小玉スイカの育て方

フルーツ

小さくて扱いやすく食べやすい、小玉スイカの育て方を解説しているページです。

従来のスイカは大玉種が一般的でしたが、近年では需要の変化から小玉スイカも多く出回るようになりました。スイカ栽培は畑が無ければ難しかったのですが、家庭菜園向けに小玉スイカの苗も売られているのでベランダ栽培に挑戦する人も多いです。

下記では家庭菜園で小玉スイカを育てる際のポイント等をご紹介しています。

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小玉スイカの特徴

スイカは熱帯アフリカ原産、ウリ科スイカ属の植物です。日本には室町時代以降に入ってきたという説があります。

スイカは大玉の物が一般的ですが、小玉スイカは小さく品種改良された種類で少人数でも消費しやすいサイズとして近年ニーズが高まっています。

大きいスイカだと栽培も場所を取るイメージもあるし、難易度も高くなりますが、小玉スイカは若干、大きいスイカよりは育てやすいです。大きいスイカよりも冷蔵庫に入れやすいですし、消費もしやすいので人気があります。

ただ、植え付ける深さや誘引の仕方、肥料の与えるタイミング等ある程度のコツやポイントがあるので、どちらかといえば上級者向けの野菜になります。

大きく切れ込んだ特徴的な葉をしており、つる性の植物です。

1株に雌花と雄花が存在する雌雄異花(しゆういか)といった特徴もあり、作り方次第では1株で3玉~4玉程度の収穫が見込める場合もあります。

基本データ

難易度 難しい
流通名 小玉スイカ、紅こだま、マダーボール等
成長速度 種まきから収穫まで6か月程度
花・種 ウリ科特有の黄色い花を咲かせ、黒い種がとれます
日照量 日なた
温度 23℃~30℃
湿度 多湿環境を嫌います
花言葉 どっしりしたもの、かさばるもの(スイカ全般の花言葉)

小玉スイカが好む環境

日当たりと植えるのに適した場所

地植えを行う場合、小玉スイカを植える場所は日なたを好みますので、日当たりの良い場所を選んで植えます。風通しが良いところに植えてあげてください。

スイカは連作障害が起きる野菜の一つです。

もし、スイカの育成中に急に萎れて枯れてしまった場合はつる割病の可能性があります。つる割病が発生した場合は5年間は同じ場所での栽培を避けた方が良いといわれています。

カボチャ、メロン等、同じウリ科の野菜の近くに植えたり、続けて植える事が無い様に場所選びをしてください。

ベランダでプランターを利用した栽培を行う際も地植え同様に日当たりと風通しが良い場所を選んで植えてください。かなり日差しが強い場所でも大丈夫な野菜です。

雨が当たる場所だと病気のリスクも出やすくなるので、雨が当たらない場所を選んで植えます。

温度・湿度

小玉スイカの生育に適した温度は23℃~30℃です。 種まきをする場合、発芽適温は25~30℃となるので、地熱を上げた状態で種まきをしないとうまく発芽しません。 苗からの購入、栽培ではなく、種から栽培の場合は3月、4月あたりになると思いますので、まだ気温が低い場合は、発芽適温になる様に調整してあげてください。

湿度に関してですが、小玉スイカは水分を多く含んいる見た目に反して多湿状態を嫌います。乾燥状態を好む傾向があるので、乾燥気味に育ててください。

用土

小玉スイカは酸性土壌を嫌います。植え付ける予定の2週間前に石灰を混ぜ込みよく耕しておきます。

1週間前に堆肥と元肥を入れて更に良く耕し、畝を作っておくと良いです。地熱を上げる目的でマルチシートを使用するのも良いでしょう。

プランターを利用して家庭菜園をする場合は、野菜用の培養土を準備すると便利です。

プランターの大きさは30㎝以上の深さのあるものを選びます。プランター栽培の場合、場所を取らない様に空中栽培する人が多いで、同様に栽培する場合は支柱の装着がしやすいタイプを選ぶと良いでしょう。

