菜です。

種まきをしたい時にも20℃あたりの気温環境の方が発芽しやすい傾向があります。種まきは春まきとして2月~3月、秋まきとして7月~8月あたりがおすすめです。

春まきの場合は気温が低めなので、苗として育て、屋内の日当たりの良い場所で管理する方が良いでしょう。

湿度に関しては根腐れが起きやすいので水のやりすぎに注意した方が良いです。水はけのよい土を準備して、風通しが良い生育環境にしてあげましょう。

用土

茎ブロッコリーを地植えで育成する場合は、2週間前に石灰を混ぜて耕し、1週間前に元肥と堆肥(もしくは化成肥料)を混ぜ込み耕しておきます。

ベランダでの栽培でプランターに植える場合は、野菜用の培養土を利用すると便利です。

もしくは小粒の赤玉土7:腐葉土2:バーミキュライト1+石灰10gを混ぜ、2週間ほど置いた土を利用するのも良いでしょう。セルトレー等を利用して種から育苗する際の土としても利用できます。

プランターに植える際は60㎝位の大きさのものを用意してください。大きいプランターの方が土の乾燥も防げるので失敗しにくいです。

60㎝プランターの場合は2株植える事が出来ます。底に鉢底石を敷いておくと根腐れ予防対策になります。

茎ブロッコリーを上手に育てるコツ

水やり

茎ブロッコリーの水やりの目安としては、土が乾いたらたっぷり水やりをしてください。まだ土が乾いていない時に追加で水やりをすると根腐れを起こす原因となります。

水やりのタイミングは朝、もしくは夕方の気温が下がっている時間帯を選んでください。昼間に水やりをしてしまうと根が蒸れた状態になり、株自体が弱る原因となりますので避けましょう。

地植えでの栽培の場合、水分がなくなるほど乾燥してしまうという事はあまりありませんので、基本的には水やりの必要はありません。

晴れた日が続いて土が乾燥している時には朝か夕方に水やりをする程度で充分です。

肥料の与え方

茎ブロッコリーは肥料を好んで消費する野菜です。育てていって本葉が7枚ぐらい出てきだしたあたりで追肥を行ってください。化成肥料等を使い、株元から少し離れた位置に置いておきます。

その後、花蕾が出来る様になったあたりからは定期的に追肥してあげた方が良く育つので、2週間おきぐらいに化成肥料を追肥してあげると良いでしょう。

もしくは液肥を使う場合は、薄めたものを水やり代わりに散布する方法になりますので、様子を見ながらですが、1週間おきのペースで与えてみてください。

冬越し

茎ブロッコリーは種まきの時期が2回あり、7月と冬は2月あたりです。花蕾が出来る様になってからの収穫の期間は肥料を与え続けながらだと大体2か月程度です。

7月に種まきをして育てた場合、収穫は11月、12月の2か月程度となります。収穫が完了した茎ブロッコリーは抜き取りますので、特に冬超しを行う必要がありません。

収穫が完了した株は一度抜いて処分してから、同じ場所での連作を避け、2月に再度種まきを行い新しい株を育成してください。

茎ブロッコリーの選び方

茎ブロッコリーは時期になるとホームセンターで苗を販売しはじめます。

苗を選ぶときには本葉が5~6枚程度ついているものを選びます。茎が太めで緑が濃い、元気な苗を選んでください。

また、アブラナ科の野菜なので虫も好んでつきやすいです。虫による被害や葉に卵がついていないかも確認してから苗を選ぶと良いでしょう。

茎ブロッコリーの増やし方

茎ブロッコリーは種まきで増やすことが出来ます。

茎ブロッコリーを育てている時にもし花が咲いてしまった場合、どんどん味が落ちてしまいます。この場合、収穫、食用目的での生育を諦めて種を取る目的で咲かせておいてもいいですね。

花が咲いた後もしばらく置いておくと種ができますので、種を植える事で増やせます。発芽に適している温度が15℃~20℃あたりなので、参考にしてみてください。

挿し木はおすすめできませんので、種か苗を購入するという形で生育していきましょう。

茎ブロッコリーの植え替え

茎ブロッコリーはセルトレーを利用して種をまいて発芽させた場合、成長していって本葉が5枚位に成長したあたりが植え替えに適しているタイミングとなります。

苗を購入した場合も適したタイミングは同じです。

植え替える際の株間ですが、50㎝程度間を取ります。これよりも短い間隔だと栄養がうまくいきわたらなくなる可能性もありますので、あまり詰めて植えない様にしてください。

ポット苗が入るぐらいの穴を掘り、根を傷めない様にポット苗の土ごと一緒に植え付けてから充分に水やりをします

成長に応じて倒れない様に後から支柱を立ててあげた方が良い場合もありますので、様子を見ながら育てていきましょう。

病気・害虫

茎ブロッコリーはアブラナ科の植物なのでアブラムシ・アオムシ・コナガ・ヨトウムシがつきやすいです。

薬剤散布やネットをかけるといった対策ができます。薬剤散布を避けたいのであれば、毎日葉の裏を見て卵やアオムシがついていないかを確認して、見つけたら駆除してください。

他にも軟腐病や黒腐病といった病気になる事もあります。

土は水はけが良い状態にして、同じ場所での連作を避けてください。細菌が原因となり、これらの病気になった場合は株ごと抜き取って処分する必要があります。

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