ペチュニアの育て方

育てるのが簡単で初心者にも人気のペチュニアの育て方をまとめているページです。

ペチュニアは花が色鮮やかな事から花壇やプランターによく植えられている植物です。下記ではペチュニアの育て方や増やし方など管理のポイントについて解説しています。

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ペチュニアの特徴

ペチュニアは南アメリカの亜熱帯から温帯にかけて生息するナス科ツクバネアサガオ属(ペチュニア属)に分類される草花です。原種は多年草ですが、日本では冬に枯れてしまうため一年草として扱われます。

開花期が長くたくさん花が付くため、家庭や公園の花壇などでよく見かける人気の高い花です。日本の暑さにも負けず開花するので初心者にも育てやすいです。

多くの園芸品種が生まれており、その数は数百にもなります。赤やピンク、青、白、黄など花色は変化に富み、小ぶりで可愛らしいものから大輪の八重咲きといった豪華なものまで、咲き姿もさまざまです。

花壇や鉢植えだけでなく、花束やハンギング、フラワーアレンジメントなど用途も幅広く、寄せ植えにも向いています。夏の花壇を彩る華やかな姿から「花壇の女王」とも呼ばれています。

基本データ

難易度 易しい
流通名 ペチュニア、ツクバネアサガオ
成長速度 速い
花・種 開花期が長く3~11月にかけて花が咲きます
日照量 日光を好むため日当たりのよい場所で育てます
温度 暑さには強いですが寒さに弱い植物です
湿度 長雨の湿気に弱いため風通しを確保しましょう
花言葉 あなたと一緒なら心が和らぐ、心の安らぎ

ペチュニアが好む環境

日当たりと植えるのに適した場所

ペチュニアは日光を好む植物なので、1年を通して日当たりのよい場所で管理します。

暑さや乾燥に強い反面、梅雨時など長雨に当たるような湿度の高い環境に弱いため、風通しのよい場所で育ててください。雨の当たりにくい軒下やベランダなどが適しています。

水やりの際の泥はねが原因となって病気にかかることがあるので、鉢は土の上に置かず、レンガや棚など高さがある場所に置くとよいでしょう。

地植えにする場合も株元にマルチングを施したり、地面から一段高くなるレイズベッドを作って植えたりなど、泥はねを防ぐ工夫をすると安心です。

ペチュニアは毎年同じ場所に植えると生育が悪くなる連作障害が起きやすいナス科の草花なので、連作する場合は植える場所を変えたり土を新しくしたりして育ててください。

苗を植え付ける土壌には、水はけがよく有機質に富んだ土が適しています。弱酸性の土を好むため、石灰などを加える必要はありません。

温度・湿度

ペチュニアは高温になる日本の夏にも負けない耐暑性の強い植物です。直射日光に当たっても問題なく育ち、乾燥にも耐えます。

暑さと乾燥に強い反面、寒さと湿気を苦手とします。葉が常に濡れた状態になると病気や生育不良を引き起こすため、長雨には当てないようにします。

もとは多年草ですが、寒さに弱いため屋外では日本の冬を越すことができません。冬越しさせたい場合は冬になったら暖かい室内へ取り込みましょう。

用土

ペチュニアは排水性に優れた有機質の土壌を好みます。弱酸性の土に植えるとよく育つので、石灰などを加えて中和する必要はありません。

鉢植えの場合は、赤玉土(小粒)5:腐葉土3:ピートモス2、もしくは赤玉土3:鹿沼土3:腐葉土3:ピートモス1などの割合でブレンドした土がおすすめです。市販のペチュニア用培養土を使用してもかまいません。

地植えのペチュニアにも水はけのよい土を選び、前年に引き続き育てる場合は土を新しくするか、新しい場所に植え付けましょう。

ペチュニアを上手に育てるコツ

水やり

鉢植えのペチュニアには、鉢土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。鉢底から水が流れ出るくらいの量が目安ですが、多湿に弱いので受け皿に溜まった水はすぐに捨てます。

夏場はよく乾燥するので、朝と夕方の2回に分けて水やりをしましょう。いずれもたっぷりと水をあげてください。土中が蒸れるのを避けるため、気温が上がる日中の水やりは避けます。

