柱サボテンの育て方

サボテン

柱サボテンは上に直立して伸びるサボテンの総称で、サボテンと聞くと思い浮かべるのはこの品種になります。

このページでは柱サボテンの育て方についてご紹介しています。

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柱サボテンの特徴

柱サボテンは、南北アメリカなどの乾燥した地域を原産とするサボテン科の植物のうち、柱のように伸びる形の品種を総称したものです。

水分を含んだトゲのある茎をいくつか出して上へ伸びるのが特徴です。サボテンといえば柱サボテンを思い浮かべる人も多い定番の種類です。

生命力や力強さを感じさせるしっかりとした体幹が持ち味で、どんなインテリアにもマッチするので、自宅に飾るだけでなく贈り物にも向いています。

柱サボテンは長く育てていると赤やピンク、白などの花を咲かせます。開花までには10年以上の年月がかかると言われますが、中には「ノトカクタス」など花を咲かせやすいサボテンもあります。

代表的な品種には、茎の分岐が見られず白い毛に覆われた「翁丸」や、単幹の上部で分岐する「弁慶柱」、株の根元や途中で分岐する「鬼面角」などがあります。

基本データ

難易度 易しい
流通名 柱サボテン(属名によって異なる)
成長速度 普通
花・種 大きく育つと赤や白、ピンクなどの花が咲きます
日照量 日光を好むので真夏以外は日なたに置きます
温度 寒さにはやや弱いため冬は5℃以上を保ちます
湿度 多湿には弱いので長雨に当てないようにします
花言葉 枯れない愛、困難に耐える、暖かい心、燃える心

柱サボテンが好む環境

日当たりと置き場所

柱サボテンは日当たりを好みますが、葉焼けを防止するため真夏の直射日光は避けるようにします。

屋内で育てる場合

柱サボテンは太陽を非常に好むので、屋内で管理する場合は日光がよく当たる窓辺などに置いて育てます。半日ほど日当たりが確保できるとよいでしょう。

ただし、日差しが強すぎると葉焼けを起こしてしまうので、真夏の直射日光は避けます。レースのカーテン越し程度の光に当ててください。

寒さにはやや弱いため、冬の期間の室温は5℃を保つようにします。

屋外で育てる場合

柱サボテンは日当たりよい場所が大好きなので、春から秋の暖かい時期には戸外の日なたに置くのもおすすめです。

ただし、湿度の高い環境はあまり得意ではないので、長雨が当たる場所には置かないでください。梅雨の時期などは明るい軒下などに移動させましょう。

柱サボテンは耐寒性がやや弱く、霜や雪に当たると凍って枯れてしまうので、外気が5℃を下回ってきたら暖かい室内へ取り込みます。

温度・湿度

柱サボテンの耐暑性や耐寒性は品種によって異なりますが、基本的には暑さに強く寒さにはやや弱い植物です。

冬は0℃程度まで耐える品種もありますが、なるべく5℃以上を保てる室内へ移すのが無難です。0℃を切ってしまう場合は完全に断水してください。

乾燥には強いですが多湿な環境は苦手です。長雨に当たるなど空中湿度が高くなると病気になったり枯れたりすることがあるので、雨の当たらない風通しの良い場所に置いてください。

用土

柱サボテンは葉や茎に水分を貯めているため乾燥した環境を好みます。土が常に湿った状態になると根腐れを起こすことがあるので、用土には通気性と水はけのよい土を使用します。

自分でブレンドする場合は、川砂5:赤玉土(小粒)3:軽石(小粒)2、もしくは赤玉土(小粒)6:腐葉土2:川砂2などの割合で混ぜた土がおすすめです。

初心者であればホームセンターなどで販売されているサボテン用の土や多肉植物用の土を使用するのが簡単です。

柱サボテンを上手に育てるコツ

水やり

柱サボテンの水やりは生育期と休眠期で量やタイミングが異なります。

生育期である春から秋には、土が乾いたら鉢底から流れ出るくらいたっぷりと水を与えましょう。受け皿に溜まった水は根腐れの原因となるのですぐに捨てます。高温になる夏場は、日中に水を与えると株が蒸れて弱ることがあるので、朝か夕方以降の涼しい時間帯に水やりをします。

冬は柱サボテンが休眠期に入るため水やりの回数を減らします。3~4週間に1度の頻度にとどめ、乾燥気味に管理してください。気温が0℃を下回る場合は、完全に断水してもかまいません。

葉水

柱サボテンは葉や茎に水分を貯めているため乾燥に強く、定期的な葉水は必要ありません。

ただし、水やりを控える冬の季節や、室内の冷暖房の風による乾燥が気になる時は、霧吹きなどで水を吹きかけるとよいでしょう。

葉水を与えても茎のしわしわが改善しない時は、乾燥ではなく水のやりすぎによる根腐れが原因となっている可能性が高いです。その場合は、傷んだ根を取り除いて植え替えをする必要があります。

