ガーベラの育て方

色鮮やかな花を咲かせるキク科の植物ガーベラの育て方をまとめたページです。

ガーベラの特徴や育てるポイント、管理方法などを細かく解説しています。

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ガーベラの特徴

ガーベラは南アフリカを原産とするキク科カーベラ属に分類される多年草です。春と秋に花を多く咲かせる四季咲き性の草花です。

赤やピンク、白、黄、オレンジなどはっきりとした花色を持ち、花茎を長く伸ばした先に丸く愛らしい花をつけるのが特徴です。その明るく陽気な印象から、鉢植えや切り花、ブーケなどさまざまな用途で親しまれています。

原種のガーベラ・ヤメソニーは赤く細い花びらを持つシンプルな花がですが、現在では品種改良により多くの園芸種が存在します。

一重咲きや八重咲き、スパイダー咲きなど花形が豊富で、切り花として楽しめる大輪のものから花径3cmほどのミニガーベラまで大きさもさまざまです。

ガーベラは開花期が長く、上手に冬越しできれば次の春に再び芽を出します。近年では、暑さや寒さ、病害虫に強いガーデンガーベラと呼ばれる品種もあり、初心者にも育てやすく人気があります。

基本データ

難易度 やや易しい
流通名 ガーベラ、ハナグルマ
成長速度 普通
花・種 春と秋に多く花をつける四季咲き性です
日照量 日当たりを好みますが夏の直射日光は避けます
温度 寒冷地では冬場に防寒対策を施します
湿度 過湿に弱いため水はけのよい土を使用します
花言葉 希望、前進、究極美(黄)、感謝(ピンク)、赤(神秘)

ガーベラが好む環境

日当たりと植えるのに適した場所

ガーベラの生育には日当たりと水はけのよさ、風通しが必要です。日光を好む植物なので、基本的には風通しのよい日なたに置いて管理してください。

ただし、高温多湿の環境下では株が弱ります。30℃を超える真夏の時期は、直射日光に当たらない半日陰などに移動させるか、地植えの場合は遮光ネットなどで日よけを施します。

霜が降りない温暖な地域では戸外でも冬越しが可能です。気温が0℃になると葉が枯れて休眠しますが、春になると再び芽を出します。

寒冷地の場合は、凍結を防ぐため株の間に敷きわらや落ち葉を被せて防寒対策を施します。11月頃に鉢へ植え替え、4月上旬まで室内で育てるとより安心です。

ガーベラは土の過湿に弱い植物です。植え付ける用土にパーライトを混ぜると水はけが良くなります。また、有機質に富んだ土壌を好むので、堆肥や腐葉土をすき込みましょう。

温度・湿度

ガーベラは耐暑性・耐寒性ともに優れた植物です。

基本的には日がよく当たる場所で管理しますが、高温多湿になる日本の夏場は株が弱りやすいため、鉢植えの場合は半日陰に移すようにします。地植えのガーベラには日よけを施しましょう。

冬は寒さで地上部が枯れてしまいますが、根は生きているため翌年の春に再び芽を出します。

霜が降りない温暖な地域ではそのままでもかまいませんが、寒冷地では敷きわらなどで防寒するか、鉢に植え替えて春まで室内で管理するとよいでしょう。

土の過湿を苦手とするので、水はけのよい土壌に植え付けてください。

用土

ガーベラは過湿に弱く、土が常に湿った状態になると根腐れを起こす可能性があります。種や苗を植え付ける用土には水はけのよい土を使用します。

鉢植えのガーベラには園芸店などで販売されている草花用の培養土で問題ありません。自作する場合は、赤玉土(小粒)5:腐葉土3:パーライト2などの割合でブレンドした土がおすすめです。

地植えの場合は、堆肥や腐葉土などを加えて有機質の土壌を作ります。酸性土を苦手とするので、あらかじめ苦土石灰を混ぜて酸度を中和しておきましょう。

ガーベラを上手に育てるコツ

水やり

鉢植えのガーベラには、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。鉢底から水が流れ出るくらいの量が目安です。

