道端でよく白やピンク色の花を咲かせている雑草、ハルジオンの食べ方を紹介しているページです。
ハルジオンは何処にでも生えるポピュラーな野草で、これまた同じような場所に自生し似たような花を付けるヒメジョンとしばしば混同される植物です。
ハルジオンの基本データ(旬・食べ方や味)
味
フキノトウのような独特の風味
可食部
若い葉、芽、花
認知レベル
雑草として扱われている
名称 | ハルジオン(春紫菀) |
別名 | ハルジョオン、ビンボウグサ、カンザシバナ |
分類 | キク科ムカシヨモギ属 |
学名 | Erigeron philadelphicus L |
原産地 | 北アメリカ |
分布 | 日本全国に分布 |
旬 | 3月~6月頃 |
食べ方 | 天ぷら、おひたし、和え物 等 |
自生場所 | 道端、空き地、土手、畑 等 |
ハルジオンの旬
月 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
旬 |
ハルジオンの採り方
花が咲く前あたりの春先に若芽や新葉を摘み取りましょう。茎は硬くなりやすいので手で簡単に折れる位の位置で採集します。
花はエディブルフラワーとしてサラダにも使えます。
ハルジオンの味
ハルジオンはキク科の植物なので、フキノトウの様な風味や苦みを感じる味。とはいえ雑草の中ではクセも少なく食べやすい方に分類されます。
苦みが気になる人は炒め物にすると良いでしょう。
ハルジオンの下処理
葉やつぼみ、花部分を天ぷらにする場合は特に下処理をする必要はないのでそのまま使用します。
おひたしやあえ物に使用する場合は、下茹でをして水にさらしておいたものを調理してください。
ハルジオンの見分け方と特徴
特徴 | ハルジオンは人気が少ない場所よりも人が住んでいるエリアに生えている傾向が多いです。冬はロゼット状の葉で越冬をしており、繁殖力、定着力が強いため群生しています。蕾の段階ではややうな垂れた見た目になるのが特徴の一つです |
高さ | 30cm~80cm程度 |
花の形と色 | 白やピンク色の舌状花の花を咲かせ、サイズはヒメジョオンよりも若干大きめです |
果実・種子 | 白い綿毛の付いた種をつけます |
葉 | 葉の根元部分がヒメジョオンに比べ、若干茎を取り囲むようについています |
茎 | ハルジオンは茎内部は空洞で、ヒメジョオンには芯があるのでそれで違いを見分ける事が出来ます |
似ている植物 | ヒメジョオン(同様に食用可) |
毒性・注意事項 | キク科の植物なので、キク科のアレルギーのある人は注意してください |
ハルジオンの花や葉、茎
ハルジオンとヒメジョンの違い、見分け方
ハルジオンに良く似た植物にヒメジョンという植物があります。どちらも食べられるので間違えて食べても問題は無いのですが、簡単な見分け方は下記になります。
- ハルジオンの花びらは糸状で、ヒメジョンの花はそれよりやや太い
- ハルジオンの花は4~7月頃に咲き、ヒメジョンの花は6~10月頃に咲く
- ハルジオンの茎は中が中空なのに対し、ヒメジョンの茎は綿のような物が詰まっている
ハルジオンが貧乏草と呼ばれる理由
ハルジオンには貧乏草という不名誉な別名で呼ばれる事もあります。
貧乏草と呼ばれる由来はいくつかあるようですが、下記の理由からそう呼ばれているそうです。
- ハルジオンの花を折ったり、摘んだりすると貧乏になってしまうと言われている
- どんな貧乏な家の庭にも生えるから
また、ヒメジョオンの特徴や食べ方等は下記ページに掲載しています。
【野草】ヒメジョオンの食べ方・旬や自生場所、特徴や見分け方などを解説
郊外から都市部まで様々な場所で花を咲かせている雑草、ヒメジョオンの食べ方を紹介しているページです。 ヒメジョオンは同じキク科の雑草のハルジオンとよく混同され、見た目や自生場所が似ているため間違われやすいです。ただし、両者はどちらも食用可な雑...