ゴムの木の育て方

観葉植物

ゴムの木(ゴムノキ)は大きく艶々の綺麗な葉をつける観葉植物です。ゴムの木は大型の植物でお部屋のインテリアとしても人気です。

このページではゴムの木を上手に育てるポイントをご紹介しています。

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ゴムの木の特徴

ゴムの木は熱帯アジアを原産とするクワ科フィカス属の常緑高木です。

ゴムの木には様々な種類がありますが、観葉植物として一般的なのはインドゴムノキという品種です。

温暖な地域で自生するインドゴムノキは高さ30m近くになることもあります。耐陰性があり強健で、寒さにも比較的強いため育てやすい観葉植物として古くから人気です。

インドゴムノキの他にも、美しい葉脈が印象的なベンガレンシスや黄色と緑色のコントラストが鮮やかなアルテシーマなど、フィカス属に分類される品種は豊富にあります。

ゴムの木は肉厚で艶のある大きな楕円形の葉と個性的な樹形が特徴です。家庭だけでなくオフィスやインテリアショップなどにも飾られているおしゃれな植物です。

基本データ

難易度 初心者向け
価格 6,000円〜30,000円(8号サイズ)
成長速度 早い
花・種 成熟した株につく花嚢の内側に花を咲かせます
日照量 日光を好みますが耐陰性があるため室内でも育ちます
温度 高温には強いですが冬は5℃以上を保つようにします
湿度 多湿を好みますが土の過湿は根腐れの原因になります
花言葉 永久の幸せ

ゴムの木が好む環境

ゴムの木の種類、斑入りデコラゴムノキ。葉に不規則に斑が入る
斑入りデコラゴムノキ

日当たりと置き場所

ゴムの木は日当たりを好みますが直射日光による葉焼けには注意してください。

屋内で育てる場合

ゴムの木は耐陰性があるため室内でも育ちますが、日光を好むため年間を通して日当たりのよい場所に置きましょう。明るい場所で育てると葉が斜上してきれいな樹形になります。

ただし、直射日光を当てると葉焼けを起こしてしまうためレースのカーテン越し程度の光を当ててください。

葉が乾燥しすぎると落葉の原因になるので、冷暖房の風が直接当たらない場所に置くようにしましょう。

屋外で育てる場合

ゴムの木は春から秋かけて屋外で育てることができます。

屋外は直射日光が当たりやすいため葉焼けを起こす可能性があります。遮光ネットや寒冷紗を使用して30%~50%の遮光をしましょう。遮光率は育てる環境の日当たりに合わせて調整してください。

ゴムの木は暑さ強いものの高温になると葉焼けが起きやすくなるので、40℃を上回る場合は日陰に移しましょう。

温度・湿度

ゴムの木は暑さに強く寒さにも耐えられる植物ですが、気温が低すぎると落葉の原因になるため5℃以上を保つようにしてください。

気温が15℃前後になると成長が緩やかになります。屋外で育てる場合は15℃を下回り始めたら室内に取り込みましょう。

ゴムの木は湿った環境を好みますが、土の過湿は根腐れを引き起こすので水はけの良い用土を使用してください。

用土

ゴムの木を植える際は根腐れを防止するため水はけの良い用土を使用します。

初心者であれば市販されている観葉植物用の土を用いてもよいでしょう。

自分で配合する場合は赤玉土(小粒)6:腐葉土3:川砂1、赤玉土(小粒)5:腐葉土3:軽石(小粒)2などの割合でブレンドします。

コバエ対策として、土の表面を赤玉土や化粧砂、鹿沼土などの無機質の用土で覆うと効果的です。

ゴムの木を上手に育てるコツ

水やり

ゴムの木は季節や気温によって水やりの量やタイミングを変える必要があります。

春から秋にかけての生育期には土の表面が乾燥したら水をたっぷり与えましょう。鉢の底から水が少し染み出す程度の量が目安です。

夏場は日中に水やりをすると土の中で根が煮えてしまう可能性があるため、朝や夕方以降の涼しい時間帯に水を与えてください。

冬の寒い期間はゴムの木の成長が緩慢になるため、土の表面が乾いてから2~3日後に水やりをします。

葉水

葉水は葉の乾燥を防ぐほか害虫を予防するのにも役立つので、なるべく毎日1回は霧吹きなどで水を吹きかけましょう。

ゴムの木は葉が大きくホコリが積もりやすい植物です。光合成の妨げになるため、ホコリが積もっていたら葉水の際に濡らしたティッシュペーパーやハンディモップで拭き取るようにしてください。