地植えの場合、苗の植え付け後にたっぷりと水を与えたら、後は降雨のみで問題ありません。晴天が続くなど極端に乾燥する時のみ水やりをします。

肥料の与え方

鉢植え・地植えともに、苗の植え付け時には元肥として緩効性肥料を土に混ぜておきます。

開花期が長いペチュニアは多肥を好むので、3~11月の生育期には肥料を欠かさないようにします。植え付けてから2週間が経過したら、追肥として緩効性の固形肥料を月に1度のペースで施します。

さらに、規定の濃度に希釈した液体肥料を2週間に1回、水やりの代わりに与えるとよいでしょう。肥料が切れると、花つきが悪くなったり葉が黄色くなったりします。

冬越し

ペチュニアは寒さに弱いので、日本では基本的に戸外で冬を越すことはできません。毎年花を楽しみたい場合は、翌春に新しく種をまくか苗を植え付けて育てます。

ただし、本来は多年草なので、適温を保つことができれば越冬が可能です。冬越しさせる場合は、寒くなったら暖かい室内や温室へ取り込み管理しましょう。

気候と管理方法によっては戸外での冬越しができる品種もありますが、一般的には難しいため、初心者であれば新しい種や苗を購入するのが無難です。

ペチュニアの選び方

ペチュニアの苗を購入する際は、葉につやがあり鮮やかな色のものを選びます。蕾がたくさんついている苗であればよりよいでしょう。また、ペチュニアは種が売られているのでこちらは安価に手に入ります。

下葉が少ないものや、茎がぐらぐらして不安定な苗は、生育不良の可能性があるので避けてください。

ペチュニアの増やし方

ペチュニアは挿し木によって数を増やすことができます。

まずは種のついていない健康な枝を先端から10cmほどの位置で切り取り、挿し穂にします。葉を2~3枚残し、土に埋まる部分の下葉と花や蕾は取り除きます。

挿し穂を1時間ほど水に浸して給水させたら、切り口に発根促進剤を薄くまぶします。鉢やポットに赤玉土などの水はけのよい土を入れておきましょう。

土に指で穴を開け、枝を3cmほどの深さまで挿し込みます。挿し木後は半日陰に置き、土を乾かさないよう水やりをします。

2週間ほどすると発根するので、安定したら新しい鉢や花壇などに植え替えてください。

ペチュニアの挿し木は3~7月頃が適期ですが、秋に挿し木をおこない冬越しさせることも可能です。その場合は室内で苗を管理しましょう。

ペチュニアの植え替え

ペチュニアは根の生育スピードが早く根詰まりを起こしやすい植物です。根詰まりは根腐れの原因となるため、水の吸収が悪くなってきたら一回り大きな鉢へ植え替えましょう。

ペチュニアの植え替えの手順は以下の通りです。

  1. 1回り大きな鉢に鉢底ネットと鉢底石を敷く
  2. 清潔な培養土を鉢の1/3程度入れる
  3. 鉢から株をそっと抜き出し、古い土を落とす
  4. 鉢の中央に株を置き、周りへ土を入れる
  5. 水をたっぷり与えて安定するまで半日陰で管理する

同じ場所や土での連作を嫌う植物なので、植え替える際には必ず新しい土を用意します。土を使い回すと病気にかかることもあるので気をつけてください。

多湿を苦手とするため、梅雨に入る前の4~5月に植え替えるようにします。

病気・害虫

ペチュニアがかかりやすい病気には「灰色カビ病」や「うどんこ病」があります。

灰色カビ病はカビ菌による伝染性の病気です。発症すると小さな淡褐色の病班が現れ、だんだん腐敗してカビに覆われていきます。

被害箇所は速やかに取り除き、薬剤を吹きかけて拡大を防ぎましょう。

うどんこ病は、葉に粉のような白いカビが発生するのが特徴です。放置すると葉が枯れてしまうため、被害に遭った葉はすぐに切除します。重曹水を吹きかけると繁殖の予防になります。

ペチュニアにつきやすい害虫にはアブラムシがいます。

アブラムシは茎や葉に棲みついて養分を吸い取り、株を弱らせる害虫です。見つけたらすぐに割り箸や粘着テープなどで取り除くか、たくさん発生した時は薬剤を散布して駆除しましょう。

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