テーブルヤシの育て方

観葉植物

テーブルヤシは卓上にも置けるコンパクトで可愛らしいヤシ科の観葉植物です。

このページではテーブルヤシの育て方について解説しています。

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テーブルヤシの特徴

テーブルヤシはメキシコから南アメリカにかけて生息するヤシ科の植物です。

テーブルに置いて育てられるほど小さなことからテーブルヤシと名付けられています。小型で扱いやすいため、最近は100円ショップでも売られている人気の観葉植物です。

テーブルヤシは熱帯植物ですが、本来は標高の高い場所に生息しているため寒さにも強く、耐陰性もあります。成長が遅いため大きくなっても2mほどにしかならず、丈夫なので初心者の人でも育てやすい植物です。

笹のような細長い葉が羽のように広がっているのが特徴で、小さいながら南国に植えられたヤシの木を思い起こさせる草姿をしています。

お部屋に一株置くだけでトロピカルな印象にしてくれるおしゃれな観葉植物です。

基本データ

難易度 初心者向き
価格 300円〜3,000円程度(3号サイズ)
成長速度 遅い
花・種 黄色い花が咲きますが雌雄異株なので1株では結実しません
日照量 日光を好みますが耐陰性もあるため室内でも育ちます
温度 低温には弱いので5℃以下にならないようにします
湿度 多湿を好みますが根腐れしないよう水はけの良い土を使います
花言葉 あなたを見守る

テーブルヤシが好む環境

大きくなったテーブルヤシの鉢植え。しかし、ヤシ科にしてはテーブルヤシは小さい

日当たりと置き場所

テーブルヤシは日当たりを好みますが葉焼けを防止するため直射日光を当てないようにします。

屋内で育てる場合

テーブルヤシには耐陰性があるため屋内でも育てることができます。

玄関やトイレなど、やや暗めの場所にも置くことができます。ただし、日光を好むためなるべく日当たりの良い場所に置くようにしましょう。

室内で管理していても直射日光を当てると葉焼けを起こす可能性があるので、レースのカーテン越し程度の優しい光を当ててください。

室内に置く場合、エアコンなどの風が直接当たると葉が傷んでしまうため置き場所には注意が必要です。

屋外で育てる場合

テーブルヤシは日光を好むため、春から秋にかけては屋外でも育てることができます。

ただし、直射日光が当たると葉焼けを起こして変色してしまうため、環境に合わせて30%〜50%の遮光をしてください。遮光ネットや寒冷紗を使うと簡単に遮光ができます。

霜がつかない5℃以上の環境であれば冬場でも屋外で育ちますが、美しい葉を保つためには室内へ移動するのが無難です。

温度・湿度

テーブルヤシは高温に強い植物ですが、寒さには弱いため5℃以上を保つようにします。ベランダなどの屋外で育てている場合は、外気が10℃を下回ってきたら室内へ取り込んでください。

また、多湿を好む性質がありますが土の過湿は避けましょう。冬に水を与えすぎたり水はけの悪い土を使用したりすると根腐れを起こしてしまいます。

なるべく水はけの良い用土を使用し、冬場は土を乾燥気味に保つようにしましょう。

用土

テーブルヤシは湿度の高い環境を好みますが、根腐れを防止するため用土には水はけの良い土を使用します。

初心者であれば市販されている観葉植物用の培養土を使用するのが最も簡単な方法です。

自分でブレンドする場合は、赤玉土(小粒)6:腐葉土4、もしくは赤玉土(小粒)7:腐葉土2:パーライト1などの割合で配合するとよいでしょう。

コバエ対策として、土の表面を赤玉土や鹿沼土、化粧砂など無機質の土で覆うと効果的です。

テーブルヤシを上手に育てるコツ

水やり

テーブルヤシの水やりの量やタイミングは季節によって変える必要があります。

春から秋の成長期には土の表面が白っぽく乾いてきたらたっぷりの水を与えます。鉢の底から水が流れ出るくらいの量が目安です。

テーブルヤシは気温が10℃を下回ると成長がゆるやかになります。水をあまり必要としなくなるため、土の表面が乾燥してから2〜3日後に水を与える程度に回数を減らしてください。

