ユスラウメの育て方

フルーツ

透き通るような赤い綺麗な実を付ける、ユスラウメの育て方を解説しているページです。

ユスラウメはその赤い実を食べたり鑑賞したりして楽しむ植物で、枝いっぱいに赤い実を付けた姿は見事です。ユスラウメの実はうっすらと甘くみずみずしいので美味しく食べる事もできます。

このページではユスラウメの特徴や好む環境、育て方などをご紹介しています。

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ユスラウメの特徴

ユスラウメは中国の原産、バラ科サクラ属の落葉低木です。

サクラの花が咲くあたりと丁度同じ位の時期、春頃に梅に似た花を咲かせて6月あたりに赤いかわいらしい実をたくさんつけます。

江戸時代には日本でも栽培されており、桜桃と呼ばれていましたが、サクランボと区別するためにユスラウメ(朱桜)と呼ばれる様になりました。

実は生食する事もできますので、果樹類の中でも比較的育てやすい木で、成長した場合、2m~3m程度の高さになるのですが、結実した時期に収穫も枝ごと切って収穫できます。 この段階で剪定も一緒に出来、高さや成長具合も管理しやすいので、初心者にもおすすめです。剪定した枝はそのまま花瓶に生けたりする事もできます。

ユスラウメの実は透き通るように赤くて丸く、梅や桃に似て立て割れがうっすら入った様な形になります。酸味も弱くほのかな甘さを感じる味です。

基本データ

難易度 簡単、とても丈夫で育てやすい
流通名 ユスラウメ、梅桃、梅桜、桜桃、山桜桃梅
成長速度 結実まで2年程度かかる
花・種 白または淡紅色の花をさかせ、赤い実をつけ5㎜程度の小さな種がとれます
日照量 日なたを好む
温度 20℃~30℃程度ですが、耐寒性、耐暑性に強い
湿度 多湿を嫌う
花言葉 郷愁、輝

ユスラウメが好む環境

赤く色づいたユスラウメの実

日当たりと植えるのに適した場所

ユスラウメは日光が良く当たる場所を好みますので、日当たりが良い場所に植えます。どちらかというと丈夫に育ってくれる種類なので、日の当たり具合をまず一番に意識してください。

1日中日が当たる場所でも大丈夫ですし、直射日光が当たる様な環境でも大丈夫です。

逆に日当たりが良くない場所に植えると育ちはするのですが、実のつき方が悪くなる傾向があります。地植えはある程度日当たりの良い場所で管理できれば丈夫に育ってくれます。

盆栽として育てたり、鉢植えで管理する場合も同様です。日当たりの良い場所で管理してください。

地植え、鉢植え共に注意したいのが土の水はけと加湿環境です。とにかく植える場所の土壌は水はけが良い場所を選んでください。

多湿を嫌うので風通しが良い場所に植えてあげましょう。

温度・湿度

ユスラウメの生育に適した温度環境は20℃~30℃程度です。とはいえ、耐寒性、耐暑性に強い特徴もあります。

耐寒温度は-20℃、耐暑温度も40℃程度までといわれているので、日本での温度環境で考えるとあまり温度管理は気にせずに育てる事が出来る木です。

ただ、湿度に関しては乾燥気味な環境を好みます。多湿状態を嫌いますので、乾燥気味に管理していった方がうまくいきます。風通しが良い生育環境を意識して育ててあげましょう。

用土

ユスラウメは水はけが良い土壌環境を好みます。庭に地植えする場合は、植え付ける場所の土を掘り起こし、腐葉土や堆肥を土に混ぜ込んで準備しておくと良いでしょう。

鉢植えで管理する場合は、小粒の赤玉土に腐葉土が3割程度混ざった土を作ると良いです。水はけを重視したい場合は川砂を少し混ぜるという例もあります。

ユスラウメは若干、酸性寄りの土壌を好みます。土を混ぜて作る際に赤玉土を鹿沼土に替えて土を作っても良いでしょう。

植え付ける木の大きさにもよりますが、鉢の大きさは5号から10号あたりを選びます。

ユスラウメを上手に育てるコツ

ユスラウメの花
ユスラウメの花

水やり

ユスラウメを庭等に地植えにした場合、根付いてくれていれば特に水やりの必要はありません。

元々乾燥気味に管理したほうが良いですし、根を深く張る性質があるので、地中に含まれている水分で充分です。もし、雨が降らない日が続いて土の乾燥具合がひどい場合は様子を見て水やりをします。

