ヤマノイモの食べ方を紹介しているページです。
ヤマノイモ(山芋)は自然薯、長芋、大和芋の総称ですが、このページでは自然薯について説明しています。
ヤマノイモの基本データ(旬・食べ方や味)
味
美味とされるが環境に左右される
可食部
芋、ムカゴ
認知レベル
一般的に認知されている
名称 | ヤマノイモ(山芋) |
別名 | ジネンジョ、ヤマイモ |
分類 | ヤマノイモ科ヤマノイモ属 |
学名 | Dioscorea japonica |
原産地 | 日本 |
分布 | 本州、四国、九州 |
旬 | 9月~3月頃 |
食べ方 | ムカゴは炊き込みごはんや油いため、芋はとろろごはんや磯部揚げ、天ぷら等 |
自生場所 | 平地、山地の藪 |
オオバギボウシの旬
月 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
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旬 |
ヤマノイモの採り方
ムカゴは秋になると葉のわきについていますので採取可能です。 秋頃から冬にかけては芋の採取が出来ます。
地上部分が枯れてしまうと見つけにくくなるので、枯れる前に目印をつけておくとわかりやすいです。 イモは柔らかく折れやすいので折れない様に周辺を慎重に掘ります。根気が必要です。
ヤマノイモの味
ムカゴは塩ゆでにすると里芋の様な感覚で食べられますが、やや苦味があります。
イモ部分はクセが無いものの根狩りが強いのが特徴。 生食で固形状態だとサクサク、シャキシャキした感じで、すりおろしたものを加熱調理するとフワフワな食感を楽しめます。
ヤマノイモの下処理
ムカゴは下茹でをしてから調理してください。
イモは皮を厚めにむき、酢水に浸けておくとアクが抜けます。 酢水は水2カップに対し、酢大さじ1が目安。 20分ほど浸けてから調理に使用すると良いでしょう。
ヤマノイモの見分け方と特徴
特徴 | ヤマノイモは山間の藪の中に生えており、つるを使い他の植物や木に絡む様に生えています。気温が下がり寒い時になると地上部のつるは枯れ、土の中のイモだけの状態で冬を過ごします。 |
高さ | 100cm~200cm程度 |
花の形と色 | 雌雄異株で7月頃になると花被片は6個の小さな白い花を咲かせます。 |
果実・種子 | 種イモやむかごで増え、むかごは1㎝~2㎝程度の球状です。 |
葉 | 5㎝~10㎝程度の先が尖った心臓形の葉を対生でつけています。 |
茎 | 淡緑色の茎は他植物に絡みつき分岐しながら成長していきます。 |
似ている植物 | オニドコロ(毒)、ニガカシュウ(毒)、カエデドコロ(毒)、ナガイモ ※ナガイモ以外はイモ部分に苦みがあり、一般的には食用とされていませんので注意しましょう。 |
毒性・注意事項 | シュウ酸カルシウムが豊富なので、素手で調理をすると手がチクチクします。オニドコロの葉は互生で丸く緑色の花を咲かせむかごは作らない、ニガカシュウも円心形の葉で互生むかごをつけるが地下のイモは球形、カエデドコロは掌状の葉が互生につきむかごはつけず黄色い花を咲かせといった違いがあります。 |