マンゴーの育て方

フルーツ

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マンゴーの特徴

マンゴーはインド北部・マレーシアが原産。インドでは紀元前から栽培されているといわれています。

ウルシ科マンゴー属の果樹で、トロピカルフルーツの代表的な果物としても有名です。果物を食べる時に出てくる大きな種を植えてみると芽が出て栽培する事は可能ですが、若干のコツがあるので、やや難易度は高めになります。

耐暑性は高く、逆に耐寒性が弱いので、沖縄や奄美で地植えで栽培はされていますが、以北での地植え栽培は難しいです。その他の地域では冬の気温対策も兼ねてハウス栽培で管理します。

日本で栽培されている多くは赤系のアーウィン種ですが、一部では黄色系の金蜜マンゴーや金煌(キンコウ)マンゴー、緑系のキーツマンゴーも栽培されています。アーウィン種は香りや見た目が素晴らしいですが、甘さなら黄色系や緑系の方が強いです。

マンゴーの実は良く熟したものはベータカロテンが豊富に含まれています。その他にもビタミンCやカリウムも豊富に摂取できるので美容面にも良いですね。パパイヤには劣るものの、消化酵素も多く含まれているのでデザートには最適です。

マンゴーはウルシ科の植物なので、ウルシオール成分も含んでいます。漆成分にかぶれてしまう傾向がある人は注意してください。

基本データ

難易度 やや難しい
流通名 マンゴー
成長速度 実生から3年程度で実がつく例が多いです
花・種 白い小さな花をたくさん咲かせ、実の中から大きなソラマメに似た形の種がとれます
日照量 日なたを好む
温度 生育温度は20℃~30℃
湿度 多湿状態でも育つが、続きすぎても病気の原因に
花言葉 甘いささやき

マンゴーが好む環境

日当たりと植えるのに適した場所

マンゴーは日なたを好みますので、植える場所、置き場所共に日当たりが良い場所を選びます。地植えの場合、沖縄や奄美・小笠原あたりでは見られますが、耐寒性が低いので、鹿児島本土や宮崎県あたりではハウス栽培で管理しています。その際も日当たりが良くなる場所を選んで植えています。

鉢植えで植える際も日当たりが良い場所を選んで置いてあげてください。日当たりが悪いと成長具合も悪くなりがちです。そして日当たりが良いという理由は他にもあり、実の糖度にも関係してきます。日当たりが良い方が甘さのある実が出来る傾向があると覚えておきましょう。

気温が下がりやすい場所、霜が当たりやすい場所は避けます。冬の寒い時期になったら日当たりの良い屋内に移動できるかどうかも考えておくと良いでしょう。

温度・湿度

マンゴーの生育温度は20℃~30℃。温かい地域で育つ果樹なので、耐暑性は優れています。

その一方で耐寒性は弱い傾向がありますので、冬時期に枯れてしまう可能性もあります。低温に関しては5℃までは耐えられるといわれていますので、5℃以下にならない管理が必要です。

湿度に関しては多湿環境でも耐えられるのですが、メリットとデメリットがあります。

花が咲いている時期では湿度が高めだと咲いた花が散りにくくなります。とはいえ、多湿環境は病虫害の原因にもなるので、ハウス栽培の方は適度な換気を行い湿度管理されている例が多いです。

用土

マンゴーの植え付けの際の土は酸性を好む傾向があります。地植えの場合はピートモスを混ぜ込んでから植えてください。

鉢植えの場合は、小粒の赤玉土と腐葉土を混ぜ込んだ土に鹿沼土やパーライトを混ぜ込んで水はけを良くした土に植えこむのもおすすめです。土壌を酸性寄りにする目的でブルーベリー用の土を混ぜ込んでも良いでしょう。

植え付ける鉢は大きめが良いです。見た目の目安でも2回りほど大きな鉢に植え替える方が良いので、最終的には1株あたり10号程度の鉢に植え付ける様にします。

マンゴーを上手に育てるコツ

水やり

マンゴーを地植えで栽培している場合は基本的に水やりの必要はありません。

鉢植えの場合は水やりの管理を行います。先程から何回かご紹介していますが、マンゴーの生育温度は20℃~30℃です。そのため、成長も3月から10月あたりが生育期になります。

この時期は土の表面が乾いてからたっぷりと水やりをしてください。タイミングは朝か夕方の涼しい時間帯に行います。

生育期以外の時期の水やりはそれほど必要としないので、土の表面が乾いてから2~3日経過したあたりのタイミングで水やりをする程度にして管理を行います。

肥料の与え方

マンゴーを植え付けてから実が出来るまでは6~7年かかるといわれています。その間も追肥は行いましょう。肥料が足りなくなると葉の色が悪くなったり、せっかく花が咲いても、花が落ちやすくなる可能性もあります。

