サンチュの育て方

野菜

焼き肉でお馴染みの野菜、サンチュの育て方を解説しているページです。

サンチュは焼肉を巻いて食べるというのが一般的な利用方法で、クセも無くシャキシャキと食感も良いのでお肉との相性が抜群な葉物野菜です。サンチュはスーパー等にも並び、ハウス栽培もされているので年中手に入りますが結構高い野菜です。

しかし、サンチュは家庭菜園でも簡単に栽培する事も出来るので、このページではサンチュを育てるポイント等をご紹介していきます。

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サンチュの特徴

サンチュはキク科アキノノゲシ属の植物で、カキチシャや包菜(ほうさい)とよばれるリーフレタスの仲間です。サンチュは中国、イラン、イラクあたりの原産地説があります。

手軽に種を植えて育てる事が出来るので、初心者でも育てやすい野菜になります。

徐々に栽培しながら外葉を収穫していく方法なので、長く収穫を楽しめます。

葉が大きいので焼肉を包んで食べる方法はおなじみですが、刻んでみそ汁に加えたり、炒め物にしてもおいしいです。βカロテンや鉄分・ビタミンC等、レタスよりも栄養価が高いので、積極的に食卓に取り入れたい野菜の一つになります。

また、レタス類を切った際に出てくる白い液体(別名:乳草、チシャと呼ばれる由来にもなっている液体)には精神を安定させ安眠作用も期待できるラクッコピコリンという成分も含まれています。

基本データ

難易度 簡単
流通名 サンチュ
成長速度 種を植えてから3か月程度で収穫
花・種 黄色い菊の様な花を咲かせ、白っぽい細長い種がとれます
日照量 日なた
温度 15℃~20℃
湿度 多湿を嫌う
花言葉 明るい未来、陽気なこころ、爽やかな人生(リーフレタスの花言葉)

サンチュが好む環境

サンチュはプランター栽培も出来る
サンチュはプランター栽培も出来る

日当たりと植えるのに適した場所

地植えで栽培する場合、サンチュは日なたを好みますので、日当たりの良い風通しの良い場所を選んで植えるのも良いでしょう。

もしくは日なたの場所にすでに他の野菜を育てているという場合は半日陰でも育ちます。

レタス類は日当たりはある程度大事なのですが、日が当たりすぎている環境で葉が硬くなったり、とう立ちしやすくなる場合もあります。

植える場所と日照時間で違いが出てきますので、考慮して場所を探してみてください。夜間に外灯が当たりすぎる場所も葉の硬さや塔立ちに関係してくるので避けましょう。

リーフレタスの仲間という事もあり、キク科の連作障害は考えられますので、同じ場所に植える際は1年~2年間を空けてください。同じくキク科のサラダ菜、玉レタス、ごぼう、春菊の後に植えるのも避けた方が良いでしょう。

ベランダでプランター栽培を行う場合も地植え同様に、日当たりがよく風通しが良い置き場所を選んであげてください。

温度・湿度

サンチュの生育に適した温度は15℃~20℃で、若干涼しめの温度です。

そのため、2月から3月に種まきをして5月、6月に収穫する春まき方法と、9月あたりに種まきをして10月、11月に収穫するという秋まきのタイミングがあります。夏場の暑さは苦手なので避けましょう。

春まきだと虫が発生しやすい、塔立ちしやすいといった傾向もありますので、すじしくなってから育てる秋まきの方がおすすめです。病虫害の原因にもなりやすく多湿状態を嫌うので、乾燥気味に育ててください。

用土

サンチュは酸性の土壌は苦手とするので、中和しておく必要があります。植える予定の2週間前に石灰を混ぜ込んで良く耕しておきます。

1週間前に堆肥と元肥を混ぜ込み、良く耕して畝を作ります。地熱を上げる目的や、雨が降った際の泥はねを避けるといった目的でマルチシートをはるのもおすすめです。

ベランダでプランター栽培を行う場合は、市販の野菜用培養土を購入して使用するのが便利です。

プランターは40㎝位の小型でも大丈夫ですし、標準的な65㎝の大きさのプランターでも構いません。水はけを良くするために底部分に底石を敷くか、赤玉土の中玉や大玉を使用して底に敷きましょう。

