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スパニッシュモスの育て方|水やり頻度と失敗しない夏越しのコツ

観葉植物

確認用下書き:元記事ID 1667を複製し、加筆・修正案を反映しています。元記事は未変更です。

スパニッシュモス(ウスネオイデス)は、土を使わず吊るして育てられるエアプランツの仲間です。元気に育てるポイントは、明るい日陰、風通し、水やり後に株の内側までしっかり乾かすこと。空気中の水分だけに任せず、株の乾き具合を見ながら全体を濡らします。

茶色く枯れる場合は、水不足だけでなく、水やり後の乾燥不足、蒸れ、強い直射日光、寒さも確認してください。特に束の中心は水が残りやすいため、濡らした後は風が通る場所で乾かすことが大切です。

このページでは、スパニッシュモスの水やり、置き場所、冬越し、枯れる原因、増やし方まで順に解説します。

育て方の要点

  • 置き場所:直射日光を避けた、明るく風通しのよい場所
  • 水やり:回数を固定せず、気温・湿度・風通しと株の乾き方で調整する
  • 水やり後:束の中心まで乾かし、水が残ったままにしない
  • 冬越し:冷え込みが強くなる前に室内へ移し、窓際の低温にも注意する
  • 枯れる原因:乾燥、蒸れ、強光、低温を順に確認する

スパニッシュモスの特徴

スパニッシュモスはウスネオイデスやサルオガセモドキとも呼ばれ、パイナップル科ハナアナナス属のエアプランツの仲間です。

見た目には立派なあごひげの様にモシャモシャに成長していき、成長すると25~40cm前後になり自然界では木に下げてあるかの様に自生している場合もあります。

土や栽培容器を使わず、吊るして育てられます。ただし、室内の空気中の水分だけでは不足することがあるため、株の乾き具合を見て水やりをします。市販のスパニッシュモスは束ねられた状態で販売されている事が多いです。

スパニッシュモスと名前がついているので、スペインのイメージがありますが、北アメリカ南部から南アメリカにかけたエリアが原産といわれています。

ある程度、管理にコツがいりますが、見た目にもユニークなエアプランツの仲間です。

基本データ

難易度 やや難しい
成長速度 生育環境が良ければ茎をのばして成長していきます
花・種 主に春先ですが、不定期に緑色の花をさかせます
日照量 直射日光は避けましょう
温度 寒さと真夏の高温・蒸れを避ける
湿度 適度な湿度がある場所を好みます
花言葉 不屈

スパニッシュモスが好む環境

日当たりと置き場所

スパニッシュモスは直射日光を避けた明るい場所であれば屋内でも屋外でも育てる事が出来ます。

屋内で育てる場合

室内でスパニッシュモスを育てる場合は、明るめの日陰になる場所がおすすめです。

多少の日当たりの良さがある場合は良いのですが、時間帯によって直射日光が当たってしまう場所は避けてください。

スパニッシュモスは部屋で吊るして管理すると、見た目にもおしゃれという理由から室内管理をする人が多いのですが、実は軒下やベランダといった屋外管理の方がうまく育ていることが出来る場合も多いです。

室内管理をする時には西日にも注意してください。西日の直射日光が当たってしまう事が原因で株が弱る例もあります。

スパニッシュモスを室内で育てる場合は、直射日光が当たらない場所、そして多少明るめの日陰になる様な場所を選んであげて吊るしましょう。

屋外で育てる場合

室内で育てるよりも屋外で育てた方が元気に成長してくれるスパニッシュモス。屋外で吊るしておく場合は、直射日光が当たらない場所、西日が当たらない場所を選んでください。

葉が日焼けをおこして場合は日当たりが若干強めだという可能性もあります。その際は遮光ネットを使用したり、寒冷紗を使用する方法である程度遮光してあげると元気を取り戻します。

もし、日焼けをしている時には、目安として50%程度の遮光をしてあげると良いでしょう。

窓辺に吊るしたり、ベランダ、軒下あたりに吊るして管理しているという人もいますので参考にしてみてください。自然下では木に吊り下がる状態で自生しているので、風通しが良い木陰に吊るしているという例もあります。

温度・湿度

スパニッシュモスが好む生育環境はある程度湿度が一定していて、風通しが良い環境です。そのため若干、湿度がある環境を好みます。

乾燥した環境では葉が乾燥して元気がなくなってしまいますし、最終的に枯れる原因になる場合もあるので注意しましょう。

湿度がある程度保たれている時期には、空気中の水分を取り入れられるのですが、乾燥している時期は霧吹きで水やりをして、ある程度湿度がある環境になる様に調整してあげましょう。

温度は低温環境下では5度以下は苦手なので、屋外で管理していて10℃以下になる気温になる場合は、屋内に一時的に避難してあげる事をおすすめします。

用土

スパニッシュモスは育てるのに土や鉢は必要ありません。代わりに紐や針金で束ねて吊るした状態で育てます。

スパニッシュモスを上手に育てるコツ

スパニッシュモスのソーキング(水やり)
スパニッシュモスのソーキング(水やり)

