ポインセチアの育て方

ポインセチアは赤やピンク、白等に色づく葉を花のように楽しむ植物です。

このページではポインセチアの特徴や育て方、管理するポイントをご紹介しています。

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ポインセチアの特徴

ポインセチアはメキシコの山地を原産とするトウダイグサ科ユーフォルビア属に分類される多年草です。原種である「ユーフォルビア・プルケリマ」を改良して作られた園芸品種です。

花のように見える真っ赤な「苞」と葉の緑色とのコントラストがぱっと目を引く草姿をしており、クリスマスの時期になるとお店や街頭でよく見かける定番の観葉植物です。

園芸店などには冬場に多く出回りますが、もとは熱帯の植物なので寒さが苦手です。気温が低くなると枯れやすくなりますが、沖縄などの温暖な地域では数m近くまで育つこともあります。

近年では定番の赤色だけでなく、白やピンク、班入りなどのポインセチアも見かけるようになりました。クリスマスだけでなく年間を通して楽しめるインテリアプランツです。苞をきれいに色づかせるためには短日処理が必要です。

9月から10月にかけて日没から朝8時くらいまで鉢を光の当たらない場所に置くか、ダンボールなどで覆うようにすると、冬のシーズンに鮮やかな色になります。

基本データ

難易度 やや難しい
価格 3,000円~10,000円(5号サイズ)
成長速度 速い
花・種 赤などに色づく苞の中央に黄色い花が咲きます
日照量 日なたを好みますが夏の直射日光は避けましょう
温度 寒さに弱いので冬は10℃以上を保ちます
湿度 多湿に弱いため風通しの良い場所に置きましょう
花言葉 祝福する、幸運を祈る、私の心は燃えている、聖なる願い、聖夜

ポインセチアが好む環境

日当たりと置き場所

ポインセチアは寒さに弱く日なたを好みますが、葉焼けを防止するため直射日光は避けましょう。

屋内で育てる場合

ポインセチアは低温と湿気に弱い植物なので、基本的には暖かい室内で育てます。

日なたに置くと元気に育つので日当たりのよい窓辺などが適していますが、夜になると気温が下がる場合は鉢を窓から離すなどの工夫をしてください。

室温が5℃を下回ると葉が変色して落葉してしまいます。乾燥には強いですが、暖房の風が直接当たる場所はなるべく避けるようにします。

屋外で育てる場合

ポインセチアは春から秋にかけて屋外で育てることもできます。

日照不足になると下葉のほうから黄色く変色してしまうので、暖かい季節は戸外に出して日光をよく当ててあげましょう。

ただし、多湿に弱いので梅雨の時期など長雨が当たる場合は軒下や室内に移して管理します。また、夏場の直射日光は葉焼けの原因となるため明るい半日陰に置いてください。

冬は10℃を下回ってきたら室内へ取り込むようにします。

温度・湿度

ポインセチアの生育に適した気温は20~30℃くらいです。

耐暑性はある程度ありますが、寒さには弱く、5℃を下回ると萎れてしまうことがあります。室内に置く場合もなるべく10℃以上を保つようにしましょう。

乾燥には強いですが多湿を苦手とするので、水やりの際は土が乾燥したことを確認してから与えるようにし、根腐れを防ぎます。ただし、葉が乾燥しすぎると落葉することがあるため、室内の冷暖房の風は直接当てないでください。

用土

ポインセチアは多湿を苦手とするため、土が常に湿った状態になるのを嫌います。根腐れを防止するためにも用土には水はけのよい土を使用してください。

自分で配合する場合は、赤玉土(中粒)5:腐葉土3:ピートモス2、もしくは赤玉土6:腐葉土2:ピートモス1:バーミキュライト1などの割合でブレンドした土がおすすめです。

初心者であれば市販の観葉植物用の培養土を使用するのが最も簡単です。水はけが悪いと感じる場合は、川砂やパーライトを混ぜることで改善します。

ポインセチアを上手に育てるコツ

水やり

春から秋にかけての生育期には、鉢土が乾いたらたっぷりと水を与えます。鉢底から水が流れ出るくらいの量が目安です。暑くなる時期は日中に水やりをすると土が蒸れて根腐れを起こすことがあるので、基本的には早朝から午前中のうちに済ませましょう。

ただし、高温になる夏場は葉からの蒸散が盛んになるので、乾燥が気になる場合は夕方以降の涼しい時間帯にも水やりをします。

冬場はポインセチアの生育がゆるやかになるため水やりの回数は減らしてください。寒い時期は乾燥気味に管理することで元気な株に育ちます。

葉水

ポインセチアは乾燥に強い植物ですが、乾燥しやすい冬の時期や、室内管理で冷暖房の風が気になる時は、葉水を与えるとよいでしょう。多湿は苦手とするものの、葉が乾燥しすぎると落葉の原因となります。時々、霧吹きなどで水を吹きかけて葉が痛むのを防ぎます。