サンチュを上手に育てるコツ

サンチュの花1
サンチュの花
サンチュの花2

水やり

サンチュは種をまいた後に発芽するまでは乾燥しない様に水やりをしてください。

好光性種子という事もあり、土を軽くしかかぶせません。水やりの際に種が流れない様に霧吹きやシャワー状のじょうろを使って与えましょう。

ある程度育ったら地植えの場合は降雨だけでもある程度育ちますので、雨が降らない日が続いた場合は様子を見つつ水やりをしてください。

プランター栽培をしている場合は、土の表面が乾燥したのを確認してから水やりをしましょう。タイミングは朝がおすすめです。

肥料の与え方

サンチュはある程度元肥をしっかりと混ぜ込む事で元気に育ちますが、これまで勢い良く育っていたのに成長の勢いが弱くなっていると感じたり、以前より葉の色が薄くなってきたと感じた場合は、植えてから3週間経過したあたりや1か月経過したあたりで追肥を与えます。

化成肥料を与えて土寄せをしてあげてください。

収穫が始まると外側の葉から徐々に収穫していきますので、様子を見つつ3週間おき程度で追肥をすると葉の成長も良くなり、長く収穫を楽しめます。

冬越し

サンチュは寒さにもある程度強い傾向がありますので、管理の仕方によっては冬も栽培を続ける事が出来ます。

2月ごろから春まき用の種まきを行いますが、種の発芽条件は15℃以上のため、15℃以下の環境での発芽は難しいので、温度調整をしつつ種まきを行います。

発芽から1ヶ月経過した苗はある程度寒さに強いので、トンネル栽培や敷きわらを使用する事で冬時期でも枯れずに管理できます。

春になると日照時間が延び、塔立ちしやすくなりますので、種とり用以外は早めに収穫を終了させ、春にまた栽培して収穫を楽しみましょう。

サンチュの選び方

サンチュは手軽に種まきをしてどんどん間引きをしながら育てていく方法がおすすめです。

種は100円ショップでも販売されている事が多いです。チマサンチュ、焼肉レタス、赤チマサンチュといった種が販売されています。

ホームセンターで苗を販売している事もありますので、苗から育てるという選択肢もあります。苗を購入する場合は、葉の色が濃いもの、病虫害による被害が無い元気な苗を選びましょう。

チマサンチュ(緑葉)

チマサンチュ(赤葉)

サンチュの増やし方

サンチュは種から簡単に増やすことが出来ます。

サンチュを育てて収穫していくうちに、トウ立ちしてきます。トウ立ちすると味が落ちるので種とり用にそのまま置いておきましょう。しばらくするとキク科の特徴的な黄色い花を咲かせ、しばらくすると種がとれます。3月や9月あたりに種まきをします。

ポイントは好光性種子なので発芽する時にある程度の光が必要です。種まきした後に5㎜位土をかぶせてください。

発芽するまで水やりをしていくと4~5日程度で発芽します。後は成長に合わせて間引きしつつ育てていきましょう。

サンチュの植え替え

サンチュを苗で育てている場合、本葉が4枚~5枚程度まで育ったものを植え替えします。ポットと同じ大きさの穴を掘り、根の周辺についている土ごと植えます。植え替えた後に水やりをしましょう。

種まきをして育てていた場合は間引きをしつつ育てます。最終的には本葉が5枚程度になる段階で葉が触れない様に間を空けましょう。株間が30㎝空く間隔で育ててください。

65㎝のプランター栽培の場合は2株にしておきましょう。株間が狭いまま育てると葉の育成が悪くなります。

病気・害虫

サンチュは元々、病害虫には強い方なので、管理しやすい野菜の一つです。風通しが良くて適度に日当たりがある環境で育てているのであれば元気に育ってくれます。

場合によってアブラムシやコナガ・ハモグリバエがつく事もありますので、見つけ次第駆除してください。ハモグリバエの被害に遭った際には、葉に白いうねった腺が入るのですぐにわかります。

もし、虫による被害の心配がある場合は、防虫ネットをかぶせて管理しても良いでしょう。

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