葉先が茶色く枯れてきたら水不足のサインです。植物の状態をよく観察して水やりのタイミングを計りましょう。

葉水

葉水は葉の乾燥を防止するのに加え害虫の予防にも効果があります。霧吹きなどで毎日1回は葉の表裏に水を吹きかけるようにしましょう。

葉にホコリが溜まると光合成の妨げになるので、溜まったホコリは葉水の際に濡らしたティッシュペーパーなどで拭いてください。テーブルヤシは葉数が多くホコリが積もりやすい植物です。

葉の表面を艶やかに保つ葉水には、植物の見栄えをよくする働きもあります。

肥料の与え方

テーブルヤシは肥料がなくても成長しますが、大きくしたい場合は肥料を与えるとよいでしょう。

春から秋にかけての成長期に、規定の濃度に薄めた液体肥料を水やりの代わりに10日に1回のペースで与えます。固形の緩効性肥料の場合は2か月に1度、株元から少し離れた土の上へ置いてください。

ただし、成長がゆるやかになる冬の期間や鉢植えからしばらくの間は、栄養過多になるため肥料を与える必要はありません。

テーブルヤシの選び方

テーブルヤシを購入する際は害虫がついていないか、病気にかかっていないか必ず確認しましょう。

ハダニやアブラムシなどが付着している株を選んでしまうと、テーブルヤシが弱ってしまったり他の植物へ移ったりする可能性があります。

葉が大きく艶があり、茎がしっかりしている株を購入するようにしてください。

テーブルヤシの増やし方

テーブルヤシは、株分けで増やすことができます。

株分けとは、親株の根を切り分けて2つ以上の株に増やす方法です。

テーブルヤシは購入した時からいくつかの株が一緒に植えられていることが多いので、株分けによって増やすことが可能です。また、植物を大きくしたくない時にも株を分けることでコンパクトになるため便利な方法です。

株分けをする際は、まず鉢からテーブルヤシを抜き出して古い土を落としましょう。できるだけ根を傷つけないよう手でほぐしながら、数本の茎のまとまりになるよう株を分けてください。根が固い場合はナイフなどを使って切れ目を入れます。

それぞれの株を新しい鉢に植え替えて、水をたっぷりと与えれば完了です。

テーブルヤシの植え替え

テーブルヤシは成長が遅いため頻繁に植え替えする必要はありませんが、根詰まりを予防するためには2〜3年に1回を目安に植え替えをおこなうのが望ましいです。

また、100円ショップや園芸店で株を購入した直後や、鉢の底から根が出ている時、水の吸収が悪くなった時なども植え替えのタイミングです。

テーブルヤシ植え替えの手順は以下の通りです。

  1. 一回り大きな鉢の底穴に鉢底ネットと鉢底石を敷く
  2. 清潔な土を鉢の1/3程度まで入れる
  3. テーブルヤシを鉢から引き抜き古い土を落とす
  4. 鉢の中央にテーブルヤシを置いて土を追加する
  5. たっぷりと水やりをして風の当たらない半日陰で管理する

テーブルヤシの植え替えの適期は生育期に入る5〜6頃です。

病気・害虫

テーブルヤシがかかる病気として目立ったものは特にありません。

しかし、直射日光による葉焼けや肥料切れが原因となって葉が黄ばんでしまうことがあります。黄ばんだ葉は取り除き、適切な環境で管理するようにしましょう。

テーブルヤシに付きやすい害虫にはハダニやカイガラムシがいます。

ハダニは白い粉のような虫で、高温かつ乾燥する環境を好んで発生します。ハダニを発見したら霧吹きや粘着テープなどで取り除いてください。葉水をおこない空気中の湿度を高く保つことで予防ができます。

風通しが悪いとカイガラムシが発生しやすくなります。幼虫であれば殺虫剤を使って駆除できますが、成虫すると薬剤が効きにくいため歯ブラシなどでこすり落とす必要があります。

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