ガーベラは土の過湿に弱いため、必ず土の状態を確認してから水やりをしてください。受け皿に溜まった水はすぐに捨てるようにします。

気温が高いと土が蒸れることがあるので、夏場の水やりは午前中または夕方以降の涼しい時間帯におこないます。凍結を防ぐため暖かい時間帯に水を与えます。

冬場はガーベラの休眠期にあたるので、水やりの回数を減らしましょう。

肥料の与え方

鉢植えの場合、ガーベラの植え付け時に緩効性の粒状肥料を元肥として混ぜておきます。酸性土を嫌うため、苦土石灰を加えて土の酸度をあらかじめ中和しましょう。

よく生育する春と秋には、追肥として緩効性の粒状化成肥料を月1回のペースで置き肥するか、規定の濃度に希釈した液体肥料を月3回ほど与えます。

地植えのガーベラには、春と秋の開花期に株のまわりへ化成肥料をまくとよいでしょう。

ガーベラは肥料が不足すると花付きが悪くなるので、定期的に肥料を施してください。

冬越し

冬はガーベラの地上部が枯れて休眠期に入りますが、寒さには強く、関東以西の暖かい地域では防寒対策を施すことで冬越しができます。

霜が当たらないよう軒下に移動させたり、マルチングを施したりして防寒しましょう。地上部が枯れても根は生きているため、水は必要です。開花期よりも回数を減らしますが、土が乾燥したら水やりをしてください。

冬に霜が降りるような寒冷地では、地中の凍結を防ぐため、11月頃から鉢に植え替え、室内で管理しましょう。

ガーベラの選び方

ガーベラの苗は春と秋に多く出回ります。苗を購入する際は、葉がたくさんついていて下葉が黄色く変色していないもの、蕾が多いものを選びます。

また、葉の裏までチェックして害虫がついていないか確認してください。

ガーベラの増やし方

ガーベラは、株分けと種の採取によって増やすことができます。ただし、採取した種をまいても同じ花が咲かなかったり、発芽する前に腐ったりすることがあります。

初心者の場合は、株分けによって数を増やす方法がおすすめです。

ガーベラの株分けは、3月中旬から4月、もしくは9月中旬から10月中旬におこないます。花が咲いていないときに作業しましょう。

茎を2~3本つけたガーベラを選び、根を傷つけないよう注意しながら鉢を抜き取ります。根についた土を優しく落とし、手や清潔なナイフで株を切り分けましょう。

大きな下葉や傷んでいる葉を取り除き、苗を浅めに植えつけます。土を少し持ってから植えると新しい芽が出やすくなります。

植え付け後はたっぷりと水を与え、風通しのよい日陰で管理します。新芽が出たら日がよく当たる場所へ移しましょう。

ガーベラの植え替え

ガーベラは多年草なので、ずっと同じ鉢で育てていると鉢に根が回って根詰まりを起こしてしまいます。鉢植えのものはなるべく1年に1度、ひと回り大きな鉢へ植え替えましょう。

ガーベラの植え替えの手順は以下の通りです。

  1. 1回り大きな鉢に鉢底ネットと鉢底石を敷く
  2. 清潔な用土を鉢底石が隠れるくらいまで入れる
  3. 鉢から株を抜き出し、古い土を丁寧に落とす
  4. 鉢の中央へ株を置いて土を隙間なく入れる
  5. 水をたっぷり与え、10日ほど日陰で管理する

ガーベラの植え替えは、3月中旬~4月、もしくは9月中旬~10月中旬頃が適しています。花が咲いていないときに作業してください。

株分けの適期と重なるため、大きくなったガーベラをコンパクトに仕立て直したいときは、植え替えと併せて株を分けるとよいでしょう。

病気・害虫

ガーベラがかかりやすい病気には「うどんこ病」や「灰色カビ病」があります。

うどんこ病は、葉に白い斑点性のカビが発生する病気です。放っておくと葉が枯れてしまうので、被害箇所はすぐに切除します。重曹水を吹きかけると繁殖を防止できます。

灰色カビ病はカビ菌による伝染性の病気です。発症初期に小さな淡褐色の病班ができ、徐々に腐敗してカビに覆われていきます。

病気になった箇所は速やかに取り除き、薬剤を吹きかけて拡大を防ぎましょう。

ガーベラにつきやすい害虫には「アブラムシ」や「オンシツコナジラミ」がいます。

アブラムシは葉や茎に寄生して植物の養分を吸い取り、株を弱らせる害虫です。発見したら粘着テープや薬剤を用いて駆除してください。

オンシツコナジラミは羽をつけた白っぽい虫です。ガーベラの養分を吸い取り、フンをまいて病気を誘引します。葉の裏を確認して卵や成虫を発見したら、早めに葉を取り除き、殺虫剤を吹きかけて駆除しましょう。

ガーベラの毒性や危険性について

キク科の植物のガーベラには毒がありません。そのため、子供や犬や猫のペットが居る家庭でも安心して育てる事ができます。

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