水やり

スパニッシュモスはエアプランツの仲間なので、葉の表面にトリコームと呼ばれる細かい毛が生えていて、トリコームのおかげで水分蒸発を防ぐ事が出来ています。

空気中の水分で生きていけるので、水やりは必要ないと思っている人も多いのですが、水やりは必要なので忘れずにやりましょう。

水やりは「週に何回」と固定するより、株の色や軽さ、季節、室内の乾燥具合を見て調整します。霧吹きだけでは束の内側まで濡れない場合があるため、必要に応じて株全体を十分に濡らしてください。一方、長時間水に浸ける方法は、株の状態や乾燥環境によっては蒸れや傷みにつながります。

水やりで最も大切なのは、濡らした後に風通しのよい場所で株の内側まで乾かすことです。水が残りやすい束の位置をずらし、必要なら株を広げて乾かします。時間帯そのものより、濡れたまま長時間置かないことを優先してください。

ソーキング後は風通しが良い場所に置いて十分に乾かしてください。

束ねている部分は乾きにくいので定期的に束ねる位置を変えるか、株を逆さに吊るすと水が溜まってしまう事もなく乾燥しやすいです。

葉水

スパニッシュモスのもう一つの水やり方法にミスティングがあります。

目安としては週に1回、乾燥しやすい時期は週に2回程度と様子を見ながら霧吹きでまんべんなく株に霧吹きで水を与えます。

しっかり乾いて蒸れない環境なら毎日ミスティングした方が調子が良いです。乾燥気味か多湿気味かで調整してあげましょう。

ミスティングは、時間帯を固定するよりも、水やり後に株全体を十分に乾かせる時間と環境を選びます。高温時や風通しが悪い場所では、濡れたまま長時間置かないよう注意してください。

肥料の与え方

スパニッシュモスは基本的に普段の管理時に肥料の必要はありません。

生育期が春と秋なのですが、この時期にあまり元気がないかも?と思った時に、水で薄めた液体肥料をミスティングやソーキングの時に与える程度で大丈夫です。

ただ、春や秋に頻繁に肥料を与えるといっても頻繁に与えるのは良くありません。目安としては月1回程度というペースにしておきましょう。

注意事項としては肥料の濃度は調整が必要です。

スパニッシュモスは肥料を多く必要としません。肥料を使う場合は、エアプランツに使用できる製品を選び、製品表示より薄めの濃度から株の状態を見て試してください。

スパニッシュモスが枯れる原因

葉先から茶色く乾く

乾燥が続いた、水が株全体に届いていない、強い日差しに当たった可能性があります。置き場所の日差しを確認し、水やり時は束の内側まで濡れているか確かめます。ただし、茶色くなった部分は元の緑色には戻りません。

束の内側が黒ずむ・柔らかくなる

水やり後に乾ききらず、蒸れて傷んだ可能性があります。株を密集させすぎず、風が抜けるように吊るしてください。傷んだ部分が広がる場合は、健全部分と分けて管理します。

全体の元気がなくなる

低温、急な環境変化、水不足、過湿が考えられます。直前に置き場所や管理方法を変えていないか確認し、一度に複数の条件を変えず様子を見ます。冬の窓際は夜間に想像以上に冷えるため注意が必要です。

スパニッシュモスの選び方

スパニッシュモスは市販の場合はホームセンターやフラワーショップ、園芸ショップ等で、そして通販でも入手できます。

市販のスパニッシュモスで直接見て選べるのであれば、緑が多くて元気が良い株を選びます。枯れていたり茶色い部分が多い株はおすすめしません。

また、通信販売の場合だと自分で選ぶ事が出来ないという心配もあります。

この場合は細葉タイプの株よりはここ最近、流通しつつある太葉タイプの株を選ぶと細葉よりも丈夫で育てやすいです。

下記は太葉の写真ですが、参考までにどうぞ。

スパニッシュモスの増やし方

スパニッシュモスにとって適している環境であれば、定期的に水を与えていくとどんどん成長していきます。

花が咲くタイミングは春頃が多いですが、花自体が緑色なので花が咲いた事に気が付きにくいかもしれません。ただ、普段からよく観察していると、ある日花が咲いた!と気が付く事に。

株が伸びて十分な長さになったら、傷みのない健康な部分を分けて増やすことができます。清潔なハサミを使い、分けた株も風通しのよい明るい日陰で管理してください。

病気・害虫

スパニッシュモスは元々、病虫害に強い性質があるのですが、まれにカイガラムシがついてしまう例があります。

原因の一つに風通しが悪いという条件がありますので、風通しが良い場所で管理をしてください。

また、普段からスパニッシュモスの様子を見ておき、白い点がついていないかも確認しておくと良いです。

もし、カイガラムシによる被害があった場合、養分を吸われて元気がなくなってしまうので見つけ次第、駆除してください。

幼虫の場合は薬剤を使って駆除できますが、成虫の場合は固い殻に覆われているので、歯ブラシを使用してこすり取る方法で駆除しましょう。

他にもアブラムシによる被害例も聞きますので、こちらも見つけ次第駆除してください。

他にも黒い点が出来ている場合、カビの可能性があります。

ソーキング後に充分に乾燥しきれなかった場合になりやすいので、風通しの良い場所で管理する事を心がけましょう。

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