小玉スイカを上手に育てるコツ

水やり

もし、地植えで小玉スイカを生育していく場合は、基本的に水やりは必要ありません。降雨の水分だけでも充分に育ちます。

水のやりすぎは実が肥大しすぎて割れてしまう原因になるので注意してください。同様に生育中に雨が多い時も割れてしまう事があります。

プランター栽培を行っている場合は、土の表面が乾いた時にたっぷりと水やりをします。

水やりのタイミングは朝にしてください。朝に水やりをすると光合成もしやすくなるからです。

夕方に水やりをして水分が多い状態は徒長しやすくなります。

肥料の与え方

小玉スイカの追肥はある程度は植え付け前の元肥で成長していきますので、一番果がつくあたりまでは特に不要です。

かといって植え付け前の元肥を多くするという必要もありません。肥料が多すぎると実の付きが悪くなるつるぼけを起こしてしまいます。

一番果がついて、卵位の大きさになったあたりで化成肥料を与えます。化成肥料は株の周辺に与えます。プランター栽培の場合はプランターの一番端に置きましょう。

追肥も与えすぎは良くありません。同様につるぼけをする可能性がありますので、様子を見つつ追肥をしてください。

冬越し

スイカの原産地が熱帯アフリカの砂漠地帯という事もあり、暑さには強いのですが寒さには弱いです。12℃以下になると生育が止まってしまいます。

そのため冬の栽培には向いていないので、特に冬超しの必要はありません。

もし以前植えていた場所に割れた果実があり、こぼれ種があったとしても、うまく発芽する温度環境でもないため、冬の生育自体はうまくいかないです。

新たに、5月以降に苗を購入して育てる方法で小玉スイカを楽しみましょう。

小玉スイカの選び方

5月を過ぎたあたりから小玉スイカの苗が販売されます。

苗を選ぶ時には葉の緑色が濃いのを選びます。子葉がついていて、本葉が3~4枚ついている苗を選ぶと良いでしょう。

葉に元気がないものや、葉にシミや枯れがある苗は病虫害の可能性があるので避けてください。

若干高くなりますが、病虫害対策として他のウリ科に接ぎ木した苗を購入すると育てやすいです。

小玉スイカの増やし方

小玉スイカは種まきと接ぎ木で増やすことが出来ます。

小玉スイカを食べた後に取った種を良く洗い乾燥させます。種類によっては発芽しにくいものもありますので、まずはお試しといったところでしょうか。

種まきはポットに土を入れ、2~3粒の種をまき、1㎝程度の土をかぶせておくと発芽します。

発芽条件が25℃~30℃の種類が多いので、3月~5月あたりに撒くか、温度環境に配慮した管理をしていくのがポイントです。

接ぎ木苗は、子葉の段階で台木の芽の部分を取り、カミソリで縦に割り、穂木となる部分の子葉から1㎝下部分を先が程くなる形に切り、台木に差し、バンドで止める方法があります。

しかし、この方法は技術と手間が必要になるのでおすすめしません。小玉スイカは接ぎ木苗を購入して育てる方法が失敗しにくいです。

小玉スイカの植え替え

小玉スイカの苗は下記の手順で植え替えます。

  1. 小玉スイカは子葉が残っている状態で、本葉が3~4枚位ついている状態の苗が植え替えに適しています
  2. ポットが入る分の穴を掘り、ポット苗ごと水に浸しておきます
  3. 苗は土がついている状態のまま穴に植え、軽く土をかぶせましょう
  4. 苗の周辺に軽く溝をつけつつ植えると苗に水が浸透しやすくなります

ベランダでプランター栽培を行う場合は、場所を取らない様に支柱を利用した空中栽培を行う予定の人もいると思います。

空中栽培を予定しているなら、植え替え後に支柱を苗の横に立てて、麻ひもで誘引しておきましょう。

病気・害虫

小玉スイカの栽培で注意したいのがウリハムシです。見つけ次第駆除するしかありませんが、予防対策で防虫ネットをかぶせて栽培する方法もあります。

アブラムシも付きやすいので、こちらも見つけ次第駆除するか薬剤散布をして対策しましょう。

病気ではつる割れ病やつる枯れ病があります。

カビが原因で、多湿状態の高温環境や連作も原因になります。水はけのよく風通しが良い場所で栽培をする、同じ場所での栽培は5年以上空ける、接ぎ木苗を使用する生育で対策をすることが出来ます。

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