3月~10月の成長期の時期に、チッ素・リン酸・カリが同等に配合されている緩効性化成肥料を与えます。目安としては、花芽が出てくる3月あたりと、摘果を行う5月、収穫後の8月あたりに追肥をしてください。他にも油かすを株元に施す方法でも良いでしょう。

冬越し

マンゴーは冬の寒さは苦手です。アーウィン種はやや寒さに強い種類という事で宮崎県あたりで栽培されていますが、温室での栽培が多く見られます。

気温が5℃以下になったり、霜が降りる様な環境では枯れてしまうので、気温が5℃以下になる可能性がある地域の方は地植えは向いていません。ハウス栽培を行う方法で温度管理を検討してください。

個人的にマンゴーの栽培を楽しんでいる人たちは、冬の間だけ屋内に移動できる様に鉢植えで栽培するという人が多いです。屋内へ移動する際は窓際等、日当たりが良い場所に置きましょう。

マンゴーの選び方

春先にマンゴーの苗が販売されている事があります。苗を選ぶ際は、葉の色が濃いものを選びます。また、葉や木の部分を良くチェックし、病虫害がないかも確認しましょう。

また、通信販売でもマンゴーの苗が販売されている事があります。アーウィン種を見かける事が多いです。開花、結実した木を利用した「接木苗」と記載されている苗を選んで購入した方が、実が出来が期待できるのでおすすめです。

マンゴーの増やし方

マンゴーは実を食べた後に残った中心部にある種を植える事で芽が出る場合があります。多くは海外からの輸入なので、防カビ処理をしている都合により、発芽率が悪い可能性もある点は理解してチェレンジしてみましょう。

平たくて大きな種の外殻部分は外します。一見、見た目は種という感じですが、この外殻のまま植えると発芽しにくいです。中のソラマメの様な見た目の種を植えてしばらく水やりをしてみてください。

発芽条件の温度は20℃以上なので、6月過ぎたあたりで試してみましょう。他には、しばらく水に浸けた状態で発根、発芽させてから植えるという例もありますので、お好みで試してください。

実際に発芽した場合、実生から結実までは6年程度かかるといわれていますので、じっくり育てたい人向きです。

種からの発芽以外では、挿し木をして根付かせる方法もあります。7㎝程度の差し穂を清潔な赤玉土に挿して根付くまで毎日水やりをする事で根付いていきます。

マンゴーの植え替え

マンゴーの植え替えは、4月から6月の温かい時期に行うのがおすすめです。

最初は苗の大きさより一回り大きな鉢に植えつけます。植え替える際は、根を傷めない様にするという点に注意してください。根を傷めない様に周辺についている土ごと崩さない様にして植え替えます。

植え替えの周期ですが、2年もすると根が成長してパンパンになってしまう場合もあります。2年ごとに一回り大きな鉢に植え替えてあげるのがベストです。最終的には成長して10号程度の大きな鉢に植え付ける様になります。

病気・害虫

マンゴーの病虫害で注意したいのは、カイガラムシやハダニです。

温かい時期に発生しやすく、葉から栄養を吸ってしまうので、どんどん元気がなくなっていくだけでなく株自体が弱りやすくなります。見つけ次第、歯ブラシを使って駆除してください。

病気に関しては、炭疽病になる場合があります。

葉や実に黒い斑点が出来、広がりやすい病気です。最悪、木自体も枯れてしまう可能性がありますので、病変部は早めに取り去ります。カビの菌が原因なので、風通しが良い管理をしていくのが予防になります。

毒性や危険性について

マンゴーはウルシ科の植物なので人によっては実を食べるとかぶれてしまいます。

かぶれの原因物質であるウルシオールは果皮や葉、樹液に多く含まれていますが可食部の果肉にも少量含まれているため、体質により食べただけでマンゴー皮膚炎が発症する可能性があります。

また、樹液などにはなるべく触らないようにしましょう。

海外で自生するマンゴーの木

ハワイや東南アジアと言った温かい地域ではマンゴーも街路樹代わりに自生していたりします。日本では高級品のマンゴーも海外では柿やみかんのような存在らしく、家の庭に植えて近所にお裾分けしたりするそうです。

年中温かい屋外で育つマンゴーの木はとにかく大きいです。電線よりも高く伸び実も鈴なりになっています。

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