肥料の与え方

柱サボテンには葉や茎に水分や栄養分を蓄える性質があるので、あまり多くの肥料は必要としません。年に1回程度、元気がないと感じた時に与えるくらいで十分です。

ただし、生育をよりよくしたい場合は春から秋の生育期に2か月に1回のペースで緩効性の固形肥料を置き肥するのがおすすめです。もしくは規定の濃度に薄めた液体肥料を1週間~10日に1度、水やりの代わりに与えます。

柱サボテンが休眠期に入る冬の時期の施肥は不要です。高温になる夏場も生育がゆるやかになるため控える方が安心です。

冬越し

柱サボテンはもともと温暖な地域に生息しているため日本の寒さはやや苦手です。霜に当たると枯れることがあるので、寒くなったら室内へ取り込んで管理します。

ただし、日照不足になると茎がひょろひょろと間延びするので、窓際などに置いて日当たりを確保してください。室温は5℃以上を保ちます。

冬は柱サボテンの休眠期にあたるので水をほとんど必要としません。水やりは3~4週間に1度の頻度に止め、乾燥気味に管理すると耐寒性が高まります。

やむなく氷点下になる環境では完全に断水してください。

柱サボテンの選び方

柱サボテンを購入する際は害虫が付いていないか必ず確認してください。

害虫が付着したものを買ってしまうと、後になって株が弱ったり他の植物に移ったりする可能性があります。茎の色つやがよく、しっかりと根を張りぐらぐらしていない株を選びましょう。

柱サボテンの増やし方

柱サボテンは胴切りや挿し木によって増やすことができます。

胴切りとはその名の通り茎を水平にカットして数を増やす方法です。伸びすぎた株をコンパクトに仕立て直したい時にもおすすめです。

柱サボテンの胴切りは、まず元気な茎を切れ味のよいナイフで水平に切り取ってください。切り離した部分を風通しのよい半日陰に置き、切り口を乾かします。株の大きさによって1週間から数か月ほどで完全に乾燥します。

株の切り口から細い根が出てきたら、新しい鉢へ土を入れて柱サボテンの茎を軽く埋めてください。植え付け後は風通しの良い明るい日陰に置き、3~4日ほど経ってからたっぷりの水を与えます。

柱サボテンの挿し木は、株から分岐する子株を切り離して数を増やす方法です。

茎から生えている子株をナイフなどで切り込みを入れて剥がすように切り分け、給水がよくなるように切り口をV字に削ぎ落とします。

切り分けた子株を風通しのよい場所で2~3週間ほど乾燥させたら、胴切りの場合と同じように新しい鉢へ植え付けます。

柱サボテンの胴切りや株分けは、生育期に入る4~5月頃が適しています。

柱サボテンの植え替え

成長した柱サボテンを同じ鉢で育て続けていると、根が鉢の中に広がって根詰まりを起こします。根詰まりは根腐れの原因となるので、1~2年に1度のペースで植え替えをしましょう。

鉢底から根が出てきたり水の吸収が悪くなったりした時も、植え替えのタイミングです。

柱サボテンの植え替えの手順は以下の通りです。

  1. 数日前から水を控えて土を乾燥させておく
  2. 回り大きな鉢に鉢底ネットと鉢底石を敷く
  3. 清潔な土を鉢の1/3程度まで入れる
  4. 鉢から株を抜き出し、根についた土を揉み落とす
  5. 半日陰に1週間ほど置いて株を根ごと乾燥させる
  6. 新しい土に植え付け、3~7日後に水やりを開始する

株の根が伸びている時は、太い根を残し、それ以外の根は5cmほどに切り詰めましょう。

柱サボテンの植え替えは生育期である春から秋が適期です。

病気・害虫

柱サボテンは「立ち枯れ病」にかかることがあります。

立ち枯れ病は、葉や茎に病班が現れて進行すると株全体に広がり、立ち枯れの状態になる病気です。カビ菌を原因とする伝染性の病気なので、症状が見られたら被害箇所より上部を早めに胴切りして切除しましょう。被害が大きい場合は薬剤を吹きかけて殺菌します。

柱サボテンにつきやすい害虫にはカイガラムシやネジラミなどがいます。これらの害虫は茎や根に棲みついて養分を吸い取り、株を弱らせます。

カイガラムシを発見したら、すぐに粘着テープなどで取り除くか、殺虫剤を使って駆除してください。ただし、成虫には薬剤が効きにくいため歯ブラシなどでこすり落とします。

ネジラミは植え替え時に根の様子を確認して見つける必要があります。

ネジラミがいる場合は根をよく洗って薬剤に浸します。薬剤につけた株は乾燥させてから新しい鉢へ植え付けましょう。

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