鉢植えの場合は、土が乾燥してからたっぷりと水やりをします。

必ず土が乾燥しているのを確認してから水やりをしてください。水のやりすぎは根腐れを起こし枯れてしまう原因になります。

肥料の与え方

ユスラウメはあまり肥料は必要なく丈夫に育つといわれていますが、もし肥料を与える場合は、地植えでは2月~3月のタイミングで化学肥料か堆肥を与えます。

鉢植えの場合は8月頃にも化学肥料を与えると良いでしょう。

化学肥料を与える際の注意点としてはチッソの割合が多くならないものを選んで与えます。チッソの量が多いと葉だけが茂って実の付き具合が悪くなる事があるからです。

化学肥料を購入する際にチッソが少なめでリン酸やカリの割合が多いものを選びましょう。

冬越し

ユスラウメは耐寒性もあり、氷点下にでもならない限りは常緑の状態です。寒冷地では葉が落ちますが、翌年にはまた茂るので問題ありません。

特に冬超しの準備をする必要はありません。屋外で管理している場合は秋ぐらいから寒さに備えて徐々に水やりの頻度を減らし乾燥気味にすることで耐寒性を上げる事が出来ます。

冬の期間はこのまま乾燥気味に管理をして、春頃になってきたら徐々に水やりをしていくと新しい芽が出て成長していきます。

先程、肥料の際にも先述しましたが、鉢植え、地植え共に2月~3月頃に一度肥料を与えましょう。

ユスラウメの選び方

ユスラウメはホームセンター等で苗木が市販されているものを購入する場合、一般的には他の果樹の苗木を選ぶのとポイントは同じです。

病虫害と思われる葉がついていないか、害虫による被害を受けていないか。葉は元気か、苗を持った時に苗木がぐらつかないか(しっかりと根を張っているか)等です。

通信販売で苗木を購入する際は、赤い実がつく赤実種や白い実がつく白実種が販売されていますので、好みで選ぶと良いでしょう。

ユスラウメの増やし方

ユスラウメは6月頃にたくさん実をつけますが、落ちた実からのこぼれ種によって新しく芽が出てくることもあるくらいなので、種からの発芽、栽培も簡単に行えます。

特に種では市販されていませんので、結実した実から種を取り、植え付けて発芽するまで水やりをしてください。

他には挿し木で増やす方法がおすすめです。

  1. 前の年に伸びた枝を使います
  2. 15cm程度の長さに切り、赤玉土に挿してください
  3. 時期は6月~7月あたりが適しています
  4. 土に挿す前にメネデール等の発根促進剤を使ってから挿し木するのも良いでしょう

4月頃、株元にたくさん芽吹いてくる「ヒコバエ」の根元あたりに土を盛ると根が出てくるので、そこから新たに取り木して植える方法で増やしている人もいます。

ユスラウメの植え替え

ユスラウメを鉢植えで栽培している場合は、根の成長や水はけ具合を良くするためにも2年から3年に一度は植え替えをしてあげる事をおすすめします。時期は3月あたりがおすすめです。

植え替え方法は、他の盆栽の植え替えと同じです。一度、鉢から抜き、鉢根の周辺を崩してからまた鉢に戻し、周辺に土を入れて植え替え完了です。

鉢植え管理から地植えにする場合、植え替えに適している苗木の大きさは15cm以上となりますので、小さめの苗木の場合は、15cm以上の大きさになってから植え替えしてあげてください。

病気・害虫

ユスラウメは病虫害にかかりにくく丈夫という事で育てやすい品種になりますが、カイガラムシがつく事がありますので、見つけ次第駆除します。

風通しが悪いと付きやすくなりますので、選定をして適度に風通しが良くなる管理をしてください。

他にも花が咲いた後に出来る実の形が明らかに違う形になったり大きな実等、奇形果が出来るふくらみ病になる事もあります。

雨が長く続くのが原因です。奇形果や病変が見られたらすぐにその部分は取り去って、離れた別の場所で焼却処分するか、ビニール袋に入れ密閉しゴミとして処分します。

胞子が残ると被害が広がるだけでなく、他の病虫害の原因にもなってしまいます。

ユスラウメの毒性や危険性について

ユスラウメの実は生食もでき食べても安全な植物です。葉や幹も棘などは無く簡単に実を取る事が出来るので安心して植えられる植物です。

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