フキノトウの食べ方を紹介しているページです。
フキノトウの基本データ(旬・食べ方や味)
味
フキの強い香りと苦味
可食部
芽や蕾
認知レベル
山菜としては一般的
名称 | フキノトウ(蕗の薹) |
別名 | ヤマブキ、アオブキ、アカブキ、ミズブキ、ノブキ |
分類 | キク科フキ属 |
学名 | Petasites japonicus |
原産地 | 日本 |
分布 | 北海道、本州、四国、九州、沖縄 |
旬 | 2月~4月頃 |
食べ方 | 天ぷら、煮つけ、ふきのとうみそ |
自生場所 | 道端、野原、山地、川べり |
フキノトウの旬
月 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
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旬 |
フキノトウの採り方
フキノトウのつぼみは手で摘み取ります。花茎や葉柄は付け根部分からナイフで切ってください。
まだ葉が開いていないか、花が咲く前の柔らかそうな物を選んで採ります。やや成長したものの方が苦味は弱くなります。
フキノトウの味
フキの強い香りと風味が良い山菜で苦味が強く春を告げる味ともいえるでしょう。
天ぷらにすると苦味も若干和らぎ食べやすく感じます。
フキノトウの下処理
天ぷらにする場合はそのまま調理して大丈夫です。
天ぷら以外は塩をひとつまみ入れてさっと下茹でをし、水にさらしてからあく抜きします。採取してから時間が経つと苦みが強くなるので早めに調理しましょう。
フキノトウの見分け方と特徴
特徴 | 平地から山地の日だまりがある場所で見かけます。
3月頃はフキノトウのつぼみから始まって、花茎を伸ばしたフキノトウ、夏にかけても葉柄を伸ばしたフキ等、春から夏にかけて収穫を楽しめる野草です。 |
高さ | 5cm~40cm程度 |
花の形と色 | 白い小さな花をたくさんつけて咲かせます。雌雄異株のため、雄と雌で若干の違いがありますが、雄花は黄色く、雌花は白いといわれています。 |
果実・種子 | 冠毛付きの種が出来ますが、種子ができない三倍体個体もたまにあります。 地中に地下茎を伸ばして増殖していきます。 |
葉 | 40㎝程度の葉柄をのばして丸いフキの葉をつけます。形は円の一部に切れ込みが入った形のため、ハート形、腎臓型と表現する場合があります。 |
茎 | 蕾から塔立ちしていき花を咲かせます。 この塔立ちした茎部分も食用可能です。 |
似ている植物 | 毒草のハシリドコロは芽吹いたフキノトウと間違えられる誤食例が報告されています。ハシリドコロによる食中毒では、場合によって言語障害や運動機能障害、意識不明といった症状も出るので注意してください。ハシリドコロには匂いは無いので、必ずフキの香りがするかを確かめましょう。 |
毒性・注意事項 | フキノトウの根には肝毒性のあるペタシテニンが含まれているので根は食べないでください。可食部分にも若干含まれている可能性があるので必ずあく抜きしてから調理しましょう。フキノトウのアレルギーを発症する人もおり、雄花の花粉が原因と考えられています。アレルギーが心配な人は雄花の収穫は避けた方が良いでしょう。 |
食用に向いたフキノトウの写真
成長したフキノトウの写真
食べられない事は無いが旬を過ぎてしまったフキノトウの写真です。