葉水には葉の表面を艶やかにするなど植物の見栄えを良くする効果もあります。

肥料の与え方

肥料はゴムの木の生育期である春から秋にかけて与えます。固形の緩効性肥料の場合は1か月に1回を目安に株元から離れた土の上に置いてください。

液体肥料を使う場合は、適切な濃度に薄めたものを10日に1回のペースで与えるようにします。

ただし、成長が緩慢になる冬場や鉢植えから間もない時期には、栄養過多となるため肥料は不要です。

また、鉢の大きさや肥料の種類によって与える量が異なるので注意しましょう。

ゴムの木の選び方

ゴムの木を選ぶ際には害虫が付いていないか必ず確認してください。

害虫が付着していると購入後に株が弱ってしまったり、他の植物に被害が及んだりする可能性があります。

購入する時は葉の数が多く艶があり、健康的な株を選ぶようにしましょう。

ゴムの木の増やし方

花瓶に挿したゴムノキ。ゴムの木は挿し木で増やす事ができる。

ゴムの木は挿し木や取り木で増やすことができます。

挿し木で増やす場合、丈夫な枝を10cmほど切り取って切り口の樹液を洗い流します。切り口を斜めにカットして水に浸したら、下のほうの葉を全て取り除き、残りの葉は半分に切り落とします。

枝の長さ1/2程度を赤玉土などの挿し木用の土に挿し、こまめに水やりをしながら明るい日陰で管理してください。

ゴムの木の取り木は、枝の一部をナイフで傷つけ皮を剥ぎ、根を出して数を増やす方法です。皮を剥いだ部分に水苔を巻きつけ、ビニールを覆い湿った状態を保ちます。

発根をしたらビニールと水苔を取り除き、枝を切り離して新しい鉢に植え付ければ完了です。

挿し木や取り木のタイミングは5~7月が最も適しています。

ゴムの木の植え替え

ゴムの木は生育が旺盛なので、放置すると鉢に根がまわって根詰まりを起こしてしまいます。根詰まりは落葉や根腐れの原因にもなるため、1~2年に1度のペースで植え替えをしましょう。

また、根が鉢の底から出てきたり上手く水が染み込まなかったりした時も植え替えのサインです。

ゴムの木の植え替えの手順は以下の通りです。

  1. 一回り大きな鉢に鉢底ネットと鉢底石を敷く
  2. 清潔な土を鉢の1/3程度まで入れる
  3. ゴムの木を鉢から抜き取って根をほぐしながら土を落とす
  4. 鉢の中央へゴムの木を置き、土を追加する
  5. たっぷりの水を与え、落ち着くまで明るい日陰で管理する

植え替えの時期はゴムの木の成育期である5~9月が適しています。

病気・害虫

ゴムの木がかかる病気には炭疽病が挙げられます。

炭疽病にかかると灰色や黒ずんだ斑点が葉や茎に現れて穴が開き、進行すると株が枯れてしまいます。

炭疽病はカビ菌を原因とするため、風通しのよい場所に置くことで予防することができます。発症した箇所は早めに切除し、感染を防ぐため焼却処分をするのが望ましいです。

ゴムの木に付きやすい害虫はハダニやアブラムシ、カイガラムシなどです。

害虫が付着すると養分が吸汁されて株が弱ってしまうので、発見したらすぐに霧吹きや粘着テープなどで取り除いてください。被害が大きい場合は薬剤を吹きかけて駆除します。

カイガラムシは成虫になると殺虫剤が効きにくいため歯ブラシなどでこすり落としましょう。

ゴムの木の毒性や危険性について

ゴムの木の樹液に直接触れると、体質によってはかぶれてしまうことがあります。

ゴムの木の樹液は乳液とも呼ばれ、乳白色をしています。この乳液はゴムの原料となるため、ゴムアレルギーの人はとくに触れないよう注意してください。

剪定時には軍手やゴム手袋を使用し、樹液が皮膚に直接つかないようにしましょう。衣服に着くと落ちにくいためエプロンなどを身につけると安心です。

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