ただし、冬の時期にしおれてしまうのは乾燥よりも寒さが原因かもしれません。冬場に株の元気がない時はまず暖かい部屋に移して様子を見ましょう。

葉水には葉の乾燥を防ぐだけでなく害虫を予防する効果もあります。また、ホコリが溜まるのを防いで光合成を促進するメリットもあります。

肥料の与え方

ポインセチアは春から秋にかけての生育期に肥料を与えます。

植え替え時に緩効性の固形肥料を施し、効果が切れてきた頃から同じく固形の緩効性肥料を2か月に1度のペースで土の上に置きましょう。生育期に入る5月から7月にかけては規定の濃度に希釈した液体肥料を2週間に1回、水やりの代わりに与えるようにします。

11月に入るとポインセチアの生育が緩やかになるため施肥はストップしてください。肥料の量が多いと肥料焼けを起こして根が傷んでしまうので注意します。

ポインセチアの選び方

ポインセチアを購入する際にはまず害虫が付着していないか確認しましょう。

害虫が付いた株を買ってしまうと後になって傷んでしまったり他の植物に被害が及んだりする可能性があります。葉の色づきがよく、幹がしっかりと太いものを選びましょう。

ポインセチアの増やし方

ポインセチアは挿し木によって増やすことができます。

挿し木の手順は、まず葉を4~5枚つけた茎の先端をカミソリやナイフなどで鋭く切り取ります。葉からの蒸散量を減らすために葉を半分カットし、挿し穂として使用します。

茎の切り口から出る乳白色の液体を水で洗い流し、1時間ほど水に浸してから、ピートモスなどの挿し木用の土を入れた鉢に挿し込みます。この時、発根剤をつけると根が出やすくなります。

発根するまでの20日ほどの間は乾燥させないようにこまめに水を与え、風通しのよい明るい日陰で管理しましょう。根と新芽が出ているのを確認したら、4~5号サイズの鉢へ植え付けて完了です。その後は通常通りの管理に戻します。

ポインセチアの挿し木は生育期である5~7月頃、もしくは9~10月頃が適期です。

ポインセチアの植え替え

ポインセチアは生育スピードが速いため、ずっと同じ鉢で育てていると鉢の中に根が回って根詰まりしてしまいます。根が詰まると根腐れを引き起こすので、1~2年に1度を目安に植え替えをおこなうのがおすすめです。

開花後の3~5月に剪定をした後のタイミングで植え替えると元気に成長します。

ポインセチアの植え替えの手順は以下の通りです。

  1. 一回り大きな鉢に鉢底ネットと鉢底石を敷く
  2. 新しい用土を鉢の1/3程度まで入れてならす
  3. ポインセチアを鉢から抜き出して土を軽く落とす
  4. 鉢の中心へポインセチアを置いて土を追加する
  5. たっぷりと水を与えて風通しの良い日陰で管理する

ポインセチアの植え替えは生育期に入る5~6月頃が適しています。

病気・害虫

ポインセチアがかかりやすい病気には「灰色カビ病」があります。

灰色カビ病はカビ菌による伝染性の病気で、曇りや雨が続くような低温多湿の環境下で発生しやすくなります。初めは小さな淡褐色の病班ができ、だんだん腐敗して灰褐色のカビに覆われていきます。被害箇所はすぐに取り除き、薬剤を吹きかけて蔓延を防ぎます。

ポインセチアにつきやすい害虫にはオンシツコナジラミ、カイガラムシ、アブラムシなどがいます。

いずれの害虫も葉裏や茎に棲みついて栄養分を吸汁し、株を弱らせます。アブラムシやカイガラムシは発見次第、歯ブラシなどでこすり落としてください。

オンシツコナジラミは飛び回るので殺虫剤を用いて駆除するか、粘着テープでまとめて取り除きます。風通しのよい場所に置き、定期的に葉水を与えて予防をしましょう。

毒性や危険性について

ポインセチアの枝を切ると、ミルクのような白い樹液が出てきます。この樹液が肌につくと体質によってはかぶれてしまうことがあります。

剪定や挿し木などの作業をする際は手袋などで保護するようにし、触れてしまった場合は流水でよく洗い流してください。

ポインセチアの毒性は強いものではありませんが、小さな子どもやペットのいる家庭で育てる場合は手の届かないところに置くようにしましょう。

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